「クラウドを触ろう」というイベントを開催しました


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1/20(火)にクラウドを実践的に学ぶイベントを主催しました。

イベント概要 connpass

イベントに呼ばれて話す機会はあるものの、自分で主催するのはほとんど経験がなかったりして、実は新鮮なチャレンジだったりしました。

タイトルは 「クラウドを触ろう」Web制作者のための入門ハンズオン ということで、Web制作者がクラウドを学ぶ場として無料のイベントを企画しました。

きっかけ

イベントをやることになったきっかけは、Web制作者に対して AWS EC2 の立ち上げをデモしながら解説したら、なかなか評判が良かったから勢いでやっちゃったという感じ。

EC2の立ち上げ解説は、WordPressの本を書いた時に原稿をレビューしてもらったお礼としてやったもので、レビューしていただいた方は今回のイベントで登壇してもらった、H2O Spaceのたにぐちまことさんとツクリべの小川さんのお二人。

その後、3人で飲んでいる時に「AWS の解説を聞きたいと思うWeb制作者は多いと思う」という話を聞いて、「じゃあ、3人が登壇するイベントをやってみよう」ということで決めました。

イベントで確認したかったこと

対象の Web制作者 の様子を知りたかったという意図があります。

具体的には、Web制作者の

  • クラウドサービス(IaaS)への理解度
  • クラウドサービス(IaaS)への学習意欲の度合い
  • そもそもLinuxが触れるのか

をそれぞれ把握しようと思いました。

サービスづくりを活動の中心にしている今、ターゲットの持っている課題を理解するのはとても重要で、手法としてはユーザへのインタビューが推奨されますがこういったイベントでも様子を知り、課題を理解することができるのでは?という考えもあったりします。

ターゲットの理解度やスキルが足りなくて学習意欲が高ければ、課題は大きいわけでそこを埋めてあげるソリューションをサービスとして出せれば熱心に使ってくれるでしょう。

今回はWeb制作者がクラウドを使う際の課題が何か、そもそも大きな課題があるのかを確認したいと思いました。

イベントの様子

今回会場を提供していただいた 21cafe のブログに イベントレポート を書いていただきましたので、そちらをどうぞ。

21cafe はエンジニアの無料の勉強会・イベント向けに無償で提供してくれるイベントスペースで、渋谷駅の井の頭線出口から5分以内で着ける素晴らしく立地の良い、しかもおしゃれな場所です。無料の勉強会を企画している方にはオススメです。

21cafe : http://geechs-magazine.com/21cafe/about

自分のパート

私は クラウド実践入門 クラウドを使ってみよう というタイトルで、クラウドサービスの基本から AWS EC2 でサーバを立ち上げるフローを解説するという内容です。

クラウド実践入門 クラウドを使ってみよう from Hiro Fukami

デモの部分では AWS EC2 の立ち上げ方を1ステップずつ解説しながら参加者と一緒に進めることをしました。

他の二人のパート

「サーバの種別を理解しよう」小川さん

サーバの種別を理解しよう from Hiroyuki Ogawa

「Gitを使ったWebサイトリリース実践」たにぐちさん

振り返り

アンケート結果

事前につくっておいたアンケートを当日受付で配布して最後に回収しました。

満足度

85%の方が満足いただいたようで、提供した内容は有用だったことがわかりました。

クラウド実践入門反応

私のセッションは9割の方が何らかの学びがあったようです。おそらくLinuxとAWSをはじめて触るような方には用語からして知らない状態だったと思いますので、難しかったと思います。この点は参加者の条件にLinuxが触れることなどスキルセットを定義しておいたほうが、スキルのミスマッチが防げると後になって思いました。

実はWeb制作者ではなくWeb開発エンジニアの方がニーズが強い?

参加者はタイトル通りWeb制作者かと思ったのですが、たにぐちさんのセッションで自分の職種に手を上げてもらったところ、3分の1くらいはWeb開発エンジニアで、デザインをやられる方もいたと思います。

様子を見ているとどうやらWeb開発エンジニアの方が学びたい度合いが高いのではと思えてきました。確かにWeb制作者もクラウドに触れたいという欲求がありますが、CSSとLinux・クラウドのレイアの間にWeb開発フレームワーク(Ruby, PHPなど)があるので触れる機会が少なく、触れなくても仕事は進むという状況かと思います。

Web開発エンジニアの方はプログラミングしたものを動かすために、言語やWeb開発フレームワークをインストールする必要があるのでより直接的な関わりになってくる。だから、もっとLinux・クラウドを理解したい、理解しないと仕事がスムーズに進まないという状況なのかなと思いました。

そういう意味ではデザインから制作をメインにしつつ、CakePHPで開発してVPSでWebサービスを提供している小川さんの努力は素晴らしいなぁと思ったり。

ドタキャンの多さ

一番困ったのはドタキャンの多さでした。

connpass 上は最終的に50名定員で40名参加、キャンセルが22名になっていますが、実際当日会場で受け付けた数は22名です。connpass上でキャンセル処理をせず当日来なかったことを「ぶっち」としましたが18名います。

参加状況

トータルの申し込み数に対して実際きた割合が35%、申込んだのに来なかったのが65%というのはある程度は予想していたのですが、ここまで悪い数字になるとは正直ショックでした。 キャンセルが出ればキャンセル待ちの人が参加できますが、キャンセル待ちは行けるかどうかわからない状態でスケジュールが確定できないので嫌がる・申し込みを諦める人が多い。

やっぱりFREEイベントはキャンセル・ぶっちしてもコスト負担は参加者側に全くないので、そういう振る舞いが可能になってしまうのだな、と思いました。主催者側としては目論んだ参加数の半分以上が不参加になるのはやっぱりつらいので、何らか改善する方法を探したいところ。ここらへんの考察はまた後日。

今後

今回のイベントより、次回どういったイベントにしようか考えていますが今のところ以下の様な感じ。

  • イベント目的: AWS/さくらのクラウドあたりのクラウドサービスを立ち上げる際に必要な情報を理解して、ハンズオンする
    • 参加者の手を動かすペースを中心に、講義は必要最低限にする
  • 対象者: Web開発エンジニア
    • Linuxを触ることに苦手意識がある、クラウドサービスを使いこなせない
    • 仕事上、触れざるをえない環境の方
  • 参加費用: 1000〜3000円
    • ぶっちを防ぐ、参加意志の強い人のみを対象
  • 定員数: 10〜20名
    • 広くだれでもではなく、意志を持った人が濃く学べる場にする

次回は未定ですが、上記のようなイベントなら参加したいという方、もっとこんなイベントだったら参加したいなどご意見あればフィードバックいただければです。

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