09年4月くらいだったかメールサーバを構築した際にメールプロバイダ(メールアカウントを発行してサービスしているところ)ごとにだいぶメールの扱い方が違ったのでメモ。すでに忘れている部分もありうろ覚えだけど書いてみる。現在はすでに対応内容は変わっている可能性があるかもしれない。
大体やってみたところ以下の項目をみつつSPAM扱いにするなり、受信拒否なりしているようだ。項目は上から順番に重複させて設定していく。例えば項目3は項目1と2を実施してある状態に3を行っている。
- メールのヘッダに送信元のサーバ名があるかどうか
-
メールヘッダの送信元のサーバ名の逆引きができるかどうか
- このとき送信元IPアドレスはバックアップ回線の他プロバイダから送信
- メールヘッダの送信元のサーバ名の逆引きされたIPアドレスが、実際の送信元IPアドレスブロックと同じかどうか
- DNS 上で SPF に設定されているメールサーバかどうか
アカウントは Gmail、Yahoo!Japanメール、MSN(hotmail)、WADAX の4つで試してみた。
受信できたら○。SPAMフォルダに入れられたら SPAM、受信すらできなかったら×
Gmail | Yahoo!Japanメール | MSN(hotmail) | WADAX | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | × | × | × |
2 | ○ | × | × | × |
3 | ○ | SPAM | × | × |
4 | ○ | ○ | SPAM | ○ |
MSNは結局最後までちゃんと受信できず。ウワサではこんだけウチのメールサーバはちゃんと設定してるので、受け取るようにしてくださいね。のようなメールを出して相当時間がたってから対応してくれた話もあり。
GmailはユーザのSPAM申告によって出来上がったブラックリストに引っかかるものはSPAMフォルダに入るようになるが、それ以外の要因は全く関係なく受信してくれる。ある意味良く分からない色々なこねくり回した条件をもとにメール拒否されるよりかは、シンプルで分かりやすい。
ネットワーク環境はさておき、メールサーバとしての動作確認をまず純粋に行いたい場合は Gmail に出してみる。ということは覚えておいて損はないかと思う。