サービスをWeb上において短い時間で伝える時にビデオは有効な方法で、今まで数多くのサービスがビデオを作りそのフィードバックから成長していった歴史があったりします。
RUNNING LEAN でも紹介されていますが、Dropbox がサービスコンセントのビデオを最初に作り、その反響からYコンに入りプロダクト開発に進んでいます。
参考 : RUNNING LEAN レビュー
サービの開発を始めるよりも先にビデオで反響を得る方法は、結局誰も使わなかったプロダクトを作ってしまうムダを省いてくれるという意味でとても有効かと思います。
でも、実際このビデオづくりを外注するお金は資金調達以前なのでないでしょうし、素早く動くために時間もかけてられない状況があります。
私も状況は同じで、なるべくさくっと作りたいと思って身の回りのツールを使って動画を作りました。
実際、スマートWP Works 用に作ったイメージビデオは、撮影1時間 + 編集2.5時間 = 計3.5時間 で作りました。
どんな方法で作ったのか、自前でコストをかけずにさくっとプロモーション動画を作る方法を紹介します。
環境
まず必要な撮影・編集機材や素材を紹介します。
- 撮影機材 : iPhone 5
- 撮影ソフト : RoadMovies (iPhone アプリ)
- 編集ソフト : iMovie (in Mac)
- 音声素材 : YouTube Audio Library
iPhone 5
近年のスペックアップで iPhone のカメラ画質や動画処理のチップの性能は向上していて、すでに フルHD 画質で動画が撮れます。ビデオカメラを用意する必要もなく最も身近なで質的にも十分な機材です。
注意点としては、撮影時の手ブレが起きやすいので気になる方は簡易三脚を買うと良いと思います。ダイソーとかの100円均一ショップで売ってます。
参考URL : http://ganmodoki1012.com/blog-entry-64.html
0. シナリオを考える
どんなシーンをいくつ取りたいか書き出すと撮る時に迷いがなく進めます。シーンのリストを作りましょう。
1シーン1〜3秒くらいに収まるようにするので1シーンにあまり詰め込まず、伝えたい内容を1つだけを盛り込むと良いと思います。
スマートWP Works のイメージビデオのシナリオは以下の様な感じです。
3sec x 8 x 3 = 24 シーン 72sec=1min12sec
- なにもないデスクトップから Dropbox Finder ウインドウを立ち上げる
- Dropbox フォルダディレクトリを降りて行って wp-content/themes/wedding-site/functions.php を開く
- キーボードを打つ
- TextMateでコードを書いている
- TextMateメニューから保存をクリック
- Dropbox シンク中
- ブラウザのURLをスマートWP URLを入れる
- サイトが表示される
- 指で画面上の修正点をなぞる
- キーボードを打つ
- Dropboxシンク中
- ブラウザを眺めて悩む感じ、あっと思いつく
- Dropbox招待メニュー出す
- ブラウザのDropbox招待画面で書き始める
- メッセージ確認して(ちょっと助けてみたいな)招待送信押す
- 違う人が違うPCで招待メールに気づく
- メールのView Folderボタンを押す
- 違うPCでキーボードを打つ
- 違うPCでDropboxシンク
- 元のPCでキーボード打つ
- 違うPCでキーボードを打つ
- 元のPCでDropboxシンク
- 違うPCでDropboxシンク
- サイトが表示される、OK
1. RoadMovies で撮る
友人が自分の子どもの撮影用で使って、教えてもらった iPhone アプリです。アプリ紹介ページはこちら。
なぜかホンダが出しているのですが、使ってみると有効にならない設定画面があったりして、別会社からのOEMのようです。
RoadMovie は 1/2/3秒ごとの短い動画をどんどん撮って、つなぎあわせ Instagram 的なエフェクトと音声をかぶせ、1つのいい感じの動画を作ってくれるアプリです。
実際作ってみるとわかりますが、それほど気にせず撮った動画が短い間隔でリズミカルに切り替わりちょっとしたショートムービーのようなクオリティーになります。
このアプリを起動して新規の動画として撮影します。私は 3秒 x 8 のタイプの動画を3つ撮りました。
あとで編集しますので失敗しても続けてどんどん撮りましょう。1シーン3秒だと8つまで必ず撮らないといけないので、シーンが全て撮り終えてまだ8つになっていなければ、白い壁とかを撮って後で切り取れるようにしておくと良いと思います。
動画を撮り終えた後の Instagram 的なエフェクトをかける Filter は私は”1972″にしました。
その後の音楽を加えるところは編集時に音楽を上書きするので適当でよいです。
動画が仕上がったら、”Save to Camera Roll” ボタンを押して、カメラロール(写真)内に保存します。
2. 編集
iMovie version10 を使っています。
iMovie を立ち上げ、Mac と iPhone をケーブルで繋ぎ iPhone にある動画をインポートします。
2-1 まず音楽を決める
YouTube Audio Library には著作権フリーの音楽あります。1曲の長さも1〜3分程度でプロモーション動画の長さとしても適当です。
動画の雰囲気にあったふさわしい音楽を選びます。音楽の編集は大変なのでさくっと作りたいと時には音楽は編集せず使いたいところです。なので、選んだ音楽の長さが動画の長さになることも考えつつ選んでください。
2-2 iMovie で編集
iMovie は非常に直感的に動画編集ができます。動画や音声をドラッグアンドドロップでや分割と削除をして編集しましょう。
この時音声ファイルのみが聞こえるように、配置した動画の音声ボリュームは0にしましょう。
最後に動画の切り替りエフェクトのトランジションやタイトルでテキストを加えます。
2-3 Youtube にアップ
iMovie から直接 Youtube にアップできます。
アップ後に Youtube 動画の管理画面から動画の説明やリンクを追記して保存します。
これで世界中ににあなたの動画が公開されました。
3. ランディングページに貼る
Youtube の共有でコード埋め込みコードをコピーして、ランディングページに貼りましょう。
いかがだったでしょうか。
シナリオが最初に固まっていれば、実際の作業はやってみると思ったよりもスムーズに進むと思います。
他の方法を知っているよ。とかあれば是非教えて下さい〜