今後ルーティングプロトコルをガシガシ使うことがなくなると思うので、忘れていかないうちに自分のナレッジのメモ
あまり運用上使わない部分は削ってしまうことにする。
追加項目/ご指摘大歓迎
現在執筆中・・・
ルーティングプロトコル概要
- BGP
- AS間で用いるルーティングプロトコル、社外ISPと共通して用いる唯一用いるプロトコル
- IGP
- AS内部で用いるルーティングプロトコル
- OSPF
- RIP
- static
- etc.
- BGPとIGPの関係
- IGPのルーティングテーブルを用いてBGPセッションが成り立つ。具体的にはリカーシブルックアップのようにBGP経路のNexthopへ到達するためにはIGPのルーティングテーブルを参照することが通常であるため
BGP
eBGP
- interface address 同士でのダイレクトな peering が通常
- AS 間には peering を行う小さなネットワークが存在 (private peer なら /30、IX peering なら /24)
- AS 間における BGP 運用責任はtransit 提供などのサービス提供形態以外は対等、損害賠償もない緩やかな覚書を結ぶ程度(覚書を結ばないISPもあり)
iBGP
-
loopback address にて peering</p>
- バックボーン内は複数ネットワークにて冗長性を確保している場合が通常であり、interface address に依存しない peering が可能
BGP のトラフィック制御方法
上りトラフィック制御方法(origin AS から external 行き:出し)
- Local Preference
- AS-path長
- MED (上書き)
下りトラフィック制御方法(external AS から origin AS 行き:入り)
- Prepend (AS-path長)
- MED (external からの経路情報より)
その他の制御方法
-
community</p>
- 色づけ(それ自身では制御は行わない)、fliterで引っ掛けて LP/MED などの制御を実施する
- origin AS の経路、border ルータ、customer AS、external AS などを識別するために経路情報に付与する
-
eBGP multi hop
- 複数ネットワークをはさんだ状態でpeerを張る
- neighbor address への到達性は static を切って確保する必要がある
-
同一ルータで複数回線接続する場合にはロードバランスが可能
- この時ループバックアドレス同士のpeerが通常
-
multi path
- best path 選択の際、最後のクラスターIDまで落ちずに手前の段階で同コストとして選定する
- 複数本peerを張っている場合にはロードバランスが可能