3/22 シリコンバレー会社見学 RockYou
RockYou は FacebookやMySpace上で動くアプリケーションやガジェットを提供している会社で、Google に投資したVCである Sequoia Capital が最初に投資したことで大変注目され、現在第3ラウンドの出資も終了した今乗りに乗っているベンチャーです。創立は3名でしたが3年経った現在100名ほどになっているとのこと。
日本では mixi などはせいぜい OpenID と API を設けているくらいで、SNS 上で他のアプリケーションが動くことはイメージしづらいと思いますが、SNS をプラットフォーム化させて自由にアプリケーションを提供できる環境を作りつつ更なる活性化を狙うことを目的にした発展系かと思います。
当日は創設者3名の一人である日本人の石塚さんにオフィスを案内していただきその後、質問に答える時間を取ってくれました。
この日は日曜日のため社員はお休み、逆にゆっくりオフィスを見ることができました。
こちらのベンチャーは卓球台があるのが基本だとか
セールス関係のデスク エンジニアの方の撮影はさすがに NG でした
昔の excite のオフィスだったところを使っているとのこと、1階建ての倉庫を改造した印象を受けました
石塚さんを囲んでのお話し合い
RockYou の紹介
- SNS上のアプリケーションの中で広告打てる その収益は SNS に払う必要はなく100%自分たちのもの
- facebook, MySpace 上でのアプリケーションを作っている
- その分野でトップ
-
広告出の収益がビジネスモデル 以下の販売パターン
- 1 代理店使わず直で売る
-
2 自分たちが代理店になる
- RockYou独自で広告ネットワーク 誰でも参加できる そこで展開できる
- アプリ数は全部で70-80くらい
- 広告はタグ HTML 埋め込んで表示させる
- 今後 3 ユーザへの直接課金 を今年中にやる予定
- 割合が 1,2,3 1/3ずつになるようにしたい
-
人気なのが Super Wall on facebook
- テキスト以外のYoutubeも貼付けられる
創業時
-
最初やっていたこと</p>
- myspace で写真を貼付けられるアプリを作った
- 最初の数ヶ月で100万ユーザになった
- 個人でやるには限界がなった VCを入れて会社にした
- iconix? にいた3人が作った 前の会社の上に採用されなかった
- 結局もったいないので自分たちで会社にした
重視していること
-
バイラル効果があるかどうか</p>
- そのユーザがどれだけ引っ張ってきてくれるか
- 効果が薄いアプリケーションはきる
- 数字で判断 統計システムがある
-
すべてのユーザの行動を5分ごとに集計
- 属性、捜査内容
- 頻繁なアップデート 毎日100回アップデートしている
- 統計の数字を重視したのはファウンダー3名の経験、考え方
- ポリシーは統計に基づく数値化、頻繁なアップデート
RockYou アジア
- RockYou アジアが立ち上がった
- http://www.rockyouasia.com/
- 現地で開発する ローカライズだけでは楽しくないので
- ノウハウの提供はするが何を作るかはアジアに任せる
会社の回し方
- エンジニアドリブンではないマーケットドリブン
- 決定をするのはプロダクトマネージャ
-
エンジニアにもプロトタイプを作るな といっている
- # ここら辺が今時のベンチャーの新しい特徴なのかもしれない
- 新しくアプリケーションを作るのは誰でも提案してOK
- 辞めた人 自発的でない/である 5、6人ずつ 3年間で
- 担当アプリケーション : 小さいものなら 1名、大きいものなら 4-5人
状況
- これからはサイト単体で web サービスは流行らない
- SNS上でやった方が楽
- オリジナルドメインサイトは減ってくるのでは
- myspace は teenager の女の子が集まる
-
ターゲットを知るためにインターンとして teenager のアルバイトをとっている
- ユーザテストとかサービスの意見などを聞いている
QA
ユーザ課金について
-
お金を払う感覚は日本の方がすすんでいる</p>
- 携帯の事例もあるしね
- こちらはタダの意識が強い
- アプローチが今まで悪かった部分もあるのでチャレンジしている
logの取り方
- アクションのログを取る DBに格納する
- 格納された情報を10分ごとにクーロンが動く
- ブラウザから見える部分のログが対象
プロダクトマネージャについて
- プロダクトマネージャはバックグラウンドはエンジニア
- ちょっとした修正はプロダクトマネージャが行ってそのままリリースする
-
プロジェクトマネージャのお仕事は
- スケジューリング、マネージメント業務
- 統計システムから新機能追加変更を決める
- 細かい修正も気にする 例)ボタンの色とかも
開発期間は
- 最初の super wall は着想から3日
- max のボリュームでもせいぜい 2week
エンジニアチームの役割
- 開発フレームワーク framewark
- 各アプリケーション担当 developer engineer
- バックエンド回り backend
- 統計システム
会社が急速に大きくなる感じは
- 3-20,20-100名への変化をした
- 20名 大学のサークルの感じ
- 100名 会社ぽい
-
engineer 業務のアウトソースしている
- 通常のアウトソースだとspeedについていけないので、枯れたアプリケーションのメンテだけお願いしている
-
採用ポイント
- 論理的思考ができるか
- MS でもやっているなぞなぞみたいなテストを使う こちらではスタンダード
- スタートアップの経験があるかどうか
- 大企業にいただけだと取らない スピードについて来れないから
- 人柄は見ない
iPhoneアプリはやるか
- iPhone アプリ まだユーザ数が少ない
- 全世界のユーザ的には全然少ない 3000万
- facebook ユーザ 1億
こちらのエンジニアの給与について
- 駆け出し 800万
- ちょっといって 1000万
- シニア 1200-1500万
- ベンチャーだから給料が安いということはない 大企業と変わらない
-
ストックオプションをつける
- シニアだったら株数が多くなる
exitのイメージは
- VCから買収額の最低限の金額が言われている
- 今までオファーもあったがその金額以下だったので断っている
