5/14 運動不足を少しでも解消しようと自転車でめぐる。
散歩すると結構人とすれ違うことがあり、すれ違うたびに若干の緊張が生じあまり気持ちよく過ごせない。 ならば自転車でちょっと遠出してみるかと思い立った。
Google Map でどこを目指そうか考え、それほど遠くない場所に幼少期を過ごした荻窪に行けることが分かった。 まずはそこに行ってみて後はその場で思いつくまま行ってみる。
相棒の自転車
買ってからかれこれ10年くらい経つか。タイヤは何度か変えたけどフレームとホイールはそのまま。
まずは荻窪へ
自宅から北上し、京王井の頭線 富士見ヶ丘駅を通過、更に北上し春日神社前、右手に宮前中学、隣に移設された母校の荻窪小学校を見ながら交差点まで進めば、南荻窪一丁目。
ここに父方の祖父母と一緒に住んでいた。幼稚園から小学校4年生三学期前まで。
祖父母が他界した後、その土地は売ってしまって今はもう他人の家が建っている。 家のあった場所まで行ってみて他人の家になっている場所でしばし止まる。道幅が当時の感覚の半分くらい。当時はその縮尺で生きていたんだなぁ。
幼稚園の頃、一緒に通っていた隣近所の家は今は誰が住んでいるかわからないが、杉並区の保護樹林に指定されている電線を超えるほどの高さの樹木が今もあった。
さすがに高すぎたのか上部が切られていた。草が茂っていて時の流れを感じる。祖父母が亡くなって15年はたっただろうか。
よく遊んだ公園へ
次にどこに行こうか。 小学校の頃、よく遊んだ公園に行ってみることにする。
確か、金網で囲われた空間があってそこでボール遊びしたなぁ。 確か夢中で遊んでいて夕方過ぎそうになって、慌てて帰った記憶がある。
到着すると、公園には親子連れや子ども同士がたくさんいた。 親子連れの子供は小学校の低学年以下くらいか。
公園内はあまりに混んでいたので、敷地には入らず周辺道路をゆっくり歩きつつ公園を眺める。こんな場所で遊んでたんだなぁ。
今は当時よりも混んでいる状態だろう。それだけ特殊な状況下なのだろう。
誰もいない公園
今いる場所からだと西荻窪駅代わりと近い。住宅地の一方通行が多い区域だからゆっくり走るのにはちょうど良さそう。
西に向かって進む。途中どんつきで左右に分かれるが右の折れて、駅に近づく。
西荻窪駅はあまり降り立ったことはないが、駅に近づくほど飲食店や人の流れも多くなってくる。思ったよりも栄えている。 これ以上、駅に近づくのは危ないと思い、駅周辺を通過し吉祥寺方面に進む。
中央線をくぐり線路の北側の住宅地に入った時に誰もいない公園を見かけたので入ってみる。
他の公園では親子や子どもたちで込み気味なのにこの公園には誰もいない。ギャップに違和感。
公園にある遊具を見て納得。遊具で遊ばせないようにしているのだ。
網がかかっていたり。
テープが貼ってあったり。
武蔵野市が行っているのか。世田谷区や杉並区は公園で遊べているので、自治体によって対応が異なるのだな。
しかし遊具で遊ぶのがOK/NGで対応が分かれているのは本来おかしい。 対策するウイルスは1つなので、対策も1パターンで良いはず。
自治体でぶれているということは、感染経路や感染の仕方が理解されていないことと、国として基準が示せていないことの現れだろう。
連日コロナウイルスの報道はされているが、基本的な どのように感染するのか 、 どのように対策すればよいのか が示されない。 「三蜜を避けましょう」くらいなもので、対策と呼べるものはない。
ニューヨーク在住の方がスーパーに買物に行く時には、肌の露出を避けるように帽子、フードを被り、手袋をし、玄関には帰ってきた際に着ているものをすぐ脱いで入れられる袋を用意。帰宅後はすぐにシャワーを浴びる。買ってきたものはアルコールで拭く。ここまでやっていた。
