社会のあり方とリーダー像は、切り離して考えることができません。高度経済成長期に代表される20世紀は、リーダーが先頭に立って組織を牽引してきました。
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強引にでも組織を引っ張っていくパワフルな人材が、20世紀の日本を形作りました。
21世紀は違います。一人ひとりの個性を尊重して個人を輝かせ、それによって組織全体を輝かせる調整型のリーダーが、著しく台頭しています。自分の持っている知識、情報、経験などを潤滑油として、部下を引っ張っていくタイプです。
専門分野の知識や経験で部下を服従させるのではなく、人間味のあるアプローチが求められている、と言えます。