- 本当は3年で exit したかったが
創業者3名の役割紹介
-
1.CEO 45歳 元ルームメイトの元上司 いくつかスタートアップしている</p>
- 既に経験あるから CEO やった
- 2.技術面 BtoC 経験してきたマネージやりたがっていた
- 3.石塚さん BtoB やってきた コード以外はやりたくないから アーキテクトという立場でいる
起業に向く人とは
- 物事深く考えない
- 楽天的
仕事のスタイル
- オフィスにいるのが合計8時間から10時間
- 家に帰ったら仕事しない
- スピード重視
やることやったら の判断の仕方
- 決められた期日までに仕事をしたらまず OK
- 機能実装、バグ修正 : プロダクトマネージャがやる
- 目に見えないライブラリをたくさん書いた は付加価値の評価
- ドキュメントに残さない リリース100回するから
- どれだけきれいなソースを残しているのか : シニアエンジニアがやる
この不況で思うこと
- 今は協業が脱落するのを待っているだけ
-
さすがに人を雇うのは止めた
- 人は一番お金がかかる
日本とシリコンバレー
- こっちのエンジニアは自慢したがりや
- どれだけの人に使われているのはモチベーション
- キャリア的に RockYou は魅力
-
日本人が活躍できる部分がある
- flash developer
- デザインと開発の融合させること
- センスを兼ね備えているエンジニアがいない
- センスがあってコードも書けること
- いろんな言語がやれた方いい
仕事の仕方
-
基本的なドキュメンテーションだけ</p>
- それを見れば入ってきた人が facebook 上でアプリリリースできるくらいまで
- google : gmail, apps, wiki は docs を使っている
終わってみて
- まさに RockYou はシリコンバレーのベンチャーで、ゲームに乗って exit 目指してまっしぐらな勢いを感じた
-
必要はリソースや戦略は VC とのやり取りで調達できることがよくわかった
- それだけ VC の会社に対する貢献度は高い 日本でここまでできるところはあるのか
- 確かに経済不況の影響もあるけども、それでも exit して成功を収めることに対しては全く影響がない感じ
- 会社が急速に大きくなっていく時には、ある程度シンプルな採用方法とミスマッチを引きずらないのがポイントに思えた
- 100回/日リリースには驚いた それだけユーザの反応に対してシビアに対応しているのだろう
-
統計情報の数字をすべての基準にしているやり方は今どきな感じで正しいと思えた
- 数字がないと社内の変な力関係とかで決めて、そのやりとりに余計な時間をかけてしまうから
- 多分、アプリケーション自体は軽めだからたくさん作れて頻繁にリリースできる
-
重いのは統計システム側なんだろうな データ取得から算出結果を見れるまでの間隔が短ければ短いほどシステムはタフでないといけなくなる
- この間隔時間を質問すれば良かった。。。
-
日本ではスピードを上げて疾走すると悲壮感が漂うが、こちらではむしろ楽しんでいる感じが出ていた
- 疾走するための環境がちゃんと整備されているか/いないかの差ではないかと思う
- 単純にシリコンバレーベンチャーで日本人がファウンダーになるケースが出てきてうれしいと思った
- きっかけは偶然かもしれないけれども、大きな成功を得ることができるのがまさにシリコンバレーにいる醍醐味なのだと感じた
帰国してから Facebook 上に RockYou が出しているアプリケーションを一通り入れてみたが、結構有名どころが多いようでシェアの大きさと優位性を感じることができた。確かに Super Wall は自分のお気に入りをお知らせするにはちょうど良い。他のアプリケーションも使い込んでみよう。
インストール自体は http://www.rockyou.com/ の Facebook のタブをクリックして、アイコンをクリックすればインストール画面に飛びます。
JTPAシリコンバレーカンファレンス2009 当日メモ
3/21 JTPAシリコンバレーカンファレンス2009 の当日メモ。すべてのセッションをメモしてはいないが、自分に引っかかったところだけ。
梅田望夫さん (ボードメンバ) 講演
梅田さんブログに全文掲載 なので、そちらを参照ください。
大澤弘治さん (ボードメンバ) 講演
- 3つの話 : 自分の話、仕事の周りで起きていること、何を考えるか
会社の話
- 会社は VC、Global Catalyst Partners 300億くらいのファンド
- 1999年立ち上げた
- 三菱商事時代: 非鉄金属シリコンだったから半導体やった あたらしい時代だった 色々やれた儲ければOK
- Kamran Elahian について : 個人的にはすごい魅力的だった 起業家10社中4社上場した
-
1999年ネットバブル最盛期にもどること 戻りたくないから二人でなんかやろうよから始まった会社
- 事前の分岐点に人の出会いがある 機会を逃さない 重要
状況
-
Sequoia 投資先の CEO が一日集めてミーティングした 10/7</p>
- 2007年 アメリカはコンシューマ大国 GDP73%占める
-
point: global, 今回は信用問題なので根が深い(Credit Not Equity Driven)
- GDP Negative Growth 軒並み悪い
- まだ時限爆弾の仕組みがある Alt-A、ARMs 6割くらい支払不能になるだろう
- そこにつくのは 1,2年かも 5-10年ダメかも
-
やったことは6社ボードをやっていたが2社を売却した
- 自活できる会社、お金を使う額が少ない会社を残した
- 7割くらいが身内がサポートしている状況 支えきれる会社しか残らない
- 年金基金が下がっている
- GP ベンチャーキャピタル自身
- 10月今日から会社を変えなさい リストラしなさい 生き残れないので
-
GET REAL or GO HOME
- 現状を認識しなさい
アントレプレナー的準備
- 次に進むためには何もしないのはダメ
-
1. 恐怖心に打ち勝つ精神力
- 今までの実体験を元に考えるとあたらしいことに対して恐怖心がある
-
2. クリエイティブたれ
- お金はないがそれなりに考え抜いて進もうとしている新しい会社がある
- 独創的、新しいアプローチ 与えられた条件で行う
- 3. インテリジェンス
- 世の中に大きなことは起きないだろう
- 準備するにはいい時期
-
4. あきらめない!!