これは個々人が気づくことではなく、情報が提供されていることの現れ。日本はなんとなく危険な雰囲気だけで現実的な行動指針の提示がほとんどない、ニューヨークに比べれば対応が緩いと思わざるを得ない。
井の頭公園へ
しばらく誰もいない公園で涼んでから井の頭公園へ向かう。
南西の方へ進み吉祥寺駅周辺は避けて行く。
住宅地に入り、ちょうど京王井の頭線と井の頭公園敷地が交差するところに出る。
公園は人で溢れかえっていることも予想したが、井の頭線の東にある遊び場は思ったよりも少ない。公園内を西に進む。 池が見えてきた。ベンチはほぼ埋まっているが混んでいる感じはない。
よく見ると公園の利用は自粛してくださいとのボードがいくつか見かける。このせいでそれほど混んでいないのだろう。
池は普段にはボードがいくつも出ているが、1隻もいない。利用を禁止しているようだ。 そのせいか池の水面にはゴミと言うか汚れが溜まっていた。
普段はボートが水面を撹拌してくれるから汚れを隠していたのだな。
公園内をさらに進み南西にある陸上競技場を目指す。
陸上競技場は始めて来たが土のトラックで太陽の照りつけが暑そうだ。 トラックをジョギングしている人が多い。暑さのせいか木々の影の下をなるべく選んで走る人も多い。
暑い中マスクをして走るのは個人的には苦手だなぁ。
公園の南の端を目指して進む。小さい子を連れた親子連れ2人組が多い。
南の端には野球場もあり立派な木々も多い。このエリアは井の頭公園の池周辺のメインからは離れていて、人も少なめで木陰も多くゆっくりするには良い場所。
玉川上水沿いに帰る
井の頭公園の南の出口から玉川上水が近いのでそれ沿いに帰ることにする。
玉川上水に沿った歩道を進む。歩道のすぐ脇には住宅が並び、上水脇から生えている立派な木々が生えている。 玉川上水の北側は豊かな木陰に覆われるので、暖かい季節は気持ちよさそうだ。
コロナウイルスでリモートワーク主体になれば、駅チカである必要もなくなるので、ここら辺に住むのも良いなぁと思う。と思っていたら売物件が。思わず写真を取る。物件の詳細はわからじ。
更に進んでいくと上水脇の南側に勾配のある緑豊かな敷地が現れる。 Google Map でみるとどうやら法政大学中学高等学校の敷地がその先にあるようだ。法政大学の付属高校はこんなところにあったのか、今まで知らなかった。
敷地を見ながら東に進むと校門が現れた。
校門の柱に何やらガイドパネルが。
東京女子大学に寄贈されたものらしい。あれ?今は法政大学の付属学校に使われているってことは、東京女子大との関係は?東京女子大って今もあるから法政大学傘下だっけ?詳しい経緯はわからないけど、ちょっと想像力を刺激された。
ここら辺の玉川上水沿いは土でデコボコで砂利も多いので自転車を押しながら進む。
人見街道と交差するところから新しく舗装された道に出る。道幅が広く、今どきな歩行者と自転車のレーンが別れている。ようやくここから自転車に乗れる。 確かここは最近まで砂利道だった記憶がある。旧NHKグランド周辺の道路工事の一環なのだろう。
ここからは玉川上水から周辺の住宅までは距離があり、上水から生える木々もなくなるので、売物件あたりの環境のほうが良いな。
国学院久我山高校を遠目に見ながら、IWATSUの建物を見て進む。舗装されたきれいな道路。たけど玉川上水からは距離があるので自然を楽しみにくい。 ここら辺は何度も通ったことのある道路になる。旧NHKグランドまでついて後は南下して自宅着。
トータル15kmほどのサイクリングだったけど、色々刺激もありまた外へ出ようと思えた時間。