スティーブ・ジョブズ 神の交渉力


珍しく本屋でついでに買ってしまった本。ジョブズが何で人々を魅了するのか。そのヒントみたいなのが少しでも見えたらいいなぁと思いつつあまり期待しなかったけど、

スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! (リュウ・ブックスアステ新書 48)

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掴ませられちゃったなぁという感じ。amazon のレビューも後から気付いたけど、同じ感想だなぁ。まったくレベルが低い。

スティーブ・ジョブズがいかに常識外れで、汚い手段もとって、信念を曲げずに成功を収めてきたのかということを非常に誇張しながらエピソードを紹介している。ワイドショー的な文章という感じ。このすごいでしょ/ひどいでしょ感を出すための誇張ぷりに失笑してしまう。

タイトルに交渉力とついているが、ただ交渉によって契約したとかのエピソードが紹介されているだけで、なぜ交渉力があるのかは全く解説されていない。

最後の方は有名なジョブズのスタンフォード大学での卒業スピーチの引用をしているけど、訳も正確ではないし紹介しているだけだし。それならスピーチ全文を読んだ方がためになるし。

筆者はアップルにもいた人みたいだけど、ベンチャー中にいればこの程度のことならジョブズでなくてもスタッフレベルでも経営陣でも起こす人はいるし、それが起きたところでベンチャーなのだから別に。。と自分は思うし。大事なのはそういうバタバタもありながらも人を魅了したり、熱狂的なスタッフと一緒にやれているかどうかだと思うので、そのツボみたいなのが分かってないとどうでもよくなってしまうよなぁ。

読んでみて、「結局で何?」と思うだけの何も知的情報を得られない本。リアルの本屋に行ってついで買い時にはもうちょっと中身読んでからにしなきゃな。

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