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フリーは魔法の弾丸ではない。無料で差し出すだけでは金持ちにはなれない。フリーによって得た評判や注目を、どのように金銭に変えるかを創造的に考えなければならない。その答えはひとりずつ違うはずだし、プロジェクトごとに違うはずだ。その答えがまったく通用しないときもあるだろう。それは人生そのものとまったく同じだ。
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ゆっくり働くことの問題は、技術革新が遅くなるだけじゃない。革新が全く起こらなくなることなんだ。革新を起こすようなプロジェクトをやりたいと思うのは、スピードを味方にして敢えて難しい問題に挑戦しようとするときに限られる。新しい技術を開発するのはものすごく大変なことだ。
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何か事業を興すのであれば,自分の武器となり得るのは何なのかを考えないと駄目ってことです。そしてそれは,別に“現時点で装備できる武器”じゃなくてもいい。ゲームでもそうですけど,レベルが低いと使えない武器ってあるじゃないですか。でも,筋力をこのくらい上げれば,きっとこの剣を持てるに違いない,みたいなね(笑)。
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これからは技術者であると同時にいつも時代のすう勢を見極める経営者の才能を備えた人でなければ、事業を進めることは不可能である。自分は技術者だ、自分は工員だといってはいられないのだ。これは、営業マンも同じである。
(snip)
うかうかしていると、社会にも仕事にもとり残されてしまうだろう。
1回目のスタートアップを終わりにしました。
一部の方にはお伝えしていましたが、やはり対外的にちゃんとお伝えしないとと思い書くことにしました。
fluxflex inc. は現在も存在しサービス提供を続けておりますので、会社がなくなった訳ではなく個人的なことであることを最初に記しておきます。
1月末日付で fluxflex inc. の取締役を辞任しました。持っていた株式の大半も譲渡したので、現在は少数株主としての関わりになっています。
fluxflex はシリコンバレースタートアップをやりたくてアメリカに登記した、自分にとっては初めてのスタートアップでした。デラウエア州に登記したのが2010年3月、サンノゼのオフィスをスタートしたのが2010年6月、登記から2年が経過してました。
スタートアップは独特な世界でとにかく初めての経験ばかりだと思ったので、今まで経験に固執することなく一回リセットし、まずやってみるというスタンスで始めました。ノウハウもないのでストレートに進めずに紆余曲折もあるだろうから、とにかく時間を確保する必要があることも想定して、個人会社である ShakeSoul での仕事を止め、すべての時間をかける環境を作り取り組みました。
やってみるとうまくいった部分といかなかった部分があって、個人的にはうまくいかなかった部分が大きくなり、負担が大きくなりすぎてしまいました。
要因の一つは経済的負担で、ある期間身を削ることを想定していたものが、想定より期間が伸びてそれだけ傷が大きくなり、結果的に家族への負担も大きくしてしまいました。自分の中のルールとして、多少傷をつくことは想定しつつ傷つきすぎて死んでしまわないようにすると決めていましたが、結果的にかなり傷ついてしまって、そのことに気づかないように過ごしてきてしまっていました。
もうひとつの要因は当初掲げた実現したいコンセプトやモデルが変わってしまったことが大きいと思います。新しいものに対して情熱を見出すことは難しかった。
一方、得たことも大きく、多くのスタートアップの創業者やそれを支えるエンジェル、インキュベータ、VCなどの方々とつながれたことは、今後の大きな財産になりました。私のパーソナリティを知ってもらえたことも大きかった。
また、サービスを語ったりピッチしたりする際に、重視する項目や必要な構成要素が何かを学べました。ビジネスモデル、ターゲット、ユースケースなどをどう定義してサービスをつくり上げるか、思考方法というか頭の巡らせ方のようなものを掴んだ気がしています。この学びは2回目以降に生かせるはずで、迷いなく進める重要なノウハウになります。
