# 本当は4月中のエントリーにしたかったので、back date しています。
このエントリーを書くのにすごく時間をかけてしまった。書けなかった理由は、シリコンバレーから帰ってきてすぐには自分なりに意志を決めるまでにいたらず、決めるまでの時間が必要だったことが大きい。
結局、今回シリコンバレーで色々見てきて話してきたことが考え方や視点に大きな影響を与えた訳だけども、これが自分の今後の行動に反映できなくては全く行った意味がなくなってしまうので大事にしたいエントリーでもあり、これを書くことで自分自身へのコミットをすることになるのである程度慎重になってしまったところもある。
このエントリーを書くために今までの [svc09++] カテゴリのエントリーがある。
この間色々な人と話す中で言葉にしながら自分自身で明確にして行ったところもあるので、やはり時間は必要だったのだと思う。
短期的な行動計画と中長期的な自分の戦略をまとめた結果を示す。
基本的な流れ
- 株式会社シェイクソウルを初年度自分の満足できる内容と売り上げ数字の実績をつくる
- シリコンバレーとの人脈を保つと同時に拡大する
- サービスアイデアを継続的に考え続け、客観的評価をもらう
- 来年2月以降ワールドワイドに勝負できるサービスアイデアをシリコンバレーへ持ち込み、ベンチャーとしてのゲームに乗り exit 目指して大きな成功を目指す
短期的な振る舞い
株式会社シェイクソウルで行うこと
現状としてはまだ日本で株式会社シェイクソウルを作って3ヶ月しか経過してないので、最低でも初年度が終わる1年間は自分の会社を作ってやってみたかったことを追求して、結果を残すことをメインにする。
-
自分の会社を作った目的は自己実現の最終形だと思っている</p>
- 自分の考え方にそった内容/スタンス/レベルを求めてパフォーマンスした結果、世の中からどう評価されるか
- 自分の価値を世の中で最大化するための実験
- 形態としてはパフォーマンスを最大化するために時間を無駄に使わないライフカンパニーをこれからも続ける
- 梅田望夫氏の「ウェブ時代をゆく」内の「けもの道」を歩むことに当てはまる
- 会社規模ではなく小さくてもスキルを持っていること、ウェブの力を借りて実行力/実現力を最大化してアプローチする
- 受託に埋没して単なる歯車に甘んじることはせず、自分だからできるパフォーマンス/レベルを求められるところにリーチする
-
日本の中で提供されていない部分の小さな規模ののサービス企画開発を続ける
- 初サービスとして「Amazon EC2フルサポートパック」をリリースしたことは理想的だった
- 優良で志を同じにするパートナーを多く作りお互いの補完関係でクリエイトして生きて行くのが理想
シリコンバレーとの関わり
ビジネスとしてシリコンバレーを直接のフィールドにはできないので、緩やかにシリコンバレーの情報や人脈を保持することにする
-
今回 SVC09 で作れたシリコンバレーで働く方々と作れた人脈をこれからも保持する</p>
- できれば人脈を拡大する動きにつなげたい
-
具体的には2009年度中に1~2回はシリコンバレーに行って、直接話す機会を設ける
- この時に win-win の関係が作れていないと成り立たないので、日本で行ってきているサービス企画開発したものの意見交換やこれからに向けたアイデアに対する評価をもらう
- やはりシリコンバレーの流動速度は速いので、現状を確認してどういう変化が生まれているかを感じる
- 単純に日本にいると日本だけの視点に陥ってしまうので、ワールドワイドな視点になるために行く
中期的な戦略
シリコンバレーとの関わりを徐々に深めて行く。サービスアイデアは継続的に考え続け、その視点は日本に埋没することなくワールドワイドで通用するものにする。
- 徐々にシリコンバレーに行く頻度を上げる
-
そのための強い理由を作って行く
- 現状の仕事の発展として行けることが理想
- 日本~シリコンバレーの橋渡し的なことが少し始められるといい
-
シリコンバレーの人脈にはこのワールドワイド視点でのサービスの意見交換を求める
- もう少し具体的に絡めることがあるといいが、今後考える
- この時、海部美知氏の「パラダイス鎖国」内の「軽やかなグローバル化」のイメージで行けたら
- シリコンバレーで過ごすための必要なスキルセット(英語、生活するための知識など)はこの時期に十分にしておく
長期的/将来的なゴール
やはり大きな成功を手に入れるためのゲームに1度は参戦すべきだと思っているので、シリコンバレーでベンチャーを立ち上げることを長期的な目標にして、exit して大きな成功を手にすることをゴールとする。
- ワールドワイドで行けると思ったアイデアに対して、シリコンバレーに持ち込んでベンチャーを立ち上げる
-
進出する時にはそれまでに作ったシリコンバレーでの人脈をフルに行かして、立ち上げ初期のリスクの高い状態をなるべく短期にする
- そのためには進出する事前に体制や頼る人を整えておくことが必要
- シリコンバレーに住んでいることが必須
- シリコンバレー大企業への就職は自分のやりたいことと一致してないので選択肢にしない
-
ダメだったとしても汚点にはならないし、本当に可能性がなくなったら日本に戻っても良いので失敗のリスクはない
- それまでのシリコンバレーで作れた人脈力で痛手にならずにリトライできるチャンスがもらいやすい環境にしておくことも重要
- その時に日本ではシェイクソウルが何もせずとも継続的な売り上げをあげられる状況になっていれば理想的だが、これにはこだわらずにシリコンバレー進出のタイミングマターで行く
- 自分の勝手な感覚だと、今から1.5年~2.5年以内には実現したい
シリコンバレーカンファレンスの旅の最も大きな収穫は今後の自分の生き方として目標とするポイントが定められたことかと思う。
日本で大企業、ベンチャー、スタートアップサービスを経験して、やはりすべて自分の判断で動いてみたいと思ったので独立を選択したが、おそらくある程度の売り上げを得られた時点でこのチャレンジは成功となって、その先のもっと大きな展望が描き切れていなかった。スキルの低い大人数の組織を作ることはやりたくないし、ある程度の人数のプロフェッショナル集団が理想だが今の日本では上場が必ずとも成功にはならないのでこれはやりにくい。そう思っていた時にシリコンバレーのベンチャーがチャレンジできる充実したシステムと実際会社がうごめく姿を見て、ここで勝負してみたいとシンプルに思えた。
年齢的にも環境的にも留学は選択肢にならず、ベンチャーとしてチャレンジできる時間もあまり残されていない気がしているので、長期的と言いつつも残された時間は最長3年かと思っている。
どれくらいここで書いたことが実現できるかは全く未知でできる保証はどこにもないが、今まで自分自身でチャレンジをしてきたように今回も自分を信じて模索しながら時に大胆に歩んで行きたい。
少なくとも日本だけの文化やパイだけで埋没しないことと、シリコンバレーで得たシンプルさと圧倒的なパワーと気持ちのいいお天気はいつも忘れないでおきたいと思っている。
</div>