id:katsu8 の呼びかけでJTPAシリコンバレーカンファレンス参加者で帰国報告会がひらかれ参加してきた。SVCからもう3週間以上が経過していて、参加したみんながそれぞれ何らかの動き出しを始めているだろうし、振り返るにはちょうどいい時期だったと思う。
そういう自分の目的は
- 自分の中でまだもやもやしている短期的、中期的な身の振る舞い方を確信にすること
- みんなのSVCに参加して、何を考え何を思ったか。と何をし始めたか。を知ること
だった。実はまだシリコンバレーから帰ってきて、自分なりの今後の行動(自分なりの戦略といったほうが良いかもしれない)が明確に描ききれずに悶々としていた。だから帰国報告会でこの悶々としているものを払拭する場にしたいと思っていた。
振り返ってみれば、この2つに対してはある程度達成できたと思うのと、さらに
- 仕事のスタンス(ShakeSoul のビジネスとしてのスタンス)を再確認して、確信できた
- 参加者間でビジネスぽいアプローチがいくつかとれた
ことは予想外の収穫だった。
結果的にあまり確信が持てていなかった思い切った戦略案を進めてみようと思えたし、今まで自分が ShakeSoul を通じてやってきていたアプローチは間違いではなく、今後の戦略につながる良い過程を歩んでいると思えた。この戦略については別エントリーでまとめたいと思う。
全員がどう変わったかは分からずとも、個々に色々考えそれなりの結論を出して前を向いて進み始めていることが分かっただけでも参加した甲斐があった。そうやって考えながら前を向いて進む姿は触発されるし、それは世代とか学生だとか社会人だとかは関係なく影響を与えてくれる。もやもやしている自分はきっとこの参加者の話を聞けば触発されるだろうと思っていたが、やっぱり触発されて元気になれた。参加者メンバが集まったときの力は本当に大きいと感じる。
やっぱり思うのが自分を材料に自分のフィルターを通して、自分でどうするか考える、ところまで詰めないと自分は何も変わらない。というより行動として何も示せないので自分に変化を起こすことはできないだろうと思っている。逆にその人自身を通じた考えた過程が見えないと、あまり触発されない=結構どうでも良いこと と思うようになっている。
そういう意味で、参加者のほとんどが自分をフィルターを通した言葉で自分の行動に対して話していたのは良かった。だから、id:Spiny-anteater が思い立ってアイデアをプレゼンしたのはよかったし、自分を材料にした意見をくれる人が参加者には多いのだから、その中で今後ブラッシュアップして良いサービスになれば素敵だと思う。あと、id:toyo213 が参加者メンバに呼びかけてプロジェクトをスタートさせたことも素敵なことだし、そこに自分も入って手伝い始められたこともうれしいこと。
そういう自分も SVC 参加者とサービスを作るべく議論を進めつつ、少しずつ形にできてきていることも参加者メンバに何がしかの影響を与えられることかと思う。
ところで、SVC参加前の1回目の事前ミーティングと同じで実感するのが、やはりこの参加者たちはスキルが高い。とうこと、どういう点で高いと思うのかというと、
- ネガティブなことを言わない 常にポジティブな雰囲気を持っている
- 自分の考えたこと、意見、やっていること、やりたいことを明確に持っている
- しっかり話して伝えることのできるコミュニケーション能力
- 専門分野について知識が深く、よく考えている
- 今現在取り組んでいることがあって、漠然と生きていない
こんなことを感じるので刺激が多い。社会人はコンサルタントもエンジニアもいるし、文系学生も理系学生もいる。メンバは若干流動しながらも常に30名くらい集まっているだろうか。なかなか普通に過ごしていてはこんなメンバは集まれない。
このメンバで会社を作ったらすごいことができるかも、と思ったことがあるが、緩やかなプロジェクト単位で現に始まっているので、やりようによっては冗談ではなく行けそうに思う。
このメンバでサービスを作ったり新しい自分の動きの紹介をしながら、鮮度よく刺激し合う関係を継続できるのが良いのだろう。自分としては最も触発され、刺激を受けるこのメンバとの関わりを大事にしながら、自分自身もまた触発された結果をフィードバックして鮮度を保つ力になっていきたいと思っている。
自分に取ってシリコンバレーカンファレンスは1日限りの出来事だったが、その周辺に生まれたものは確かに大きく価値の高いものになっている。