何かを変えなきゃな時に何を変えるか
まずは課題インタビューでターゲットに課題があるかどうかを探るわけだけど、思った反応が得られず何かを変えなきゃいけない時に何を変えるかとなる。
当然プランAはまずその通りにいかないので、何かを変えなきゃいけないことはいつかは出てくるのだけど、実際やってみて思ったのは、どう変えるか判断する時に結構ぼやっとしがちになって判断しづらかった。
最初の段階なのでビジネスモデルキャンバスを眺めても検証できていない部分はたくさんある状態。大胆に変えるのは良いことのように RUNNING LEAN では書いてあるけど、変える要素の優先順位を持っておいたほうが良いと思った。
ターゲットx3 かかる時間は3倍
実際、想定した課題があるかどうか、フリーランスWordPress制作者、ブロガー、Web制作会社と3つのターゲットについてインタビューを行った。
1ターゲット10名程度インタビューしたいと思った。
ターゲットが3セグメントなので、結局トータル26名にインタビューして4ヶ月弱かかってしまった。 あまりにも時間をかけすぎている。
効率的な振る舞いとはとてもじゃないけど言えない。
ターゲットはすべてを決定する
ビジネスモデルキャンバスを埋めていく時の順番は以下の通り。
- ターゲット
- 課題
- ソリューション
- プライシング
- 販売チャンネル
ターゲットが変わると複数のビジネスモデルキャンバスが必要。 今回は3枚のビジネスモデルキャンバスを作った。それぞれのビジネスモデルキャンバスを1人で同時に修正しながら進めるのは工数がかかった。
素早さが出なくなってしまう。ターゲットという要素はすべてを決める重要な要素で、変更することはすべてやり直すことになる。
ターゲットを変える前に課題を探る
何かを変えたいと思う時に最初にターゲットを変えてしまうとスタートの段階に戻ってビジネスモデルキャンバスを新たに作る、ターゲットを探す、インタビューすると全てやり直すことになる。
これは時間がかかることになるので、その前にやることとしてターゲットは他の課題を持っていないのか探ったほうが良い。
元々のアイデアはソリューションが浮かんでそれに見合うターゲットを想定する流れが多いと思うので、ソリューションに当てはまるターゲットを探したくなる。
だけど、ターゲットを変えることは全てをやり直すことになることと、あと実はそのターゲットのことをあまり良く知らないことが多いので、もっとターゲットにフォーカスして課題を探るスタンスを取ったほうが良いと思った。
どうしても課題がなければもしくはその課題は自分のサービスで解決したくなければ、ターゲットを変えることに移る。
どの道ターゲットの様子をよく知ることは必要なことなので、最初にできないとターゲットを変えても同じことの繰り返しで無限ループに陥ってしまう。
RUNNING LEAN 補完が必要なポイント
RUNNING LEAN はリーンスタートアップ関連の本で最も実践的だけど、シンプルにすることにフォーカスしすぎてその背景と考え方の言及まで述べていない部分がある。
だから今回のようにどう変えるかを判断するための考え方を持っていないと、結構重要な落とし穴にハマる。
リーン・スタートアップ だけでは概念的すぎて実践が開始できないし、RUNNING LEAN だけでも背景となる考え方が不足する。 鵜呑みにせずに、うまくいなかった点や不明な部分はそれにふさわしい本を探して読むなり、実践の結果から自分なりの考え方を構築していくことが必要。
今後もアウトプットするよ
今後もリーン・スタートアップに対する自分なりの気づき、考え方、実践の仕方をアウトプットしてきます。
と同時に色々な方とリーン・スタートアップを実践する上でのディスカッションをしたいと思っていますので、是非コメントください!
参考
- RUNNING LEAN レビュー : http://hirofukami.com/2013/08/06/book-runninglean/
- リーン・スタートアップ レビュー : http://hirofukami.com/2012/12/20/lean-startup/