http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20265949,00.htm
これは大きい。インターネットビジネスにおいてこれは決して無視できないし、これは新たなWebサービスの価値を裏付ける出来事。
YouTubeに対しては “利用者は飛びついてすさまじいアクセス数をたたき出しているけれども、結局このモデルはお金にならないで赤字なんだ” と散々言われてきていた。
その違法性には利用者には大変受け入れられたが、ビジネスとしては認められない(認めたくない)という位置付けだった。
しかし、キャッシュの豊富なGoogleがYouTubeの価値に対して16.5億ドル払ったという事実はこのビジネスモデルがそれだけの価値のあるものであったことを示している。
と同時に今後、YouTubeがキャッシュの心配をすることなく安心してサイトサービス提供を続けることができる。
今後は何かと政治力の影響を受けてきたGoogle傘下に入ることで、著作権を無視した違法なコンテンツへの規制をますます求められてくるだろう。しかし、これを行うには技術が必要だし、すでに試みられているので実現するのは時間の問題と思っている。具体的には音声認識/画像認識/著作権保護認証といった部分だろう。
とにかく、利用者にとってうれしい無料で提供されるWebサービスがビジネスとして成り立つという証明がされた訳で、今後内容は違えど同様なスタンスのWebサイトがいくつも登場してくることを想像すると、インターネットの可能性はまだ尽きないし、ますます広がっていく楽しさを感じる。