振り返ると、焦ってやりすぎた。という気がしています。確かにスピード勝負な世界なのですが、色々な側面のロジックを作ることや判断する時期を作って地道にステップを踏んだほうが、結果的にまっすぐな道を進めていることになる。ということが教訓だったと思います。このことは今まで事業を作る際に実践してきた手法と合致していて、実はそのノウハウがそのまま使って良かったと思える意外な発見となりました。
これからはじっくりスタートアップの流れ、世の中の流れを見つつ少し充電して、2回目の準備をできたらいいなぁと思っています。
今は経済的損出を補うために個人会社を復活させて売上をあげています。幸い、人脈から良い案件(レベル的にも)に巡りあえて、新しいこともチャレンジできる環境にいます。売り上げ的にはfluxflexの給料の3倍程度なので、一度見失いつつあった自分の価値を再確認したり、損出がなくなりつつあり、これはこれでとても大事な時間を過ごしています。
自分にとっては最初のスタートアップのチャレンジはステップアップのための大事な経験になりました。今までの模索していた状態を終え、今後は模索しながら得たものを信じて進む段階に入れたらと思っています。かなり曲がりくねり戻ることもあった歩み方から今後はストレートに1/4くらいの距離で進める気がしています。
今後もスタートアップの世界は注視していきたいと思っていますので、イベントなどでお会いするかもしれません。では、またその時に。
Instagram 買収にみる売る側の戦略戦術を考えてみる
Facebook による Instagram 買収はスタートアップ業界にとって驚愕だったし、シリコンバレーはこれだけ大きな買収額の案件が出る特別な場所だと改めて思うところだった。確かに3000万ユーザの価値は高いが、売上がない状態で $1B(800億円)の売却額は素直に納得するには大きすぎる金額だなと思っていた。何かからくりというか、戦略戦術があるはずだと思ってちょっと調べてみた。
Instagram の CrunchBase を見てみると色々見えてきた。あくまで想像ではあるが考察してみる。
買収確定直前の資金調達
Facebookによる買収の記事は4/9に出ている*1。実はその数日前の4/5にシリーズBの資金調達記事が出ている*2。実際シリーズBが行使された日付は分からないが、記事になる数カ月前ということはないだろう。シリーズBの調達金額は$50Mで、バリエーション$500Mということが明らかになっている。記事公開の日付をそのまま鵜呑みにすると数日間でバリエーションが倍になっていることになる。
その14ヶ月前に行ったシリーズAのバリエーションは憶測だけど$20Mと言われていて*3、それを考えるとシリーズBのバリエーション$500Mは上がり過ぎだろうと思える。
Facebookのマーク・ザッカーバーグが3日間で交渉を成立させたという情報がある*4。ただ、18ヶ月前にFacebookとGoogleがアプローチしていたという情報もある*5。おそらく、3日間で行ったのは最終的な決断の部分であって、最初のゆるい段階でのコンタクトは18ヶ月前に始まっていたことを考えると、具体的売却条件の提示はすでに行われていたと考えるほうが普通だろう。
考察
シリーズBの調達がなければ$1Bという金額にはならなかったはず。むしろ、売却金額を大幅に上げるためのシリーズBを行ったといえる。シリーズBが行われたことによって、売却金額のスタートはシリーズAのバリエーション$20Mから$500Mに跳ね上がって、Facebook はそれ以上の提示をする必要があったことになる。
つまり、VCは Facebook との売却交渉を知っていて、売却益を自分たちも得るためにシリーズBを仕掛けた。特にシリーズBで初めてInstagram に投資した Sequoia Capital にとっては仕掛ける価値のある大きなチャンスだったに違いない。
Facebook上場前のタイミングでの売却
Instagram の CrunchBase を見るに、売却金額$1Bの内訳は株式とキャッシュになっている。株式は上場前のFacebook株だ。Facebook はまだ上場していないので、$1B分のキャッシュは用意しないだろうし、株を混ぜるのは普通の発想。実際、上場申請より純利益は$1Bなので、1年分の純利益が吹っ飛んでしまう*6。
どの程度の株式交換比率がわからないが、確実に言えることは、Facebook株は上場後に必ず金額が跳ね上がるだろうから売れば利益が出る。と言うことは、キャッシュよりもむしろFacebook株の方が、Instagram側にとってはゲインが確実視出来るので良い。
考察
この戦術は Instagram 創業者が持っていたというより、VC が提示して Instagram 創業者の同意者と実行され、狙い通りに実行できたと考えたほうが普通だろう。
