今まで親戚交えの中で飲んできて、サシというシチュエーションは特に必要もなかったので避けていた感があった。飲む前は父親の方が飲みたがっている感じはしたが、こちらはなんと言うか気恥ずかしさでいっぱいだった。
仕事の考え方について話し合ったのは始めてだっただろう。父親はかなりしゃべる内容を整理してのぞんできてくれていた。お互い歩んできている時代が違うので、意見が重なる部分/異なる部分は確かにあった。
ただ、そのやり取りの根底には父と子の関係がいつまでも続く。向こうは何かを言いたい(伝えたい、指摘したいに近いかな?)、こちらは負かされない(張り合いたいに近いと思う)。その裏側にはすごく心配してくれていることが分かるし、こちらもそれが分かるから心配されすぎないように振舞う。
自分の意地が分かっているけど消せない。いい歳になっても自分は子どもなんだと自覚した日。
もう何度かこの機会を重ねれば少し慣れて、自然体な自分に近づいてくれればいいなと思う。