- 本当にお金集められるのか tracrecord 0 なのに始めた ちゃんとなるまで1年かかった
- やり続けると何とかなる がんばり続ければ何かが起きる
- 松下幸之助名言数 成功する秘訣は? 成功するまで辞めないこと
-
マクロで見ると右肩上がりでも ミクロ(月単位)で見ると上下激しい 売り上げの場合
- 社長は8割不安 manage し続ける
- 成功とは失敗を manage し続けることの積み重ね
- Abraham Lincoln 20年くらい選挙に落選し続けた末の大統領
-
5. チームプレイ
- 一人の力は小さい 苦しいときこそみんなでやる
-
6. 明るいこと
- 自分が主体的なポジションにつくと恐怖心は出る
- 落ちていたらきりがない それを笑い飛ばすくらいになって
QA1 あきらめないと言っておきつつあきらめている現実もある
- 割と会社を維持させたい派だが一人ではできない 周りも含め考慮する
- 自分として銅というよりかはミッションに立ち返って判断する
- あきらめない2つある 個人の気持ちをあきらめない
QA2 エコシステム聞く?
- スタートアップ時によく聞く 他の要素を動かすために気にする要素
- 日本のVCに期待することは?
- 日本だと振幅の幅が激しい こっちはそれなりに提供され続けている
- 日本はいいと出すけど、悪いとすぐ出さなくなる
- 日本でもインフラはある 質は別にして ブームになりやすい 業界としてはエスタブリッシュされない
金島 秀人さん 講演
- 研究者 専門バイオ
- トップの場所に身を置く 自分を可能な限りいい場所に見を置くこと
-
Stanford大学きてみて周りの連中がすごい
- ベンチャー Systemix? を大学の教授とメンツでベンチャー作った
- IPOした 大手と提携して大手のグループ会社になった
- 大きな視点で中間管理職 プロジェクトマネージャを経験した あたらし経験
-
日本のバイオベンチャーを応援するようなことやりたいと思った 10年くらい
- 若い頃から仕込みをしている
-
バイオは具体的なプロダクトがない場合もポテンシャルがあれば資本が入ってくる
- この地だったから成り立っている 産学連携
- シリコンバレー以外はない
- テクノロジーをベースにベンチャーでやって来れたのはシリコンバレーだから
- 夢を見つづけている
-
注目のバイオベンチャー企業
- BtoCでDNAを分析する
- ボリュームを集めれば価値になるだろうにつながるモデル
- 使うものは新しくない ビジネスモデルが新しいだけで大きく成長できるベンチャー
- ここ10年くらいそういう会社が増えてる
-
これからのベンチャーはビジネスモデルが大事 誰が誰にどういう形でお金を取るか
- 最大の差別化
-
シリコンバレーのキャリアアップ
- 職歴
- 年齢によって昇級することはない キャリア報酬制 職能と経験年数
- 一つの職能を極めるか複数の専門性を持つか
- シリコンバレーのハイテク企業は平均20%くらい入れ替わる 5年経てば全員入れ替わる計算
-
シリコンバレースピリット
- どこかからきた若い人が中心
- あたらしいもの、異質なものを善として受け入れる
- スキル経験を常に磨き、積み重ね、アピールする
- 個別の会社ではなく、その業界に就職している というプロスポーツ選手のような意識 落合みたいに優勝請け負い人みたい
- 意思としての楽観論に富み、挑戦することが善
- 自分の好きなこと、得意なことを仕事にする
- 組織は人生を託す場所ではなく、自分の個性が発揮で書であるべき、そうでなければ
- 自分自身の情熱を賭けて働ける場を探すことが大切だ。このスピリッツは日本に置いてもある程度は発揮できる
-
日本に対して感じていること
- 今はどんどん落ちている 閉塞感、閉鎖感が蔓延している
- 世界で通用する人材となるためには
- イノベーションとビジネスかであれば、最終学歴をアメリカで取得しシリコンバレーで就職する
- 海外で生活する時期を経験し、日本を外からも観察する視点を持つ
- 自分の強みを磨き、経験を生かし、さらに発展させる
- 自分の仕事が明確で、自分を鍛え、かつ成果が見えやすい小組織で働く
- 様々なことなるスキルを有する人とのコネクションを積極的に広げる
- 人生の良きパートナーを得る
-
from steve jobs : stay hungry, stay foolish!!
- こういう若い人たちと一緒にいるのが楽しい
QA 今後の時代の流れ 次は何か
- ヘルスケアをITで復旧させる
QA 得意分野をもって突き進む時は
- 得意分野だけだったら 日本で3番、世界で10番以内
- 複数持つならダブルマスター PHT は大事 主任研究員になれない
シリコンバレーで起業しよう
-
シリコンバレーならメイン以外の部分はアウトソースできる</p>
- アウトソースできる機能がそろっている
- 起業に失敗しても汚点にならない
- 起業するときのリスクが少ない
- エンジニアの採用のはずれもある 採用の基準を明確にする 期待値に届かない場合はすぐに辞めてもらう
-
スタートアップではいい人材は集まりにくい
- いい人材はいい待遇で大きな企業に行きやすい
- マッチしなかった場合は訴えられるリスクを最小限にする ガードをちゃんとしている
- 今の不況時はいい人を獲得するチャンス 人づてで入ってくれた 安くなるし
-
exit 資金の回収求められる 売却する ずっと永続的にその会社が存在することはない
- 売る方と買う方のマッチング インベスティメントバンクがいる
- 買う側は顧客だったりする 実際顧客だった そのサービスを使っているのでなくなっては困るので
- 会社を大きくするためにはいつで買うものを探していること プロセスが明確に確立されている
-
一番大切なこと
- 決断力、実行力 協業相手が真似する時間を与えないほど突き進むこと
- 人のせいにしないこと 自分が決めたこと もし失敗したとしても立ち上がることができる
-
なかなかプラン通りに行かない
- 最初に提示したビジネスモデルと今3度目の提示したビジネスモデルは全く違う
- 外的環境を求められたりすることに対して早く決断できるか
- コアなところがぶれないから成り立ったのかも
-
メッセージ
- お金集めの為にビジネスやるのは NG 価値あるものを出しているから対価が出る
- 求められているものを give するスタンスだ
- 恐れずにチャレンジしてほしい 人生終わりという訳ではない
- まずはきてみてほしい
QA 日本でまず成功してからシリコンバレーでということに対して
- まずは日本でという発想を転換することから始めたら
-
これが行けると思うようなものがあるならまず日本でなくてアメリカに持っていってもいい
- 中国、インドはどうかな # 爆発させることを狙うか狙わないか
- 受注だけで行く会社はシリコンバレーにもある
- VCはサービス生み出す系だけではないけど、せっかくやるならアイデアをもってVC出させてみればいい
-
VCは基本的に大きくしたい 売却 or IPO を狙っているところにだすから
- 受託だけでやっていくのはないね スモールビジネスとスタートアップでは違う
渡米を決意した理由
QA
- シリコンバレーで自分の時間があるなら効率的になっているのはなぜ?
