過ぎ去ったことはあまり覚えていないので、あとから振り返るためにも2019年をまとめてみる。
仕事
新規立ち上げWebアプリ開発マネジメント
2018年から引き続き2019年3月末まで。 知り合いの事業会社にて、就活生向けWebアプリ開発の開発マネジメント・プロジェクトマネジメントをやる。
2019年に入り開発体制を作り直したが、最初にジョインした昨年の開発会社は今までであった中でワーストだった。 本当に驚いたし信じられないことばかりだった。実在するレベルの底を知ったので、世の中を見る目がまたひとつ深まった感。
結果的にここで行ったプロジェクトマネジメントの手法がスクラムの考え方・手法と重なる点が多々あり、スクラムをより深く理解するきっかけになった。
4月頭〜8月中旬 仕事探し
結果的に4ヶ月間仕事がなくほぼ無収入だった。(Players1stの売上はあるがまだまだな状態)
今まで、パソナやパーソルキャリアの専門家派遣サービス(顧問派遣サービスとも言う)での実績があり、ちょうど同じような中小規模な仲介会社が出てきたので、いくつかに登録・面談して紹介パスを増やしてみた。
結果的に面談までに進んだ案件を紹介できたのは、パソナとパーソルキャリアの大手2社で残りの会社は音沙汰がなくなっている。
面談し案件を複数応募することにしたのにその後まったく連絡してこないことろや、最初に応募した案件はすでに募集していないなど言って釣りのようなことをしている会社もあり、質の面でだいぶ大手2社に劣る印象。この経験は別ポストでまとめたいところ。
音声入力システム技術課題調査
昔の上司にお仕事ないか聞いてみて、アルファ版を運用しているシステムの技術的課題の原因調査を行う仕事をいただく。 3ヶ月間。
システム構成がユニークで音声入力の部分は自分にとっては新しい経験になった。
やはりシステム開発経験者をいかにチームに取り込めるかが、システムやプロジェクトの質を決定づけるよなぁとあらためて実感。
AWS人材育成コンサルティング
9月から継続。 仲介会社からの案件で、AWS人材育成に対する総合的な施策策定・実行などすべての面でプロジェクトマネジメントを行っている。
最初は暗中模索だったが、だいぶ整理できて進んではいる。もう少し成果を出したいところ。
AWSインフラ設計構築アドバイザー
12月から継続。 仲介会社からの案件で、AWSを使ったインフラ設計のアドバイザー。
AWSはサービスも機能も増え、だいたい懸念になりそうなポイントを補う機能がすでに用意されている。 確実に弱点をなくす機能開発が進んでいることを実感する。
仕事編まとめ
現状の売上のほぼ全てを仲介会社からの案件でまかなっている。 現状は2案件あって売上規模には満足だが、この状況は安定性もなく仲介会社に依存しているのでなるべく減らしていきたい。
はやり自社の直販の売上を上げていく必要あり。
今までの実績が評価されて仲介会社から案件を紹介されている。年齢が上がったから説得力が出たのか、新しく取得してきた部分が積み重なって評価されているのかわからないが、今になって実績が評価されている感じ。
ただ、AWSのキーワードに引っかかる案件が多いのも事実で、AWSは10年ほど前の実績だが、今になってというか未だに注目ポイントになっているのが面白いところ。 AWSがコモディティ化するのに10年かかったということかもしれない。
新サービスチャレンジ
いくつかのサービスの取組みをやった。
- Players1stのターゲット拡大版。既存ユーザーに対する新サービス
- フットサル iOS アプリリリース
- フットサル Web 開発
- スプリントレビュー用サービスのプロトタイプ作成
- 3つのサービスアイデアの検証のためのインタビュー
趣味
英会話
はじめてスクール形式の英会話学校に通う。2月頭から7月中旬まで。 今までカフェでマンツーマン形式のみで10年以上前のことだったのでとても新鮮だった。途中講師が変わったけどマンツーマン。 緊張して話すことがなくなったが、自分のボキャブラリーのなさを痛感したり、なんとなく話を合わせてしまい本当に伝えたいことがぶれてしまったりした。