Facebook上場前にFacebook株をどうやって手に入れるか、というのはコックでもいいから雇ってほしいと思う個人から VC からみんな同じだろう。この観点からいけば Instagram 売却はVCにとっては上場前のFacebook株を得るベストな方法だった。
Facebook側も上場前の株が上がることを考慮した株式交換比率を提示できるだろうから、純粋に$1B出すことにはならずに提示しやすかっただろう。もし、株式上場後だったらこの金額を提示するのは難しいだろう。実際、争っていた Google にはこの金額はキツかったのではないか。
まとめ
こうやって見てみると、VCの戦略性の高さ、戦術のしたたかさを感じざるを得ない。
彼らは実にシンプルに、
- 売却金額をどれだけ大きくするか
- Facebook株を得てさらに上場後のゲインを出す
これにフォーカスして、実際ものにした。
ここまでの戦術を日本で打てるVCはいるのだろうか、いないだろうなぁ。戦術がダイナミックすぎるのと絶妙なタイミング(上場前という時間制約がありつつ、有利な条件を引き出したいというバランス)で結果を出す。これを実践する高いスキルが必要なことも想像できる。
シリコンバレーの力というのは、創業者の優秀さは確かにあるけど、それにも増して投資側であるVCの強烈な力がエコシステムを作ってくれるのだと思う。
実際、Facebook上場という一つのビックウエーブに対して、狙いを定めちゃんと乗ることが出来きたのだから、うーんさすがシリコンバレーパワーや、と思ったのでした。
売却直前の資金調達のようなテクニックがグレーゾーンであるのか、あまり売却金額をどう大きくしたのか、のような観点で解説した記事がなかったもので書いてみたのもある。多分まだそういう段階に日本は来ていないので、お金の戦略性のような話題はあまり飛び交わないが、それくらい考えてやっている人達がいることを起業家、VCは知っておいていいと思う。
Titanium Mobile で開発した iPhone アプリに AdMob を導入する
バージョンアップ開発中のすき間iPhoneアプリDM@chatにAdmobを表示したくて調べたけれど、あまりきれいにまとまった手順がなかったので、自分のためにも残しておく。
Titanium Mobile の提供元である Appcelerator から AdMob 用のモジュールも提供されたので、それを iPhone アプリに導入するための手順です。
Appcelerator Developer Blogよりmodules提供のお知らせのポストだと手順がわかりづらかったので、それより新しめのAndroid導入用のポストの動画を参考にさせてもらった。
1. Appcelerator の github から AdMob modules をダウンロードする
いくつかのmodulesがgithubで公開されている。
- 今回必要なのはiPhone用のAdMobモジュールなので、この階層(admob/mobile/ios)まで移動する。
-
このディレクトリ内にある、「ti.admob-iphone-***.zip」というファイル名を見つける。
- 自分が確認したときは ti.admob-iphone-1.0.zip と ti.admob-iphone-1.1.zip が置かれていた。
- このファイルはビルドされた時に生成されるべきzipファイルだと思うけど、すでにが置かれていたのでビルドの必要はなかった。
-
zipファイル名をクリックする。
- 今回の場合、「ti.admob-iphone-1.1.zip」にした。
- 次に表示された画面にて「raw」リンクをクリックする。ダウンロードできるので適当な場所に保存する。
2. Titanium Mobile プロジェクト内へ配置する
- ダウンロードしたzipファイルをプロジェクトディレクトリ直下(Resourcesやtiapp.xmlと同じ階層)に移動する。
- zipファイルを開き解凍する
-
modulesディレクトリが作成される。
- 中身は今回の場合、iphone/ti.admob/1.1/… のようになっている。
- 不要になったzipファイルを削除する。
以下のように、Resourcesディレクトリとtiapp.xmlファイルと同じ階層に「modules」ディレクトリが置かれればOK。
3. tiapp.xml を編集する
- tiapp.xml を適当なエディタソフトで開く。
-
の部分記述を変える。 - 今回はバージョン1.1なので、以下のように記述した。
