今まで自宅の一部屋を自分の仕事部屋として使っていた。
そこを家族全員の書斎にした。娘と妻の机と椅子を仕事部屋に持ってきて配置した。ちょっと狭くなったがなんとか置けた。
この部屋は、図書館のようなイメージで何か仕事や勉強をしたい時に使う。 今までリビングでパソコン作業をしていた妻は集中できると喜んでいるようだった。
自分の場合はと言うと、今まで仕事部屋を独占で使っていたので、自分の仕事とリラックスする場所両方を兼ねていた。 それが、リラックスすることはこの部屋でできなくなったので、リビングがその代わりになった。
一昨日の土曜日。
ちょっと休憩したくてリビングに行ってテレビを見ていた。そのうち昼寝をしてしまった。
ボーっとした寝起きの状態で周りを見ると、横で娘がスマホをいじっている。妻が台所で何やら僕と娘の好物のお菓子を作っている。 それぞれ違うことをしているけど一つの空間で一緒に過ごしていた。
これが「幸せ」か。
今まで実は「幸せ」という感覚が言葉としては知っているけれど、どういう感じなのか、自分の実感にフィットしていない感じがしていた。
この何でもない状態が幸せなんだろう。 リラックスできる。そこに家族がいる。何でもない日常の一時からふっと出るのかもしれない。
結婚して15年が経ってはじめての感覚だった。今まで焦って走りすぎていたのかもしれない。
冬らしいからっと晴れた週末の発見。