
AIで自動化する時、質を落とさないコツは何かとよく聞かれる。答えは、特別なテクニックではない。
Claudeプロジェクトの手順に、フローと判断基準を書き込んでおく。この手順書が、いわば秘伝のタレだ。
秘伝のタレとは何か
「1日1スタートアップ」では、アイデアの評価からLP制作まで、毎日同じ工程をAIと一緒に回している。この工程を回すたびに、判断基準やフローの改善点をClaudeプロジェクトの手順に書き足したり変更したりしている。
新しいテーマが来ても、この手順に流し込めば同じ品質で評価が返ってくる。テーマが変わっても、判断のブレが起きない。 手順をベースにしているので、AI チャット系の特徴である新しいチャットで会話を始めると今までの履歴がリセットされてしまうようなこともない。
これは高度な仕組みではなくただの手順書。ただし、実際に運用しながら磨き続けている手順書、という点が重要になる。
属人化していた判断が、テキストになる
これまでは、自分の頭の中に無意識にあった判断基準ややり方が、テキストとして蓄積されていく感覚がある。
「この競合がいる場合はLowにする」「このパターンは要注意」といった判断は、以前は経験や勘に頼っていた部分だった。それを言語化して手順に落とし込むと、AIに渡しても同じ判断ができるようになる。
逆に言えば、言語化できていない判断は、AIにうまく引き継げない。手順を書く作業そのものが、自分の判断基準を棚卸しする作業にもなっている。
秘伝のタレは、日々改善を重ねて進化中
一度書いたら終わりではなく日々運用しながら、つまずくたびに手順を直している。
評価基準が甘すぎて明らかに筋の悪いテーマを通してしまったら、基準を一行足す。逆に厳しすぎて良いテーマまで弾いてしまったら、条件を緩める。この調整を繰り返すことで、手順の精度が上がっていく。
秘伝のタレと同じで、現場の小さなトライアンドエラーから注ぎ足しながら熟成させていくイメージに近い。
手順書がAIとの共通言語になる
AIを使った自動化がうまくいくかどうかは、AIの性能以上に、この手順書の質に左右されている実感がある。
同じAIモデルを使っていても、手順書が曖昧なら結果もブレてイマイチなサービスができあがる。逆に、判断基準が明確に書かれていれば、誰が(何が)実行しても同じ品質の結果が返ってくる。
AIと長く付き合っていくなら、この秘伝のタレを育てることが、一番の投資先だと思っている。
この取り組みのスタート宣言はこちら → AIが来て、ひとりスタートアップが変わった。
前回のノウハウはこちら。→ 59テーマ評価して、LPまで進んだのは37.3%だった。
作っているサービスはこちらにまとめています。→ showcase.p1st.app
Xで毎日発信しています。→ @d_sea