9月に受けたTOEICは今までのプラス15点。あまり効果がなかった。というよりTOEICのテストの癖を完全に忘れていてリーディングで効果的に点数が取れなかった。
TOEICで英語力を測るのは最後にして、TOEFLなどに変えていったほうがいいな。
フットサル
相変わらず定期的に蹴っている。最低週1回は蹴るように。これほど長く続いている趣味はないかも。
10月にはじめて肉離れを起こす。4週間ほどで治ったが、今も鈍い痛みが生じたりする。完全には元のようにひっつかないと言われていたので、これはしょうがないと思い、無理せずプレーするようになった。
学習
デザインシンキングとの出会い
新しいサービスづくりの手法として、
無我夢中スタートアップ => リーンスタートアップ => ランニングリーン とやってきて、いまいちうまくやれている感が得られていなかった。
Google の re:Work に出てきたデザイン思考に出会い、今はこれを実行している。
今までのリーンスタートアップにはソリューションの陳腐化を防ぐ方法がなく、つまらないものになる可能性もあったので、イノベーティブなソリューションを発想する方法としてデザイン思考は必須だと思うようになった。
12月に初めてワークショップに参加して、実践の経験ができた。これから頻度よく実行していきたいところ。
アートを取り入れる
STREAM人材などの言葉が出てきて、アートの要素をIT関連のサービスづくりにも適用できないか考えた。 そもそも自分の中にアートの要素を取り込まなければ新しい発想はできないと思い、美術館や写真館に行き意識的にアートに触れる時間を増やした。
作品を見たところではっきりした何かをつかめるわけではないが、作品を通した時代や背景によって作品の重みがずっと変わってくることを感じる。
「自由に創造する」 ことこそが重要なのだと気付かされる。
テクノロジー
新しいサービスを開発する際にあらたに学んだツールは以下。
- Swift : iOS App 用
- Firebase : Authentication/Firestore
- Vue.js
なかなか iOS App 開発 on Xcode は難解というか壁が多かった。 逆に Vue.js は Firestore と組み合わせて本当にスムーズにしかも気持ちよく開発することができる。
バックエンドが複雑なことをしなければ Vue.js + Firestore でサーバアプリ開発はいらなくなる世界になった思う。
セルフマネジメント
ひとりスクラム
複数のプロジェクトを一人でやっているので、どのプロジェクトをいつやるか判断がつきにくい状態で進めていた。
1週間のTODOスケジュールはあるが、気づいたら時間がたって進んでいなかったプロジェクトもあり、中期的なスケジューリングやタスク管理の必要性を感じた。
そこで、一人スクラムとして、スクラムの手法を取り入れてみた。今のところ良い感じで進んでいる。
具体的には、今取り組んでいるものをプロダクトバックログとして一覧にして、スプリントプランニングで2週間のスプリントでやるプロダクトバックログ(範囲と成果)を決め、スプリントバックログを作り見積る。 あとは粛々とスプリントバックログを1週間TODOスケジュールで実行していく。途中で変更が生じたり追加のタスクが生じたら、手を止めてスプリントレビューまでどこまでやるか修正する。
気まぐれで進めることもなくなったし、楽観的に入れ込んでしまうことも少なくなった。入れ込んでも間に合わずスプリントレビューで学習できた。
良い進め方となっているのでこのまま進めて成果を出していきたい。
まとめ
挙げてみると意外と色々やってきた。
それなりに濃密だし、新しく始めたこともありポジティブな印象。
2020年はこのポジティブさを発揮して自社サービスの売上を上げて行かねばな年にしたいところ。
そのためには、発想、検証、プロトタイプ、リリースまでやらねばなので、意外と時間がない。前半5ヶ月くらいで先にすすめるだけのサービスを見つけられるかがポイントになりそう。