誰かの本の中にビジネス上に欠かせない本を3冊あげていて、その中の一冊。
タフ&クール―Tokyo midnightレストランを創った男
グローバルダイニングの社長が自分の生い立ちからグローバルダイニングの歴史と後半はグローバルダイニングにおける経営観をまとめている。
生い立ちは海外に行ってやんちゃしたりとなかなか楽しそうな人生を送っていて、小さな喫茶店から始まったグローバルダイニングの前身の話とか結構その展開にへぇ~と思ったりする。
店作りの中で大事にしているのが学生時代にたくさん見た映画からの印象だそうな。確かに学生時代に見たもの聞いたものの影響は消えずに深いところで残っているものかもしれないなとも思わされる。
後半の経営観はかなり参考になる。有能な人材ばかりで構成するための企業文化/風土は結構いいなぁ。働く上では各人の仕事に対する考え方があって、その視点/観点が会社の風土と合ってないと結局、お互いに失敗を繰り返して転職産業が盛んになるだけ、と思っていたとこがあって、お互いの観点があってない場合は早々に合ってないからNGと言う勇気も必要だぁな。
完全能力主義性は非常に共感する。どこの会社に行っても人事制度は様々で、みんなが満足する完璧な人事制度はありえないとは思ってはいるが、基本的にその個人の成果/パフォーマンスによっての対価が給料と考えているので、能力以外の指針(残業時間/年齢/社歴/家族構成等など)の要素は反映させて欲しくない。ココまで数字でパシッと決め打ちしてくれる方が分かりやすいよな。
自分にとってもビジネス上、今後も非常に参考にしていきたい本。