- マネージメントの意識が違う よく見ずにスケジュールひいてみんなで進んでしまうけど ちょこちょこやっている
-
こっちはもうちょっと細かくふって決めて進めている 責任範囲はっきりしている
- マネージメント手法がマネージャの中にちゃんと確立されている
- 効率化はそれほど進めていない ソフトウエアのシェアの押さえ方がうまい 使い回せる ポジショニングの違い
- 日本のどの部分を変えた方がいいと思う?
- 自分があってるなら日本にいればいい こちらはエンジニアが環境を変えやすい レイオフもイメージダウンにならない
Yes we can (learn to speak English)
-
オープンソース MLよむ IRCで音声チャット 2000-2004 オンザエッジ</p>
- 分からないときは調べていた 習慣的に続けていた
- podcast 通勤時間同じエピソードを2回聞く 同じものを繰り返し聞く 役に立った 興味のある内容
- 駅前留学は役に立たなかった
- 最初1,2年は持ってるボキャブラリーでなんとかできた 専門分野ロジックを知っていたので
- 語意力は必要 キーワードで入ってくる
- 猿真似みたいにまねてみる
- 英会話学校無料レッスン10以上受けた 実際受けたのがすごいなぁ 結構いろんなアクセント
- ちゃんとした文法であることがビジネスで大事 過去形、未来系など
- 聞く分には単語力があった方がいい
渡辺千賀さん、海部美和さん 講演
-
コンサルタントとは</p>
- 1 テンプレート型?
- 2 芸人風
- 3 fixer
- 4 たこつぼ型
- 必要に応じて使ってほしい タイプを選んで
- 人を雇わずやっている 起業とは言えない
- 怖いことは知らないことが多い
- やってみる、調べてみると怖くなくなる
- 3年以上先のことを心配するのは地震がくるのを心配するようなものだ
- 自転車操業やってそれなりによい自転車だと分かればどこでも行けるんじゃん
- まず自分が変われ 上の方から変わる社会観が日本にいると染み付く
- 人のせいにしない まず自分でやる
カンファレンスをすべて聞き終えて思うこと
-
世界視点を持つならばシリコンバレーに来ないと始まらない</p>
- まずは日本で成功して、、、というパターンは成り立たない
- シリコンバレー発=世界発 だし、ここ以外の場所でITを絡めたビジネスの成功するのは難しい
- 日本で流れる情報がいかに限定的で鎖国的かが分かった
-
シリコンバレーで働く上での環境は
- 年齢、性別、学歴が問われない
- 年齢で役職と給料が決まることはない 日本と決定的に違うこと
-
プログラマーという言い方はしない、ソフトウエアエンジニアという
- コーディング以外にもアーキテクトもできるのが当たり前
- 単にコーディングしたしないのはコーダーらしい、そういうレベルはシリコンバレーでは採用されないからいないらしいが
- 誰かが何かをしてくれることはない 自分で決めて自分でやることやって給料もらう もらえるとしたらストックオプションくらいか
-
起業するための環境が完璧に整っている
- 創業者が身銭を削る必要もなし
- ビジネスアイデアがあれば、お金、人、設備すべてを用意してくれる
- 雇われる側もパーツの一つであって、レイオフされる可能性も理解できている
-
シリコンバレーになくて日本にあるもの
- 会社は社員のためという考え方 : こっちは会社は株主のもの だから社員にストックオプションを与えるのは理解できる
- 年齢によって昇級する : こちらは実績ありき 60歳でもプログラミングするソフトウエアエンジニアがいるらしい
- 会社が突然社員を解雇すること : こちらではレイオフがある 会社とその人とのミスマッチが生じた際もすぐ切れる
- 仕事の仕方(動作的なもの)への注意 : こちらではやることをやっていれば遊んでても遅く来てもよい やることやっているんだから
- シンプルだけどタフな世界で生きていくためにはやっぱりアントレプレナーシップと楽観主義でないといけない
JTPAシリコンバレーカンファレンス前 今日得たことメモ
今日の2つのミーティングは自分の知りたかったこと/模索していたことに対してヒントや新しいアイデアが出てきた気がするので、中途半端かとは思うがまとめておく。
JTPAシリコンバレーカンファレンスの振り返りは書くとして、忘れないうちに残しておくという位置づけ。聞いたことのメモではなく、自分なりのフィルターを通った後のアウトプット集。
-
新しいWebサービスが爆発する確率は確かに減っている</p>
- 技術的にはほぼどこも同じ、技術が差異を生み出すことはなくなっている
- Webでは アイデア or デザイン or 使い勝手が差を生み出すと思う
- だから新しいプラットフォームである iPhone/Android アプリ開発の市場が熱くなっているのだろう
-
今後のインターネットサービスの役割は新たなサービスのインフラになる
- ユーザにはそれがインターネットを利用している/していないは意識されない
- 具体的にはイメージまだできず。。。
-
eコマースは日本人的「みんながやるからやる」意識を壊せればまだまだ先があるかもしれない
- 今は楽天、Yahooショッピングだけ
- とんがったオリジナルサイトで、商品提供者側に分析レポートをちゃんと出せれば優位性が生まれる
-
成功の定義は、ライフカンパニーとベンチャーで全く違う
- アプローチもまったく違うから完全に分けて捕らえなくては
- シリコンバレーでのベンチャーの成功は IPO or バイアウト。結果的にお金が増えればOK。そのために人も金もVCが調達してくれる
- 日本とシリコンバレーは全く違う成功パターン とうか日本は成功と言えないレベルに下がっている
-
成功パターンを切り替えて目指し直す時はステップアップではなくモデルチェンジに近い感じ
- やり方、スピード、馬力をすべて変える覚悟が必要
-
人もリソース。モノを扱うように瞬間的に効率化できる人が経営者として重宝される
- それをやれるようになりたいか。それが自己実現の集大成かは個人的に疑問
-
VC同士の情報流通はコンピュータシステムではなく人脈で行われる
- 日本で行われないのは人脈交流が結果的に大きな成果に結びつくことが理解できない、社内依存思考が強いからだろう
-
とりあえずライフカンパニーからスタートした ShakeSoul は最初のアプローチとしてはまずOKと思えた
- 懸念していたことから避けることができている
