AIでサービスを量産してわかった。テーマ設定だけは、AIに任せられない。


AIでサービスを量産してわかった。テーマ設定だけは、AIに任せられない。

1週間で10本のサービスLPを作った。早いものは1時間、かかっても1.5時間で公開まで持っていける。AIのおかげで、以前では考えられないスピードだ。

ただ、作り続けていくうちに気づいたことがある。AIがどれだけ優秀でも、最初の一手だけは自分が決めなければならない。それがテーマ設定だ。

AIに「良いテーマ」を聞いても、刺さらない

試したことがある。「どんなテーマを設定すると良いか」とAIに聞いてみた。

返ってくる答えは、それなりに筋が通っている。市場規模の話、ペインポイントの整理、競合との差別化。聞けば何でも答えてくれる。

でも、出てきたテーマで作ったサービスは、どこか薄かった。課題の度合いが低い。ソリューションがしょぼい。ユーザーにとってそんなに必要ではない。結果として、読んだ人に刺さらないものができあがる。

AI の評価結果も High にならない。

AI の評価結果がイマイチで自分が刺さらないと思ったものは捨てている。 全部が全部、公開してみればよいとは思っていないし、自分なりの基準や質でサービスは出したいと思っているので。

自分の経験から来たテーマは、AIの精度が上がる

転機は、自分が実際に見かけた経験をテーマにしたときだった。

「病院に行ったとき、医師の言ったことや薬の名前が全部覚えられなかった」。この実体験から Ukarte というサービスが生まれた。

この経験をAIに伝えてテーマにしたとき、出てくるものの質が明らかに違った。課題が具体的だから、AIも明確に返してくる。AI の評価結果も High。 これなら進められる。

ターゲットの言葉が自分の中にあるから、ビジョン・ターゲットユーザー・ソリューション価値に説得力が出る。LPの構成が、読む人の感情の動きに沿ったものになる。

AIは与えられた情報の精度に反応する。抽象的なインプットには抽象的なアウトプットを、具体的なインプットには具体的なアウトプットを返す。

テーマ設定で問うべき3つのこと

自分が今使っている問いはシンプルだ。

「自分はこれで困ったことがあるか」 経験がないテーマは、課題の解像度が上がらない。まずここを確認する。 困ったり気づいたことはメモに貯めておいて、AI の処理フローに流し込めるようにしている。

本当はテーマ設定まで AI に任せて自動化させたいのだけど、いまいち自分の求める質まで到達できないので、自分で課題を集めてメモするようにしている。

「その課題を1行で書けるか」 「〇〇な人が、△△できないでいる」という形で書けるかどうか。書けなければテーマが決まっていない。

「その言葉は、当事者が使う言葉か」 サービス提供者の言葉ではなく、困っている人が実際に使う言葉で書けているか。ここがズレると、LPを読んでも「自分のことだ」と思ってもらえない。

テーマ設定に時間をかける

1.5時間でLPが作れるとわかってから、むしろテーマ設定にフォーカスするようになった。より外の世界を観察するようになった。

ここが決まれば、残りはAIと30分で終わる。ここが曖昧なまま進むと、何度作り直しても薄いものしかできない。

AIを使う時代において、テーマ設定に費やす時間は削るべきコストではない。むしろ唯一、人間が本気で向き合うべき工程だと思っている。


この取り組みのスタート宣言はこちらに書いています。→ AIが来て、ひとりスタートアップが変わった。

作っているサービスはこちらにまとめています。→ showcase.p1st.app

Xで毎日発信しています。→ @d_sea

興味があれば是非見てもらえればです。

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