2016年末に会社のキャッシュが尽きてサバイバルをしなくてはいけない状況になったので、家に次ぐ2番めに大きい資産である車を売って生活費にする事を考えた。
とりあえず今の車がいくらで売れるのか手っ取り早く知りたかったので、ネット査定サイトをいくつか使ってみた。
結局どのサイトも査定金額がわからない仕組みだったので、ムダな時間になってしまった。使ってみようかなと思う方の参考になればと思い体験談を書いてみる。
査定対象の車スペック
- メーカー : ホンダ
- 車 種 : ヴェゼル
- 年 式 : 平成26(2014)年
- グレード : ハイブリッドZ
- 車 体 色: ブルー系
- 次回車検 : 平成29(2017)年7月
- 走行距離 : 10000km
使ってみたネット車査定サービス
ナビクルはラジオでもよく宣伝していたので使ってみることにした。
金額を提示したサービス
Goo買取のみ。買取相場価格を提示。
提示金額 : 165.6万円
ナビクルとアップルは近所の提携買取店に紹介して、それぞれの買取店から車を見せてくださいという営業メールをしつこく送られてくるだけだった。
ネット査定ではなく、買取業者仲介サービスだった
期待していたのは車の画像や状態などの情報を提供して査定金額が提示されることだった。
提示される金額はあくまで相場の価格で、結局参考にならない。
タチが悪いと思ったのは、サービス自体は査定をしようとせず、後ろにぶら下がっている買取業者へ良いカモとして営業対象にされてしまっていたこと。
ナビルクからの業者はなかなかメールがしつこかった。車を持ってきて欲しいやら会わせてください、日時を提示してほしいなど無視してても何度か送られてくる。金額を提示した業者は1つもなかった。
リアルで個々の業者に会うのがわずらわしいから使ってみたので、これでは結果的に同じでなかなか残念。
「ネット査定サイト」ではなく「買取業者仲介サービス」と名乗って欲しいところ。
これらのサービスのビジネスモデルは、車を売りたい人と買取業者のマッチングをハブ的にやっているだけで、サービス自体に「査定」する機能はない。 売上は買取業者からの紹介料、成功報酬あたりなのだろう。
買取相場金額は低めに提示される
実際売った方法は別で紹介する予定だけど、最終的に売った金額は、206.2万円だった。 Goo買取の提示金額の方が35万くらい低い。
「自称」ネット査定サイトのビジネスモデルを考えれば低く提示するのは納得できる。
買取業者からお金を取るモデルなので、買取業者に有利なサービス設計にする。買取業者は安く買い取って高く売るのが理想なので、売りたい人には低い金額を見せて、そんなもんだと思わせておく。実際査定して少しでも高ければOKが得られやすい。
だから仲介サイトは低めに金額提示する。
ユーザーの期待に答えていないサービスに未来はあるのか
ネットで簡単に査定ができることを売りにしながら、実際は査定せず業者に渡している。本質的にユーザーの期待の答えていない。期待と裏腹なことをしている。
自分ではこういうサービスの有り様はNGだし、自分が作るサービスでは絶対やらない。
しかし、こういう体験者のレビューが集まれば、「自称」ネット査定サイトの本質がわかってきて成り立たなくなりそうだけど、どうなんだろう。
査定を期待している人は裏切られたという感想になる。 マッチするユーザーは金額を知るのは二の次で、まずはいくつかの買取業者にコンタクトしたいと思う人だろうけど、そういう人が「ネット査定サイト」のうたい文句で利用するとも思えない。
オススメの方法は次回へ
個人的には残念だったので、全くこれらのサイトはオススメできない。
今回は失敗の体験だったけど、実際売った時に使ったサービスはとても良かったので、次回はその紹介をしたい思います。