- 一人が好きなことをやって生活できるレベルを目指すというラインが最初の最低限の条件
ミーティングが終わって、ふと思ったこと
- 個人の力が今後どこまでフォーカスされるのかは不明
- 利用者にとって良いものが最高のプロダクトだと信じて作ることと成功はつながるのだろうか
確かに状況は変化しているし、「ベンチャー」「ライフカンパニー」の言葉の意味の違いを理解した。もう少し落ち着いて分析する時間が必要で、自分の信じていることは変更しないにしても少なくとも戦術を緻密に練り直す必要があると思った。
3/20 梅田望夫さんのオフィスを訪ねる
梅田望夫さんの会社 ミューズ・アソシエイツ のオフィスでの1.5hのお話し合い。12名のJTPAシリコンバレーカンファレンス参加者で伺った。
なるべくこの日のことを忘れずにいたいので、つたないメモも記述しておく。
オフィスビルの周りにサクラが咲いていた
ここ3年くらいの自分にとって最も影響を与えてくれた梅田望夫さんとの直接のお話は願ってもない機会で、何を話そうか色々考えたが以下の2点を聞こうと思った。
- 今自分が考えていること、振る舞い方を伝えた時に何が返ってくるか
-
梅田さんが今何を考えているか
- ウェブ進化論が出てから3年、ウェブ時代をゆくが出てから2年がすぎているので
- この経済状況の悪化の中で何を思うかはまた違っているはず
自分の用意していた事前メモ
- インターネットの上で群衆の英知にゆだね、自ら発信することで生きていけると思っている
- その可能性にかけて独立した 35歳までに起業というイメージもあった
- 自分がどこまでできるのか、すべてのスキルをためしてみるため
- 独立は自己実現の最終形と思っている
-
現状はまだインターネットの力を生かし切れていない
- 実際は SI 案件が多い、その先にコンシューマがいるケースもあるが
- もっと発信する必要があると思っている
- ゆくゆくはコンシューマ向けサービスに発展できれば
- 情報の整理から、ノウハウの集結、ノウハウの取得へ
- 一人の力は小さい、webは最大限にしてくれる
- 最近一人で出てきている人があまり見ないようになってきた
- 違う形態になってくるのか、何かが変わってきているのか
- 一人でやっている人たちもいるが、ちょっと違うように思う コンシューマに向いてない、日本だから?
当日メモ
オフィスに入ると会議室に通されホワイトボードにいくつかのこのミーティングを進めるための決めごとが書いてあった。
- 自己紹介
- カンファレンス参加の目的、今日ここにきた目的
を参加者一通りして、司会者 id:katsu8 を決めてからスタート
梅田さんは今何を思っているのか
- 今サバティカルを取っている 今空っぽ 45年間分すべてを出し切った状態
- 2年間取材して、2.5年で7冊書いた
- 理由があって沈黙している訳ではない
-
世界不況 世界はどうなっていくのだろう 朝から晩まで考えている
- そういう中でどうやって生きていくか ずっと考えている
- 自分の力と時代の力のかけ算になって何かがあって何かができる
-
ITの世界は明らかに成熟した # 言い切った
- ハイエンドにいっても誰も使えない
-
オープンソース、半導体、チップも最先端ではないとんでもなくすばらしいことをもたらした
- が、それを使いこなせない
自分の力と時代の力
- 自分は時代の流れに乗ってここまできた 時代の力が結構大きかった
- 日本の力もあった 1980年代
-
自分の力 x 時代の力 x 日本の力
- 日本の力は衰退して今は期待できない
- 自分の力の比率が高くなる 力がある人は生きていける
- 今自分の力を強くする道具はそろっている
- 自分の勤勉さと戦略性 によってずいぶん差が出てきてしまう
- 昔より全然意識が高い若者がいる 道具があるからがんばってほしい
- 自分が発信すると返ってくる 人脈になる
- なんとなくやってたら最終的に行き着いたのがここだった
- 近い思考の人たちが多かった
日本について
-
日本は上の子を甘やかすから</p>
- こちらは優秀だと選択肢がある
- 将来を台無しにするオファーが多い
- スケールの大きな視点で考えればいいのでは
QA
-
Q1 英語の壁を越えられるのか</p>
- 5%がいいもの出せればと書いたが出てない
- 英語圏は実名で出てきているから、くだらないものが淘汰させられる
- 日本は低俗なところがフォーカスされる
- 本は売れた コンセプトは届いたが、若い人はやってない3年たって
- 英語圏はもっと先に行った
- 大衆向けのサービス DeNA, GREE は期待したところになってない
- 戦略的な大きな流れ 一度日本で作って戻るものあり
- 留学したかった
- 一度留学して出て、日本で活躍するのもあり
- 供給者は成熟した、利用者側はまだまだ
- 道具がそろっているがビジネスは生まれない
- 利用者の成熟してない場所、地域ならばあるのでは
- 企業の理念の枠組みを超えることになる
- ITの利用価値が変わるのだろう
- 日本の中間層が分厚くって アメリカのセンスの違い 能力は同じ
- こちらはアカデミックな中にビジネスもある
- 日本では議論がない 組織を超えた あるコンセンサスを得るために議論がある
- 優れた人の意見が通る 上下関係がはっきりするエンジニアならなおさら
-
Q2-1 日本のサービスを売る場合 世界に対して商流が生まれるのか
- アメリカなら0からかなりのスピードで動ける 特に BtoB なら
- 人が動くにつきる 日本は人が動かない
- アドバイスは誰でもできる 口だけは
-
VCは人をつれてきてくれる
- 例えば vice president of sales 級の人をつれてくるとか
- 実績ある人をつれてきてくれる
- VC弱小なものはお金だけ何もしてくれない
- シリコンバレーは必要なリソースをそろえられる環境がある そのメカニズムが働く時に成功する
- それまでは予選 その先が本戦 それ以降うまく行かない場合もある
-
Q2-2 はてなが来たこととシリコンバレーのルールはマッチしていないのでは (かなり意訳)
- 彼(jkondo)がこっちに自発的に来た
- ここに来るということは会社をかけた勝負をするかどうか 日本は会社をかけなくても生きていける
- ここでは大きな流れに乗ることを意味する
- ここだとベンチャーをやることは関係者全員のものになる 創業者のものではなくなる
- ここでやること どういう勝負をするかどうか
- 日本の実績は意味なし ここでは 0 からやる
-
日本である程度大きくなってからこっちで成功を目指すというのは難しい
