大学生のころ4年間にちょっと高めな居酒屋さんでアルバイトをしていた。社会人になってからも2回ほどお客として行ったりしていたけど、結婚してから自分も引越したこともあって行かずじまいになっていた。
そのうちそのお店が入っているビルが閉鎖されてお店はどうなったのか心配したけど、割と近くの駅にお店を構えたとの情報より行ってきた。
約10年ぶりの再開。若干ドキドキしながら真新しいお店に入る。
マスターも店長も白髪は増えたけどみんな元気そうだった。不思議とあのころ一緒に働いた人とお客さんの名前が次々出てくる。あのころが一番良かったよ。と言ってくれた店長の言葉が妙にうれしかったり。
世の中を何も知らない18歳の時からだから、今振り返ると社会の縮図のようなものを感じられた時期だったんだなぁと自宅に着いてからふと思う。バブルがはじけてお客さんが減ったり、人がいなくなって足りなかったりしながらもお店はなんとか営業するとか、お客さんと仲良くなるとか。
メニューやお酒も増えていたけどみんな味は変わらずおいしかった。それがうれしかった。
お店にとっては色々ありながらも変わらぬ味で10年以上やってきている訳で、それをコツコツやってきたことが最近の自分の感覚と差があって新鮮だった。
若干興奮して色々しゃべってしまったけど、妙に素直な開放した自分がいてそんな時間が持ててよかった。
また、行こうと思った。