ちょっとだけスタートアップらしいこと始めました。 どちらかと言うと、オフィスが自宅問題を解消!の方が強いけど。
実は選考に合格して今年2017年7月から TECH PAAK LAB 10期生として、渋谷のアップルストアのビルの6階に時々います。
TECH LAB PAAK
リクルートが運営しているオープンイノベーションスペース
ビジネス、社会的取り組み、研究などの分野、また会社・団体・個人を問わず、 この社会をよくするイノベーションの創造を応援していきます。
場所はアップルストア渋谷と同じビル。6階がコワーキングスペース、7階がプロジェクトタイプのメンバーが使えるスペースとミーティングルームが2部屋。
時々、アップルマークのTシャツを着たスタッフらしき人たちとエレベーターで遭遇する。
メンバーになると、コワーキングスペースの利用、メンター・イベントなどの参加、パートナー企業の特典が受けられる。
期間は6ヶ月。
リクルートの社員やスタッフの方々が結構な人数関わっているみたい。合計すると10名以上はいらっしゃるかな。
応募理由
いくつかあるけど、以下のような感じ。
- 外部の刺激が欲しい。同じ立場のサービスを作る人たちはどうやっているのかを知る。
- オフィスらしいところ、作業場所がほしい。ミーティングルームがほしい。
- Players1st に対するレビューを得る
会社の登記場所は自宅&チームメンバーとはオンライン・リモートワークなので、どうしても自宅にこもってしまいがちだった。もっと外に出て刺激を得ないとまずいかなと思っていた。
選考までの経緯
- Webから応募
- 書類審査通過
- 面接実施
- 合格通知メールで来る
「社会課題解決」のキーワードがあったので Players1st の方向性と一致していると思ったので、行けると思った。サービスのトラクションもちょうど面接時には出ていたので、合格にはそれなりの自信はあった。
同期の動向
キックオフの集まりがあった時に同じ10期のメンバーややっていることを知ることができた。 18組らしい。合格倍率は不明。
やっていることを聞くと、結構色々な形態・現状であることがわかった。多様性を感じた。 形態としては、大学発もあるし、仕事の課題発見から派生したもの、会社同僚でチーム作って辞めたなどなど。 リリースしている、プロトタイプはできているし、これからやること決めると状況も様々。
純粋なスタートアップにはならなそうな例の方が多いかも。その方が良いとは思う。投資を受けること前提に収まらない状態のプロジェクトの受け皿になっているのがTECH LAB PAAKなのかもしれない。
感想としては、課題を明確にしているのサービスが多かったのが印象的かなぁ。 逆に思いつきだけでサービス概要を固めているケースはすごく少なかったと思う。 課題をはっきり把握できていれば、次はソリューションがターゲットにフィットするかどうかなので、課題の提示ができているチームはすでに土台ができている印象。
あとは、VR、AI、ブロックチェーンとか流行りなキーワードが説明あったけど、それがどの程度ユーザーにとって的確なソリューションになるのかは不明。3年も経てばそれらのキーワードは消えるので、その時に一緒に消えないことが重要。
検証前にリスクをとる懸念
しかし、これから何をするかは不明だけどチーム作ってみんなで辞めました。ってのはなかなか思い切ったというかリスク取ったなぁと思う。面接では何を話してどうやってアピールしたんだろう。
自分もその口で行ってスタートアップしてしまったのたけど、今なら会社にいながらサービスの検証をするのが理想的だと思う。
自己資金の蓄え = 作るまでのリソース
になるとなかなかつらい。サービスの検証できなければエンジェルも資金出しづらい。
今どきのリーンスタートアップの手法で言えば、
- ターゲッティング
- 課題の検証
- ソリューションの検証
- プロトタイプ開発・検証
- 本サービス開発
- プロモーション
- ローンチ
というステップを踏むけど、きっとはじめてのスタートアップな人たちにとってはトータルの時間は思ったよりも長いと思う。さらに、リーンスタートアップ的には検証して確認できなければ、もう一回そのステップを行うのでさらに時間がかかる。
いつ終わるかわからない手法だから、時間がかかることを担保する状態にしておくのが理想と思っている。
ただ、会社に勤めていると他のことをやる時間が取れなかったのから、環境を変えるために思い切って辞めてしまったのかもしれない。それだけサラリーマンは忙しいのだなぁなどと思ったりもする。
1ヶ月TECH LAB PAAKを使った感じ
定期的にイベントは開催されているけど、メンターは今のところ使っていない。VC系の人たちが相手のものがほとんどなので、今は投資を受けることよりトラクションを増やすことにフォーカスしているので、タイミングを考えるとまだ先だと思っている。
インキュベーションプログラムぽくない。特に何かに強制的に参加させられるようなことはない。多分最後の6ヶ月後の成果発表会だけかな。
会議室が異様に寒かった。
作業スペースはまぁまぁ。家で集中できないと思った時は使うようにする。ひとり用チェアにテーブルが付いている席を使うのが最近の傾向。
メンバー間のつながりのあるコワーキングスペース、緩めのインキュベーション施設。という印象で、今自分が求めている場所としてはちょうど良い。
(いれば)いつでもゲスト歓迎
アップルストア渋谷あたりに来たら連絡してみてください。いるかもしれません。
ゲストは2時間までコワーキングスペースで作業できます。私が基本一緒にそばにいる必要があるけど。 Wi-Fiあり、お菓子、飲み物がタダでゲット。