- # 自分も何となく思っていたことが確信してしまって梅田さんとその場共感してしまった
- ここにはこなきゃルールは分からない
- 失うモノが大きいゲーム
- 日本のVCは創業者を大変甘やかす
- 創業者が変わらないのはコモディティだと思われる こっちだと
- ここは納得ずくめのゲームをする 変わるのはしょうがないこと
- 成功確率が低い 若いからできる
- 現場ではワーっとやっている感じ
- モノが語ってくれた 日本初グローバリゼーション
-
モノだから言葉がいらなかった
- 車、電機メーカ
- 日本の供給者は先先に行きたがる、利用者はここでいいと思っている
- マーケティングがダメ モノが語ってくれるから ちゃんとマーケティングすればよかった
- 日本人の雇用だけを考える これもやりたくない
-
Q3 アジアってどうでしょう
- 今後どうでしょう
- 日本のITの世界でダメだったね 最先端ハイテクの世界では
- 日本初アジアで活用する側でIT以外の分野でもいける
- 食品産業とか
- 自分がどうやって生きていくか 個人
-
Q4 地方の活性化のために web を活用できないか
-
web サービスは一人当たりの儲けが少ない ニッチ形だと厳しい</p>
- ただに近いから
- リアルなものをもっと良くしてきたいからITを使えばいい
- webサービスは利用者は多くないと成り立たない
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webサービスは100万人にもっとさせたいということを毎日考えるような感じ
- 1億5000万人を支えている感覚 facebook とかみると 無情の成功を感じる
- 中途半端に陥りやすい
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web サービスは一人当たりの儲けが少ない ニッチ形だと厳しい</p>
産学連携について
- ビジネスアイデアがない人が仕組みの話を延々としている人が日本には多い
-
自分ががやっているVCで唯一成功した会社で日系人がいるが考え抜いて
- 考えに考え抜いていた すべての質問の答えていた
- what がないのが致命的
- そのアイデアがあるかどうか アイデアない人は起業しない方がいい
- museassoc 立ち上げたときはどんな質問にも答えられていた
-
振り返って成功、偶然良かったというがその時は思っていただけ 先のことは分からないから
- # やることはやっているからという意味かな
参加者のみんなと
そこで自分が思ったこと
-
シリコンバレーでベンチャーでいることは明確なルールに沿ってゲームをすることに他ならない</p>
- そのルールに乗るからこそ大きな成功をおさめられるという経験がすでにこの地にはある
-
明確なルールとは VC が必要なリソース(資金、人、戦略)をすべて用意してくれて急速にサービスと会社を大きくしていく
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VCに売り込む時点で会社は創業者のものからみんなものもになることを分かってないといけない</p>
- ビジネスモデルが変わること 思ったようにできなくなることは創業者は覚悟しなくてはいけない
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VCに売り込む時点で会社は創業者のものからみんなものもになることを分かってないといけない</p>
-
今年2月に会社を作ったが、なぜサービスを作って資金を募らなかったのか、一人でスタートさせたのか。その時は時代の臭いをかいでなかば本能的に決めたけど、それはすごく正解だったことが分かった
- 資金を入れることはゲームに乗ることになることなのでそれを今は避けようと思っていた
- 今はビジネスモデルやサービスアイデアを練るための材料集めとしてライフカンパニーでよいと思えた
- この話を聞いた後に実際何をするかが自分に試される
- 自分自身の戦略性を磨こう 会社としてのTODOは常に挙げているがもっと俯瞰的にみて描いたものを追加する必要を感じた
梅田さんオフィスを後にした時にきれいな青空と飛行機雲に出会った
右端の灰色な低層ビルの1部屋が梅田さんオフィス
シリコンバレーの田舎町は本当に底抜けに明るい天気と素敵な風景を持っている
ミーティングを終えて
念願の梅田さんに会えて思ったことは、梅田望夫という人間に触れて本当に良かったということだった。
今まで10年ほど働いてきて、進んできた道への振り返りとここ数年の身の振り方に本当に大きな勇気と実行力を与えてくれた本を書いた人として感謝していたし、論理的で的確な単語を用いて軽くない文章を書けることにあこがれを持っていた。
本当は自分自身の力をいかに出せるかが大事なことなのに、会社をスタートさせた後の指南とか、この経済不況でもうまく生きていける何かを話してくれるのでは。とか、何かうまいことを言ってくれて助けてくれるのでは。のような感覚になってしまっていた自分が少しいた気がする。それは尊敬ではなくて崇拝に近かった感覚で、誰かがAと言えばAをするような主体性のない危ない状態だった。
梅田さんはこの経済状況の不透明感、ITでの日本と世界の差を見て、自分が予測と希望を持って提示したものがそうではなくなっている現状を悩んでいるように見えた。まだきれいな答えは見えておらず考え続けている最中のようだった。
その悩んでいる姿、言葉から人柄であるまじめさや堅実さに直接触れられた気がして、自分も同じように同じくらい悩み、考えることが必要だったのだなと反省した。
これからに対して一つヒントになるとすれば、時代の力、日本の力は期待できないとなると 自分の力 をいかにのばしていけるか。時代の力が戻った時に自分の力と掛け合わせていかに大きな力を生み出せるようになるか。今はその準備段階なのではと思えた。だから留学を進めるのではとも思った(留学すれば少なくとも数年は大学に属し働かない状態を作ることができる)。
そして自分は自分の会社をどうしていこうか、いやもう一度シリコンバレーの地を踏むにはどうすればいいのか。それはベンチャーとしてゲームに乗る覚悟を決めたときなのか、ライフカンパニーとして小さくともこの地で生きていくことを選ぶのか。どちらの形態でいつ実現させるかも分からないまま、もう一度この底抜けに明るい天気の元に戻ってきたいなと単純に思っている自分がいた。
3/20 会社訪問 Transcosmos Investments
