- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/11
- メディア: 文庫
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http://d.hatena.ne.jp/d_sea/20050728 の時に読んだ10年ぶりの小説がこれ。
確かテレビの情熱大陸でこの人がしゃべっていたことがとても練られた言葉だった。安易でない考えさせるような言葉でとてもいいなと思って、いつかこの人の書いた作品を読んでみたいと思っていた。
実際読んでみたら全体的に排他的で、心に何か傷を負っている主人公の姿が陰気臭く映る。現実描写がかなり長いので読み飛ばした部分もある。
考えが練られていくような文章を期待していた部分があって、出会ってみたらあれ?という感じになってしまったのは否めなかった。
筆者の年齢とか性格とかが正しく小説に現れている感じかな。
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