WiMAX の話が聞けるので、産業技術大学院大学が主催している InfoTalk(AIIT OPI Monthly Forum) というのに参加した。
KDDIから UQ コミュニケーションズに出向されている、技術部門長の渡辺さんが話された。単に emobile より速い無線環境なんだろうな、くらいの知識しかなかったのだが、お話を聞いていくうちに結構これは面白いかもしれないと思った。
お話の特徴としては、
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WiMAX は携帯や emobie についている、SIM を持たない</p>
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だから WiFi gateway としてその回線を複数PCでシェアすることもOKになっていて、WiFi Gateway も製品化されている</p>
- 一応、HUBにもなるのでデスクトップPCもつなげられる
- SIM を持っていると電話と同じ扱いなので、1つの端末で1つしかつなげれない。シャアはできない。
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だから WiFi gateway としてその回線を複数PCでシェアすることもOKになっていて、WiFi Gateway も製品化されている</p>
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ダイヤルアップ方式を使わない、ノートPCにはチップが内蔵されるらしいので外付けするモノは不要</p>
- イメージとしては無線LAN(WiFi)が広大になったイメージ
- emobile ででやっているダイヤルアップは必要ない
- 今後 WiMAX 搭載モデルのノートPCやスマートフォンとかがでてくるらしい
というところらしい。
ふと思ったのは、WiFi Gateway を自宅に置いたら今自宅にひいているフレッツ回線がいらなくなるし、外出先でもそのまま WiMAX で利用してしまえばいいので、emobile もやめて WiMAX で一元化できてしまうと思った。
考えてみれば今、インターネット環境を整えるために使うシーンによって別々の契約プロバイダにそれぞれ払っている。自宅であればフレッツ光+OCN、外出先だと emobile、最近だと iPhone を外出先で使うには Softbank にも払っている。それが広大で高速な無線LANが自宅でも使えて、しかもWiFi+HUBなら複数PCでシェアできるからその環境だけで完結する。
そう考えると新しいネット環境のあり方として、今までのNTT東西+プロバイダとか emobile を食っていく可能性はあるなと思った。
シリコンバレーに行った時は大手の会社には無料で使える(WEP key なし)無線LAN環境が提供されていた。Google, Apple、泊まったモーテルも、その環境はすごく助かった。
そんな感覚が区切れなく広がったら、一つ環境に浸かっていればいいことになる。それが実現できるのが WiMAX だと思うとこれは結構面白いかも。と思った。
条件としてはちゃんとエリアをカバーすることくらいだろう。土管(回線)の世界はもう新しいものなんてでないと半ば見切っていたところだったので、そんな面白い環境になってくれるといいなと思った次第。