梅田さんオフィス訪問後、みんなとは離れて一人で Transcosmos Investments のオフィスに訪問してきました。
Transcosmos Investments は日本のトランスコスモス株式会社のグループ会社で、投資事業の一環としてシリコンバレーで VC としてベンチャー投資を長年続けてきています。
私がちょっと前までトランスコスモスにいたこともあって、上長経由で Transcosmos Investments の永倉専務を紹介いただき、今回伺わせていただきました。
オフィスは田舎町からちょっと開けた感じの一角のビルの中。ビルから眺める遠くの山に沈む夕日が印象的でした。
なかなか VC の観点からの話を聞く機会は今回の旅でも少ないと思うので、とても貴重なお話を伺うことができました。
投資しているものご紹介
meez
- http://www.meez.com/
- アバターを作ってチャットコミュニケーションできる
- アイテム課金、部屋を設けることができるのでその部分でも課金
- ゲームがある CM(バナー)つき
- 2011 300億/年目指している、100億行けるだろう もうすぐ黒字
- 16-22歳ターゲット こちらではその年代にリーチする広告手段がないので需要がある
- flashでつくっている
- もう少し子供っぽいサービスはあるがそのちょっと上の年代
- セカンドライフ これはのびない
-
2つの会社を合併させて継続することができた
- お金のない可能性のある会社とお金のある伸びしろがない会社組み合わせ
become
- http://www.become.com/
- 日本でも展開している http://www.become.co.jp/
- US 20億/年
- JP 7000万超えている 今年6月単月黒字化するだろう
- 通年で黒字化する
- 250社取引先ある
VCとしての資金
- 56億くらい トータル70億ある
- 25億くらいあれば そこそこの会社を買える
- 10億売り上げ、利益が3億
- 投資数今まで合計120社くらいになる
ベンチャーとライフカンパニー
- ライフカンパニー 中小企業のこと 創業者が変わらない
-
コアな人たちだけなりたっている
- 市場が狭いから広がる可能性がない
-
ベンチャー
- カジュアル形
- 規模を望む人たち
こちらのオフィス環境
- 回線速度100kbps 遅い
- オンラインゲームのような大きめなファイルのダウンロードができない
成功のパターン
- 上場が成功パターンだけでない M&A ちょっとでもエグジット
- 可能性のパターンはある
- たくさんの会社がある
-
なんとかしたいと発信したら ネタとネタはつながる
- VC同士でも会社同士でも
- 事業開発のネタを持っている人たちの会合がある
- 人のつながりがある
ECサイトの可能性
- こっちはとりあえず自分ブランドでたてる
- 日本では楽天になる
-
こちらは Google にだす前にテナント集め
- 日本はeコマースまだまだ先あると思っている
- 品揃えがちゃんとある、ちゃんと配達される事が大事
- 自分の検索対象にちゃんとヒットするようにする
- クリック数を倍にすれば売り上げが倍加すること
流行るビジネスモデルは
- リード会社 導線を用意する リクルートのような それに代わる会社がない
- 広い意味でのリードジェネレーションな会社がない
- 他に情報を集める手段が検索だった
- 人が効率よく欲しいものが手に入れるための導線 手段は何でもいい
- 携帯も入ってくるので広がるかもしれない
- モノはあるけど、サービスはない
シリコンバレーでやるには
- 留学が一番良い
- 真剣にネタありきで行かないとシリコンバレーにきても意味ない
- ネットのいろんなサービスは成熟してしまった 成功してしまった
- 今からインターネット系で大きくあたることはないのでは
- バイオ、太陽電池はあり
- ネットサービスはボリュームの勝負になってくる
- テクノロージー勝負でなく使い勝手だろう
- アイデアは金で買えばいい エグゼキューションに特化する Amazon のようなスタンス
シリコンバレーにきて、日本との差を実感していた時にまだ日本での EC の成長可能性を説明してくださったり、ライフカンパニーとベンチャーの違いについて教えていただいたり。知識とアイデアの両面で得るものが大きい時間だった。
サービスを考える時にwebありきのようなところが自分にもあるが、リードを効率的に提供するような目的で手段としてネットを使うような発想でサービスを考えられたら結構可能性はまだまだありそうな気がした。これからのアイデア出しに大きなヒントをいただいた。
終わった頃には自分が元気になったことが分かった。単純に自分もアイデアを固めてシリコンバレーにまた来たいなと思った。
貴重なお時間いただきまして、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます>永倉専務
帰りに歩いた公園はとてもきれいだった。きれいな空、豊富な緑、そこにあるベンチそれだけの風景なのに、すごく魅力的に思えた。
3/19 シリコンバレー会社見学 parc
parc について 副社長 ジョン・ナイツ博士から説明
-
話が始まる前の雑談レベルの話が良かった</p>
- シリコンバレーは半分以上が非アメリカ人、色々な文化/習慣が入り交じっている特別な場所とのこと
- http://www.parc.com/
- 研究開発会社 前身は Xerox の研究機関として設立され、会社として独立した
-
sample projects 日本企業もやり取りがある
- DNP : mobile rich media プレスリリース
- Fujitsu, Sun : hight-performance computing
- Powerset, SolFocus
-
Client Services
- Discovery, Platform Creation, New Business Germination
- 170 research staff # 少ない
-
Q&A
- スタートアップはVCも絡ませて入るのか
-
テクノロジーサポートをしている
- 実際空き部屋も貸してあげていた
- inside でやっているものは10%くらい 後は外からの売り上げ
オフィス内見学
- 唯一の日本人研究員の方に案内していただく すべてのフロアを一回りできた
-
スタッフは一人ずつ個室 結構広め6畳くらい?
