iPhone 3GS(いつの間にか “S” の前のスペースはなくなっているようだ)発売日のこの日に 日本Androidの会 主催の Android Bazaar and Conference 2009 Spring が開かれ、行ってきました。
聞けたセッションは4つ。自分にとってもこれからアプローチしようとしている Android なだけに、今まで取り組まれてきてらっしゃる方々のセッションは現状どこまで行っているのかも含め是非聞いてみたかった。
会場の部屋は満席で若干の立ち見が出る盛況ぶり。その日のワールドビジネスサテライトでも「携帯の今後」のような切り口として、iPhone 3GS 発売のニュースと合わせてこのカンファレンスの紹介もされていた。
参加者の層はやはり若く、20前半から後半でほぼ9割くらいだろうか。ソフトウエアエンジニアさんばかりなのだろう。女性率1%未満。一部、白髪のおじいちゃんらしき人たちも混ざっていたが、メモも取らずにPCでブラウジングにいそしんでいたり、爆睡しているだけだったので、関係者ではなく主旨知らずに入っちゃったよな方々かと思う。
以下つたないメモと自分なりの一言感想。
当日の資料は公開される予定らしい。
A-1 オープンソースアプリ戦略
13:30-14:10 佐々木さん
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Apache2.0 のライセンスに収める</p>
- 下 BSD, GPL
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Map は 独自IPアプリ 付けれる # IP: 違う意味で使っている?
- Apache2.0 錠にすればクローズにすることができる
- ソースコードを公開しなくてもいい
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OPhone の実例 China Mobileが発売する3G端末</p>
- レイアウト iPhone みたい
- Android Source Code + Linux チューニング して独自にカスタマイズされている
- Android というよりかは OPhone のイメージ
- 精華大学関連ベンチャー エンジニア200名
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Android プラットフォームに付け加えている
- CMTV, CMTV API, TV アプリケーション(Java)
- OMS API, WAP ブラウザ, eBook, Launcher, Java VM
- BAE(ウィジェット), MAPS(独自)
- Webkit(HTMLファイル対応可能になる) # Webkit の最新版を持ってきている
- Apache 2.0 上のライブラリなので公開されることはない
- Linux Kernel のフルチューンナップしている # コストがかかる部分 品質にでる
- 必要な機能を足して短期間で製品化することが可能になった
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オープンな部分とクローズドな部分を組み合わせることで個性的なものを作る</p>
- WordPress + スキン変更(テーマだろうな) + plugin
- 小さな会社でも大きなことができる
- 何でもできてしまう
- “Droidget” ウィジェットをそのままデスクトップとして使う
- スマートフォンとネットブックに特化したアプリ
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Google App Engine 上にデータを保存して、端末から情報を落としてくる
- クラウドと連動して成り立つ
- Webkit 上で動くものはすべて動く
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ウィジェットのダウンロードセンターも立ち上げて行く予定
- Javascript で見せている
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Webkit を使えることの自由、楽に作れる</p>
- iPhone アプリは上層のコンテンツ部分のみ、Android はプラットフォーム戦略をとることができる
- 小さな会社なので必ずしもオープンソース化がベストはない タイミングもある
- コンテンツに近いものはオープンになりにくいクローズで、ミドルウエアやライブラリはオープン化
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前提として Android でどうやってビジネスを成り立たせるか考える
- ミドルウエアでも Java で実装できる
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感想 : 今まで iPhone アプリのようなちょっとしたアプリのようなイメージまでしかなかったが、もっとレイヤの低い部分までいじれてしまう広い世界なことを初めて知った。
今後、Android をベースに色々な携帯OSが出てくることは確実かと思う。そうすると Android はプラットフォームを完全掌握ではなくて、サポートするような黒子的立ち位置なのかと思った。
しかし、結局それを載せるのは携帯メーカになるので、小さな会社がやれることは限られ、そこまでいじるのはメーカもしくはキャリアになる気がしている。そうすると、今まで日本がやってきたキャリア主体の端末作りと同じ構造になって、意外とオリジナル携帯OSは日本にははまるのかもしれないと思った。
A-2 講演A-2 動き出したAndroidによる新ビジネス
14:20-15:00 今村さん
- 期待したモバイルの話はなし
- Google Wave コミュニケーションツール
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リッチモバイル 指を使ったユーザインターフェイス すでに実用されている デモムービーあり
- # 自分の感覚と同じだな
OESF
-
Open Embedded Software Foundation</p>
- Android を組み込み向けに復旧させる業界団体
- www.oesf.jp
- 感想 : キーボードを使わない UI とかは自分も今後注目していた部分だったが、内容は結局何を伝えたかったのか分からない。グダグダ感満載で、タイトル負けしていた。
A-3 セカイカメラのつくりかた
15:10-15:50 頓知ドット株式会社 CTO 近藤さん
- カメラを除くと画像やテキストが浮いているように見える
-
コンセプト
- CLICKABLE World
- WYSIWYG Method
- ??
- 撮った写真をサーバにアップしてすぐ反映 はやい、本当?
- 必要なもの : 位置情報、センサー(向き)、カメラ、UI
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加速度センサー</p>
- lowpass filter
- 浮いているタグがカメラが揺れるとゆらゆら動く
- 急な動きに追従するフィルターを Android に適用している
-
PlaceEngine</p>
- 無線LAN電波を利用して位置、空間を推定する技術
- GPS が届かない場合に対応
- iPhone オートフォーカスは撮る時に時間がかかってしまう
性能チューニング
- 起動時間、onDraw の時間
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tips は豊富にある Android Developers Blog
- The Developer’s Guide
- Google I/O のマテリアル
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ViewStub 起動時間の短縮
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ビューは後で読み込むようにして1割短縮</p>
- テキストや写真を読み込む時にその時読み込むので遅くなる
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ビューは後で読み込むようにして1割短縮</p>
-
背景画像を NULL 指定 早くなった
- 2.0(Donut)で対応予定らしい
-
バッテリーライフについて</p>
- 書き方とかGPSよりネットワークの方が電源使わないとかのティップスが Google から提供されいてる
- 感想 : カメラで写っているものに対して見せるので、見せ方とか動き方とか今までの web とかと全く異なる観点で作らなくては行けなかったのだなと思った。苦労が多かったと思うが、内容を聞いてこのサービスの新しさをさらに感じた。
B-4 Androidで3Dグラフィクスを極める道 Vol.2
16:00-16:40 高橋さん
- OpenGES GL sunのjavaのリファレンスを未た方がいい
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vol.1 より 高速化のために GPU に処理させる
- 圧縮テクスチャ 成功、Matrix Palette API未実装、Verex 宿題(説明終わらず)
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圧縮テクスチャ
- メモリ使用効率が向上、伸長はハードウエアで行われる
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Android で ATITC は使える 裏技を使う
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定数定義がないので直接値を指定する たまたまHTCで動いた</p>
- 0x8C92 …ATITC_RGB
- 0x8C93 …ATITC_RGBA
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定数定義がないので直接値を指定する たまたまHTCで動いた</p>
- Matrix Palette : java だけだと遅い ボーンアニメーション、スキニングをハードウエアで実現できる
- OpenGL がベース
- Google Developer に伝えた
- 感想 : まだ3Dでちゃんと描くにはまだまだ前段階という印象。実行環境から手探りで確立させようとしている状態