「経路乗っ取り」記事より
http://d.hatena.ne.jp/d_sea/20050426 に書いていたことが、現実的になってきた。
2005.06.08 日経の記事より # URL は削除されていた
JANOG ではやっぱり後ろ向きな意見も出て、大して議論にならなかったけど、これはネットワークオペレータの業務が根底から変わってくる。
問題にされているのは経路乗っ取りに対して、オペレータの人力でがんばっているから遅いということで、それをシステム化しようということだと思われる。
システムに頼るとシステムを管理する人間は必要になるけど、今のオペレータの腕の見せ所としていた部分は消えうせるので、純粋なオペレータは減り、新たなスキルが求められてくる。
経路制御に情熱を感じている人たちが多いと思うので、これは結構人生考えるくらい大きいと思うんだけど。どうでしょ?
総務省の報道資料
報告書案 2行目のURLの報告書:案 38ページ以降の内容
Happy Wedding of H&Y
彼が日本を離れてからしばらくたったけど、こんな素敵な形で戻ってくるとは。。。驚きと喜びにあふれたパーティでした。
国籍を超えるということはその国の文化や言葉をも超えるということで、一生のパートナーを決める時に彼が超えたものは相当大きい。そのスケールの大きさに感服します。彼が日本から離れなければ決して出来なかったであろう出来事。
やっぱ日本だけじゃあ狭いよなぁ。英語アレルギーを何とかしないと。。。
とにかく、結婚おめでとう!!これからの二人の生活を応援します。日本にきたらスタジオ入りましょう。
ICANN 報告会からのメモ
Internet の世界も技術だけじゃなくって、いろいろな組織があって成り立ってるのねと、こういう場に出て思う訳です。
あまりに知らない用語が多いので以下メモ
-
ICANN</p>
- インターネットの各種資源を全世界的に調整することを目的にしたUSの民間組織。1998年発足当初から会議に通う日本の方もいらっしゃるようで。
- ICANN は US の組織のため、国によっては ICANN に入らず、別組織内で決めようというスタンスもあり。決して全世界的な組織にはなっていない現状
- http://www.icann.org
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ccTLD
- 国別トップレベルドメインのこと。日本だと”.jp”
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gTLD
- 分野別トップレベルドメインのこと。”.com” “.net” とかのこと。最近では新しく “.pro” “.name”。そのうち “.sex” も出るかも(w
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インターネットガバナンス</p>
- インターネットを構築/運用/利用するうえで必要なルールとルール作りの機構
- 最近は社会資本としてのインターネットのあり方として、政府関与の傾向
-
WSIS</p>
- 2003.12月にジュネーブで開かれた世界情報社会サミットのこと。国連主催の政府間会合で、国連主催ということで全世界を網羅している。次回は2005年11月チェニス
- http://www.itu.int/wsis/
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WGIG
- WSISで議論された際、インターネットガバナンスを国連事務総長直轄のワーキンググループ作るということで発足。2005.11月WSISまでに報告
- http://www.wgig.org
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IGTF
- WSIS/WGIG 発足を受けて、WGIGから開示される報告書へ日本として意見を集約/提出するために発足。2004.8.20発足
- 正会員にJPNIC、IAJapan、JAIPA、JPRS
- http://igtf.jp
HITACHI こまめちゃん
引越しして、2フロアになったので、2台目として簡単に持ち運べる掃除機を買いました。
HITACHI こまめちゃん ハンディ掃除機 ネオグリーン PV-H22 G
- 出版社/メーカー: 日立
- 発売日: 1998/10/01
- メディア: ホーム&キッチン
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なんともかわいらしいネーミングですが、隠れたロングセラーで Amazon のトップランキングに常にいます。
使ってみた感想
- 確かにボディが小さいながらにパワーがあるので、ゴミが取りきれないということはない
- ハンディなので、通常の掃除機の本体側の位置を気にせずに掃除したいところにすぐ移動可能
- なるべく小さく出来ているがやっぱり長時間持っていると重い。。ちょっとした掃除向き
- 吸い込み口の幅がかわいらしさのためか狭いので、一度に掃除できる範囲が狭い>通常の掃除機くらいの幅だったら効率的に済みそう
使う時を限定しないと厳しい面もあるが、値段もそれなりに安いので、まぁこれはこれでありだったかという買い物。
[GR4000] maximum prefix
まぁ、マルチベンダで構成しようってことになると、10G border として国産ルータも注目してたりしますが、まだまだという印象がだんだん強くなってきます。。。
驚くべきことに Cisco で言う、maximum-prefix 機能がありません。これでは upstream 用にしか使えないじゃんっ!!
