展示の状況はブース数は少なくてスペースかなりあまり気味。ブースのサイズも最小構成な感じで、派手さはなくあまりお金を掛けずにというのがよく分かる。展示内容も Linux 上で動く会計ソフトなどエンタープライズ向けが大半。
確かに Linux というオープンソースで距離に関係なくネット上のコミュニケーションで成り立っているものに対して、リアルな場所を構えてそこに人が来ることを期待するのは矛盾しているのかも。
以下レポートは実際にはVirtualWorld と同日の5/29に聴いたもの。
080528 LinuxWorld 2008 conference memo
基調講演 次世代データセンタ クラウドコンピューティングセンター
IBM VP Software Technical Sales & Services : Matt Wang
# 直前にて 中国無錫市 : Zhu, Weiping から変更
# 地震によるためらしい
- 中国にてIBMと共同で次世代データセンタ構築
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クライドコンピューティングとは?
- 構成概要 ハードウエアと仮想をはさみ開発環境を提供
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Apache の開発環境 Google 提供物があるようだ?
- # おそらくweb開発環境を想定しているのだろう
- 必要なリソースの割り当て可能従量課金制度になる
- 3ヶ月でIBMと一緒に構築 # 電源ラックがあるとして構築期間としては可能
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国をあげてアウトソーシング産業に力を入れる 大学専門学校などとの人材育成
- NTT-DATA, NEC, フランスiParks
- サービスアウトソーシング産業発展がんばってます
- 地域 ウーシー のアピール 大学、研究機関あります # アピール
- # プレゼンテーション内でクラウドの具体的話はなし
Q&A
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Q1 クラウドの規模や機能の具体的中身は?
A1 クラウドは必要に応じて増やせます 第一弾は同時接続ユーザ500名
IBM のハード提供 ブレードセンタ、B、Mシリーズ
ソフトウエア Google 共同開発もの
ミドルウエア IBM DWH用
ユーザはライセンスの共有が可能 レンタルという形態になる
win-win-win = こちら、IBM、ユーザ -
Q2 ユーザの反応は?
A1 セキュリティに対しては暗号化している 共通プラットフォームで安心感がある
Microsoft マイクロソフトの新OSS戦略
デベロッパービジネス本部長 業務執行役員 : 市橋氏
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VisualStudio 作っている部署 リリースの仕方が変わった</p>
- リリースする前にコミュニティーに公開してフィードバックする 他メーカではやってきたことだけど
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MSもオープンソースやってます www.microsoft.com/japan/opensource
- オープンソースソフトウエアラボ ある シアトルに専用部隊がある
- MS製品との関連をするものが対象 PHP, Java, MicrosoftAJAX Libran
- インターオペラビリティやると言い続けた具体的製品を提示する
- # 結局製品につなぐためのオープンソースは無視できない MS製品と親和性ないの?という声ありらしい
- ソフトウエア開発につきたくない若者が多いらしい
- OS が乱立している Windows,Linuxなど それを仮想化で解決する その手法を MS が教授するようになる
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日本初公開 Silverlight demo Novell:Monlight
- Hyper-V Manager 画面にて SUSE 起動
- SUSE10-SP2 高速化するゲストOSとしてチューニングされたもの
- Novell SUSE の紹介 デスクトップとしてのLinux 左下にアイコンあり(Windowsスタート位置のまね)
- Novell Moonright フレームワーク Silverlight をMONOに乗せた
- お絵かきソフトのような画面上で書いたり消したりのデモ
- # 結局どこが Sliverlight の部分だったのかが分からなかった。。。
- PHP on IIS7? あり IIS上でPHPが動く # PHP/PEAR 対応 今後 MySQL とのインターオペラビリティ
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仮想化におけるマネージ部分の製品を出す予定 # 今はない
- SystemCenter で仮想化上の他OS部分も見れるようにする
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基本的にプラットフォームに関係なくみれることが目的 すでに動いてきています
- 具体的に OpenXML Office2007から対応
- テクノロジー人関係なく使いやすいものを使っていくだろう
Q&A 設けず
Linux+Xenによるサーバ仮想化構築事例のご紹介
日本仮想化技術株式会社 CEO社長 宮原氏
- 資料はwebにて公開予定 # ありました => http://virtualtech.jp/page39.html
- 会社紹介 2006年12月設立 7名 仮想化に特化した研究開発
- パイオニアシェアードサービス様事例紹介 結局Xenを選ぶ
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仮想化実績 VMware or Xen?でブラックボックス化していないオープンソース Xen を選ぶ
- 逆に VMware だとブラックボックスなので責任持てない
- Novell SLES9 , 10, RedHat Enterprise ES4, WIndows2000
- Apache + Tomcat
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設計のポイント キャパシティプランニング
- 現状のシステム負荷把握 CPU/メモリ/ストレージ/ネットワーク
- 仮想化する前に負荷が高い部分を解消する or 解消策をつくって プログラムチューニングなども
- ストレージが問題になりやすい パフォーマンスがでない結果になりやすい
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ストレージの選択 FC SAN 早かった、スナップショット機能、レプリケーション 高いけど
- パフォーマンスが求められない点は iSCSI にした
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多重化による冗長構成
- VM冗長化とブレードのエンクロージャ冗長も
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ハードウエア
- hp c-class CPU4コア 50VM動くように メモリ14GB グレード 11台+2台iSCEI用
- 2GB/VM, 6VM/ブレード
- 6VM*11=66VM
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60%ルール提供で 40VMくらい 特にメモリとIOを性能を60%くらいに見積もっておく
- 障害時の切り替わりで想定
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移行
- RedHat => SLES10 アプリケーション移行
- RedHat ES4 => 擬似仮想化VM に変換 カーネルの変更、ドライバ入れることでも出来るらしい
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運用監視
- 死活監視、負荷監視 Nagios => Hinemos へ移行
- Hinemos : Javaで開発されたもの NTT-DATA 展示中
- Hinemos 仮想化環境に独自に手を入れた
- 仮想マシンベースで追加削除など、リソースも仮想マシンベースで監視する
- なぜ Hinemos? 完成度の高さ、WindowsとLinux対応、サービス監視まで
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バックアップ
- ディザスターリカバリーするならと仮想化がよい
- ストレージ 1 FS SAN ハードウエアスナップショット、2 スナップショットをバックアップサーバでマウント
- 3 中身をバックアップソフトウエアでテープライブラリにバックアップ
- DRBD ディザスターリカバリーブロックデバイス : ストレージの冗長化 ミラーリングする オープンソフトらしい
まとめ
- 仮想化のメリットは体験しないと分からない
- ボトルネックは I/O周り
- 耐障害性を考慮しないと 運用監視を行う必要がある
- やってみてください 導入は簡単
- こうなりたい tobe どうあるべきか 何を得たいかをはっきりさせればいいのでは