東南アジアめぐり 一人旅 タイ編


タイ 東南アジアめぐり

1週間で3カ国を巡る旅に行ってきました

旅の目的は「アジアを知る」です。日本に比べアジア諸国のほうが成長率は高く、市場の広がるスピードと伸びしろが期待できます。

でも、どのくらいの勢いなのか、現状どの程度の段階なのかとか知りたくて、やっぱり直接見に行くしかないと思い行ってきました。

ビジネス目的なので、本当は視察ツアーみたいなものを最初探してみたのですが、あまりパッとしていなくて自分で好き勝手街を見ることにしました。

アジアと言っても今回はコンパクトに回れて行ったことのない場所である東南アジアにしました。

行った都市は各国の首都のみ。なるべくビジネス街や大型ショッピングモールに行ってそこでうごめく様子を見てきました。

  1. バンコク タイ
  2. ハノイ ベトナム
  3. クアラルンプール マレーシア

の順で、移動1日、滞在1日という感じで2日ほど各国に滞在。全1週間。短いですがいろいろ感じたりトラブルもあったりして経験値が上がりました。

では、1カ国目、タイのバンコクでのメモです。


バンコクの交通手段

バンコクの電車網はないに等しく幹線を走るのみ、MRTも一部のみ。移動はバスかタクシーになる。

列車

空港から列車を使ったが(空港から列車ホームまでが非常に分かりづらい)、いきなりカルチャーショックだった。 ローカル列車はガソリンエンジンで動いていた。とてもローカル、乗客の所得層も低い。

これから市場に売りに行こうとしているだろうおばちゃんたちは床に座り込み売り物の魚の入ったバケツをそばに置く。

タイ バンコク 列車

ちなみにホームも Google Map 上に示された場所にはなく、線路に人が出て列車が停まり乗り込むという、ワイルドな乗り方。きっぷを売っている場所もわからず、そのまま乗って降りて無賃乗車してしまった。どうすればよかったのか謎。

MRT(モノレール)は現地の若い人が利用。ローカル列車と対象的に洗練された雰囲気、乗客も同じように洗練されている気がする。

MRTが走っているエリアは一部のみ。モノレールの下に並走するように列車のレール。その脇に貧しい浮浪者のような掘っ立て小屋。バンコクの経済格差を象徴しているようにも見える。

タイ バンコク レール

バス

バスはハードル高かった。Google Map上の停留所がなかった。

現地の人はバスを使っている。まねしてバスに乗ってみたけど系統がいっぱいあって、しかも時刻表とか系統図とかないので、乗ってみたらぜんぜん違う系統で次の停留所で降ろされちゃった。

ちなみにバスの運賃の払い方は、車内に1人料金回収係のおばちゃんがいて、新しく乗ってきたお客はそのおばちゃんが回ってきた時に行き先を伝えてその料金を払う。おばちゃんは首から小銭入れと切手のようなチケットの入った箱をぶら下げていて、お金を受け取りチケットを渡す。

タクシー

タクシーは安い。ただ、観光客相手だとメーターを回さずにふっかける運転手もいる。初日のホテルまでのタクシーがそれだった。

Grab すごい

実質、移動手段がタクシーのみだったので、Grab は本当に助かった。 現地でインストールして、その場に来てもらってホテルまで事前に料金もわかる。来たのは普通のTOYOTAのRVの車。車も中もピカピカで新しい。街のボロさと対称的に車はピカピカで新しい。これで生活しているのだろう。

Grab がやっていることはUberと同じ。アプリの使い勝手も洗練されてシンプルですぐ使える。素晴らしい。

こっちの Grab の浸透率は本当に高くて、さすが Uber が東南アジア部門を売却した先だけのことはある。つまり、Uber が勝負を仕掛けたけど Grab をひっくり返すことはできないと判断して撤退した。それくら Grab は現地に浸透している。

こっちのタクシーはカーナビ付けてない。なんでだろう。Grabのドライバーはスマホのナビを使っていた。

スマホみんな持っている

iPhone結構持っている。こっちだと日本円に換算すると9万円くらいして日本より高い。

ファッションや見た目はそれほど気を使っていない印象。 一番高いのがスマホなのは日本の若者も同じか。

ネット環境

フリーWiFi 使えるところ少ない。

街中で地図調べるなら、空港出てすぐにプリペイドSIM買うのが必須。3日間のみはとても安かった。その場でスタッフがスマホに入れてセットアップしてくれる。

建物

建物のボロさに比べて車の新しさ綺麗さ、ガソリンスタンドの立派さが目立った。

セブンイレブンたくさんある。街中にいくつも。

自炊の文化がないから道端に朝から屋台がでる。結構夜遅くまでいるので到着した日の夜遅くに食べれた。

王室の建物は非常に立派。敷地内はアメリカかと思われるような立派な建物と車、広々とした芝生の敷地、レイアウトと空間だった。

立派な感じ満載 #バンコク #東南アジア巡り

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言葉

英語話せない人多い。基本タイ語、看板もタイ語、タイ語が読めないと暮らすの難しい。

空港まで早朝にタクシーで移動したくて Grab で予約した時にタクシーの運転手が電話をかけてきたけど、タイ語で全くわからず。その後に Grab のサポートセンターから電話がかかってきて英語で会話できた。この点も Grab すごい。

アソークに行ってみた

アソーク(地区の名前)は高層マンション、オフィスビルがいくつかある。 しかし、その脇にトタン屋根の屋台があったりして貧富の差がそのままこの場所で現れている。浮浪者のようなハリボテの家だった。

道路を1つ隔てた場所にビジネスビルとトタン屋根の家が共存する

日本なら所得に応じて家賃が変動するので同じ地域に同じ所得層が集まりやすいが、タイは住民登録や住宅管理が行き届いていないのだろう。

SHOW DC ショッピングモール

アソークの駅から徒歩10分ちょっとのところにSHOW DCという新しい大型ショッピングモールがある。6フロアあって非常に広い。

タイ バンコク SHOW DC

日曜日に行ってみたが人が少ない。店が撤退して空きテナントになっている。観光客も意識した場所なのにこれでは失望してしまう。実際トリップアドバイザーのレビューは低い。これでは買い物しない。

タイ自体が経済を回すことに失敗しているのではと思われる場所だった。

まとめ

思ったよりもバンコクは都会的ではなかった。

確かに高層ビルやきれいな建物などあるが、貧しい人たちの住んでいる様子もよく目にしたし、その方が一般的とも思えた。 所得格差が激しく、王室含め上位のほんの一部の人が富を得ているかもしれない。

やっぱり列車含めインフラがイマイチだと経済が発展できていない感じがする。電線が制御できてなくてカオスになっていたり、大量の排気ガス、住所区画、無賃乗車可能な列車、冷房がなく窓全開のバスなどなど。

こういったものがちょっとずつでも豊かになっていかない限りはタイの経済発展は難しいかなという気がした。


次回は2カ国目、ベトナム ハノイです。

ちなみにベトナムへ移動するためバンコクの空港に向かうタクシーの中でスマホを忘れました(泣)

短パンのポケットに入れて座っていたらスルッと落ちてしまったのね。 ということでスマホロスト。どうする今後!というところで後日。

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