対応 OS は ‘06.06 予定だとの事。ラボのエンジニア曰く、「必要ですか?」と言ったとさ。。。
自分たちの技術力に閉じこもって、外を見ていない印象。
Juniper や Cisco のシェアを本気で奪いたいのなら、相手の機能を洗い出して盛り込んでいくくらいの事はしてもらいたいとこです。
キヤノン流現場主義
- 作者: 坂爪一郎
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2004/11/05
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 13回
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最近、経営者の書いた本を読んでないなぁ。と思いながら本屋で目に付いて買った本。
順調に右肩上がりのキャノン社長のインタビューをまとめた本。
キャノンという会社がどういう考え方を元にどのように意思決定を行っているのかが、リアルに分かる。
最近の日本企業での流行は、”終身雇用制度の廃止”、”社外取締役の充実” だったりするわけですが、御手洗社長ははっきりそれらに対し No と言う。会社に20~30年いることで見えてくるものがあって、それがコミュニケーションの強さやスピードにつながるという主張です。
今まで日本企業が守ってきたものへマイナスイメージが先行しがちだが、その良さを守りながらも実力主義を取り入れてきたりしている。大事なのは良し悪しの判断と今と昔のバランスかと思う。
小さい会社にいると人の流動というのがかなり激しくって、その(仕事に対する)希薄さが気になっていたし、会社を長期に見るときにすごくぼやけるマイナス面を感じてきていたので、御手洗社長の主張は会社を大きくしていく時に必要かと思う。
言葉自体はとてもやさしく、あっという間に読めてしまう。ごちゃごちゃ複雑にするのではなくシンプル・イズ・ベストだということか。
公共性を持つということについて
またまた大そうな題名ですが、JR西日本の電車事故を受けてつくづく感じたので、、、
今回の事故(個人的には事件(人災)と思ってますが)で電車に乗るということは大変な危険が潜んでいることをその映像からまざまざと教えられている訳です。しかし、次の日の朝はリスクを感じながらも車通勤するほどの決意はなく、いつもながらに電車に乗ってしまう。会社に行くためには乗らざるを得ない。
“使わざるを得ない”これが公共性なのではないか、よくインフラというと電気・ガス・水道というけれど、電車も生活に密着した公共性の高いインフラと言えます。
公共性が高いと言っても電車は国営ではなく会社が運営してます。しかし、ある種のルール(法律)にしたがっている面があります。
公共性が高い —> 法律で縛る
という関連です。電話も同じでNTT法がある。
では、インターネットはどうだろう?どうなっていくだろう?
今後インターネットは確実に公共性の高い存在になるでしょう。最初は大学の研究所から始まったものが、ビジネスで利用されるようになり、瞬断も許されない品質にまで位置付けが変わってきてます。
今後、公共性が高まった時にある程度の品質を保つために何がしかのルールで縛られるのではないか、またそうしなければいけないのでは?という気もする。その時に各 ISP のオペレーターやエンジニアはどうなっていくのか、何を求めていくのか?
てな事を考えると、このフレンドリーで自由な業界に携わる人たちがいい意味でも悪い意味でも社会から変革を求められる時がそう遠くない時期に来るんじゃないかと思うわけです。
心に夢のタマゴを持とう
すごく久しぶりに本屋さんへ行ってなにげ無しに買ってみた本。
言わずと知れたノーベル賞 受賞者 小柴先生の母校での講演内容を本にしたもの。決して本を書くつもりで書かれた本ではないのであしからず。
“カミオカンデ” とか “ニュートリノ” って何?と思っていたが、とても分かりやすく説明されているし、基礎物理学の根源の面白さを感じられて、理系人間の研究心というか探究心をものすごくくすぐられる。
やってるレベルと規模は全然違えど、学生時代、実験をしこしこがんばっていた時期をふと思い出した。
一番は人間ができる可能性についてで、人間のように物を作り出せる生物が宇宙中に生まれる可能性はすさまじく少ないんだ。ということを今さらながらに実感するわけです。
これを母校の小学校でもやさしい言葉で話しちゃうんだからすごいよなぁ。
久しぶりに心が震えさせられた本です。
Cisco vs Juniper
こういう題名にすると大そうな機能比較をしなきゃいかなそうだけど、そうではなくって、たまたま最近、Cisco JAPAN と Juniper JAPAN の人と話す機会があってその時の印象を比べてみようと思ったまでで、
Cisco は xSP向けの50名ほどのセミナーに参加
Juniper は今後の Road Map を聞いてみたかったので、ベンダーに設定してもらった。
さて、以下両者の印象
Cisco
- 儲かっているせいもあって?営業の雰囲気は余裕。ハイタッチ営業はパートナーを通じて購入という制約もあって決してがっつかない
- SE。やはり詳しい。アーキテクチャの知識はもちろん買収で大きくなってきた背景とそれと連動してきた技術的な推移を覚えている。さらに顧客の要求仕様に対して的確に答えられる。一言でいえば出来る
- JAPANで820名。色々な部署で色々なことをやってる。一番面白かったのがマッキンゼーとか有名コンサル会社から移ってきた人たちのコンサルチーム。結果的にCisco製品を販売促進させるのだろうけど、かなり上流(組織編成、サービス開発、マーケッティングとターゲッティング)の部分を見ていく。しかもなんとコンサル料は取りませんだってっ!!人的リソースにも余裕あり。
- 今でも十分でかい会社だけど、毎年10~30社くらいを買収し続けている。これだけ製品ラインナップも広がるわけだ
- 人数は多いが各人のスキルが高く洗練されているイメージ、この中でやってくのはかなり競争が激しそう。。。
Juniper
- 正直、細かな機能について詳しくない。話した人がエンジニアでははなかったせいかもしれないが、、、
- 先端の話といってもどれだけ速く/太くするかにとどまっているので、どこまで見据えているのかが疑問。
- 人数が少ないせいか、Juniper JAPAN としてやっていることが見えない。共通のイメージのようなものも見えない
- 未来を見たければ US 行って自分で見ることだなと実感
- 組織的にもまだ品疎。それほどレベルも高くなさそう。
で、結論
- ハイレベルな中でもまれながら必死こいて勉強したければ Cisco
- 俺が JAPAN で一旗あげてやるんだいと思うならば Juniper
- 両方とも機器としては洗練されているので、商品の潜在能力は十分
- あとはそれを自分のものとして、どうしていきたいかによるかな>なんで転職前提なんだろ?
# 別にまだ動きませんから。。。