「サービスを作って食べていけるか」のチャレンジに移行します


自分の会社シェイクソウルを作ったのが、2009年2月なので約4.5年ほどたったことになります。
途中 fluxflex が2年あるので、その間は休眠状態だったのですが、まぁそれだけ月日がたちました。

会社を作った時の課題は「自分だけのスキルで食べていけるか」で、この実験をしていくんだと意気込んで取り組んでいた。
設立前懐かしの第1回JTPAシリコンバレーカンファレンス参加者の表参道での懇親会で、「会社作るなら受託しない宣言したほうがいいよ」と言われて、いやぁ無理無理と思っていたのは、まずは第一段階をクリアしないとという意識があったからだと思う。
AWS で Web インフラ作ったりプロマネやったりして、受託のエンジニアリング案件でフルコミットすれば十分な売上になった。2010年はじめの段階で達成したと思った。

fluxflex は「0からサービスを立ち上げて大きく成長できるか」という課題で、これは自分自身に色々な要素が足りなくってNGと判断して辞めた。

2012年からまた自分の会社で稼いでいくことになるが、設立時より1段階レベルを上げて「自分がやりたいレベルや分野だけで食べていけるか」という課題にした。これは顧客にも恵まれて複数の受託をして fluxflex の金銭的損出もリカバーできるくらい稼げた。ここら辺はブログにまとめた

2012年後半から2013年前半までは、サービス立ち上げの準備や試験期間の時間を入れていくことにしたので、課題は「自分が望むレベル、分野において、フルコミットの半分くらいの時間で食べていけるか」になった。
これも顧客に恵まれて、MBaaS である Kii Cloud のプロモーションコンサルをさせていただき、エンジニアリングの時間は Morning Latte の開発に割くことができたし、いろいろな本で勉強することができた。
この形態はリスクを抑えてサービスを試すことができたので状況としては良かったのだけど、サービスづくりのスピードが出ず考える量も少なかったり、うまく時間配分ができずに(個人的にほっとけない気持ちになってしまうので)コンサルの方に比重が大きくなってしまった。

そんな経過もありながら、2013年後半からの新しい課題は「サービスを作って食べていけるか」にすることにした。
受託はせずに自分の作りたいサービスを作って、その売上だけで生活できるようにすることが目標。実際契約更新をお断りして今は何も請けていない。
サービス以外の売上でありえるとしたら、サービスづくりで使ったテクノロジーのワークショップ、ドキュメント、講演や実績がついてきた後の自分的リーンな実践紹介を有料で提供するような、あくまでサービスづくりの関連したものだけにしていこうと思っている。

サービスづくりの具体的手法としては、リーン・スタートアップRunning Lean を参考にしつつ、「小さく作って少人数の顧客に試す」ことを始めている。
今は自分一人だけでデモできる状態を作って芽も出ていないのでスタートアップとは呼ばないと思うし、チームにして資金を入れてという段階はこの課題をクリアした先にあることだと思っているので、まずはこの課題に集中して行こうと思う。

資金的には、7月は売上が入って、給料3ヶ月分くらいのキャッシュがあるので、まずは10月までの3.5ヶ月間を見極めリミットとしてチャレンジしていきます。その間で芽が出なかったらまた受託に戻るか違うことをする必要があるのですが、その時はまぁ笑ってくださいw

嫁と娘がいてローンもたくさん残っていて来年は恐ろしいことに40歳なのですが、自分の気持というか思った方向に対して妥協せずにステップアップしてきているので、周りの環境というより自分のやりたいことを狙い続けて行きたいなと思います。

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