先週、打ち合わせ中にパートナーさんからもらった質問で、自分としてもまとめるいい機会になったのでメモしておく。
その質問は「深海さんは会社としてどんなことをしたいですか。」というもの。
最近、会社のスタンスやフィールドを整理していたが、もっと大きな視点で何が実現できればOKかというところで、その場で考えながらまた思い返しながら質問に答えた。
この答えは会社を作る過程で描いていた訳だが、少し時間が経ち無意識ながらに持っているような状態になっていて、答えるのに少し間をあけた。結果的に思ったよりも整理できたのが意外だった。自分だけで理解しておくことと相手に伝えようとすることは言葉の使い方が変わってくるのだなと思った。
きれいな文章になってはいないが、箇条書きにしておく。
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シェイクソウルに関わる顧客、パートナーの価値が一つ上がること</p>
- 価値 : 売り上げ、スキル、効率化など、経営的インパクトに近い方がよい
- 対象となる会社と一緒になって価値を上げていく感覚
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世の中の先端的なフィールドで求められるサービスを提供する
- あまりに先端的すぎると実現要望薄く研究になってしまうので、時代の半歩先の部分がいい
- 自分のところにないスキルがあれば、パートナーと一緒になって作っていく
- パートナーシップ : 対等な関係、お互いのスキルを補完しあう関係、マイナス方向に引っ張りあうのはNG、上下関係もNG
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シェイクソウルだからできることをやる
- 誰もができる単純な仕事は、生み出せる価値が低いのでやる意味がない
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単発的に案件をこなすことはない。最終的には顧客自身ができなかったことができるようになることがゴール
- 教育、レクチャーというサービスメニューは永続的なスキルの維持/向上するために作ったもの
ひとしきり答た後、そのパートナーさんは「なんだか、VCみたいですね」と言った。
お金しか出さない日本のVCを連想した自分はその時は同意しなかったが、投資対象とする会社をサポートして、あらゆる面の価値を上げて exit を目指すような VC の理想を考えるにそれはおおむねあたっているかと思った。ただ、こちらはお金は出さずに実践的な技術面でのアプローチが強いことになるけど。
答えの視点に常に対象物がある理由は、シェイクソウルは会社のサイズが大きくない(今後も大きくするつもりもない)ので単体の価値を高めたところで何もしなければ意味はない。対象物に何を提供できるかでシェイクソウルの価値が測れるし、存在意義が出てくるのかと思う。
幸い会社を作って5ヶ月が経過したが、優良なパートナーと一緒に Amazon EC2 フルサポートパックのような、時代の半歩先のサービスを作れているし、徐々にシェイクソウルの存在を知ってもらえて興味を持っていただけているのでおおむねこの考え方で良かったし、これからもまだ行けそうだと思っている。