-
ドア以外はガラス張りなので中は丸見え ブラインドを下げれば見えなくできるが下げている部屋はほとんどなし</p>
- 多分見られても自分は自分の感覚で気にしないのだろう。もし外から目が合ったら Hello と言えばいいだけだし。という感じだろう 日本と違う感覚
- ソファーを置いたり、電飾光らせたりして思い思いに勝手に使っている
- とはいっても、誰かの部屋に行って2~3名での打ち合わせしているシーンが多かった
-
ドア以外はガラス張りなので中は丸見え ブラインドを下げれば見えなくできるが下げている部屋はほとんどなし</p>
- 1Fはハードウエア研究設備、2Fはソフトウエア開発と個室
- 図書室もあり
-
大きな功績を残したフェローをたたえたオブジェが廊下に飾ってあった
- ただ研究するだけでなく、結果を判断したりたたえたりする部分が日本にはないところと思った
- 天井が高く非常にゆったりとした作り
- 研究施設という位置づけから周りには建物はなく、草原にぽつりとある 中庭に緑があり建物にも緑が取り囲む
終わってみて
- あの広さの建物を170名で使うならばとても贅沢
- 人数で考えるならプロジェクト数はそれほど多くないのだろう
- 研究者が研究しやすい環境を提供しているのがよくわかった
- 一人当たりの単価は非常に高いのだろう
- シリコンバレーで研究目的の会社が成り立つのか不明だったが、日本などの海外の会社も顧客にしているから何とかなっているのかも
- この研究所ならではのコアテクノロジーは不明
- 昔の名残かハードウエアの研究も今でもやっている、半導体を製造するくらいの設備はなかったので性能評価くらいか
-
ソフトウエア研究は他のwebサービス開発会社との差異がよくわからなかった
- 日本の大企業相手からすれば自社でできないのと箔がつくところがあるので、parc を選ぶのかもしれない
2階テラスにあった古い太陽光発電システム
2階テラスからの眺め 距離はあれど他の会社の建物も周辺にある
3/19 シリコンバレー会社見学 Adobe本社
San Jose にある Adobe へ訪問。日本人エンジニア3名とのお話しあい、色々質問しつつ答えていただく。
Adobeで働く日本人エンジニア3名 ご紹介
-
羽田さん</p>
- XML log を拾って社内webに展開することやっている
- アメリカ歴13年、Adobe歴9年
-
平島さん
- 富士ゼロックスからスタンフォード大学マスター
- インターンしてそのまま Adobe
- Adobe歴9ヶ月くらい
-
熊谷さん
- アメリカ30年以上 日本で働いたことない
- Adobe歴15年以上
事前の訪問者からの質問への回答
-
新機能情報は labs.adobe.com からたどれる</p>
- お金にどうするのか分からない
-
Adobe としては flash が得意
- レポート、グラフに見せるのが効果的
- Adobe自体が同じようなコンペチターがいるので mashup しないか
- 仕事はwebから探す
- Adobe Japan は開発してない 派遣社員が多いらしい ちょっとしたローカライズだけ
- Acrobat Connect よく使う 社内連絡は密
- HQの方がやりやすいだろう プロジェクトが多いので変更も可能
- 個室提供、自宅勤務は今は推奨してない といっても勤務時間の縛りはない
- 面白いアプローチは ボトムアップ、トップダウン の両方があること
- Photoshop は 80% プロフェッショナルシェア、要望が色々くる
- 買収によるイノベーションはある 結構あっさり考えるのがこちらの感覚
- SaaS に取り組んでいる理由は不正コピーを取り締まりするため
- wwwで日本人100名 HQでは50人くらい?
- 15年前は500名くらい みんなで助け合おう シナジーがあった
- 一度入ったら抜けられない感覚になっている
- 日本人でも長い人多い 10年プレーヤー
- すごい人が近くにいる、コードの重み、働きやすい
- Photoshop team は色々言える 他のチームもやったりする
- トップダウンであまり色々言わない
- flash は version 1.0 からずっと新しくなっても見れるからその対応が大変
- エンジニアが力が強い マネージャがエンジニア(部下)を支える感覚でいる
- 金曜日にタダお酒を交えエンジニア同士が意見交換する場がある
- Adobe ミネソタ/india はエンジニアがそこに行きたいから作ったらしい
- ディレクターレベルでは日本のこと参考にしてくれている
- 新しいもの、mobile もそう 日本の技術が広がってくれれば
- 日本の市場だけでなく、精神面で尊敬している
終わってみて
- 長年勤めているかかもしれないけど、のほほんとしている感じ
- Adobe は10年以上の大企業になっているので、長く勤める方もいるだろう 日本の大企業に勤めている感覚と似ていると思った
- やっぱりエンジニアドリブンで進んできているのがよくわかる
-
仕事の仕方は自分のパフォーマンスがでやすく、やることやっていれば何でも良いという感じ
- 勤務時間の縛りがない 自宅勤務も実際あり 打ち合わせは Acrobat Connect 使っている
- マネージャの役割がエンジニアをサポートすることと言う点は全く同意 エンジニアのパフォーマンスがすべてということがよく理解されているのだと思う
- 大きなシェアを持っている点で、ベンチャーではなく確実な手法で外向きにアプローチするのだろう 買収は最も効率的なイノベーションというのはすごく理解できた
- たくさんの社員、たくさんのプロジェクト、個人の裁量に任せた環境、安定した環境(レイオフはあるけどね)を求めるならばどうぞという感じ
- San Jose は海には近いがちょっと都会ぽく高いビルがいくつかあって、その脇を free way が走る。田舎町の底抜けに明るい天気を味わうには難しい場所
お話し合いで使った社食 テーブルの上の小さなお花
抜擢される人の人脈力
どなたかのブログでレビューをされていて、ひとり立ちする自分にとって「人脈」というキーワードが今後大事になってくると思ったので買ってみた。
- 作者: 岡島悦子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2008/12/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今やっている仕事をひとつ上のレベルにあげるためにはフィールドを変える必要が出てくると思う。それは基本的には誰かに声をかけてもらって(抜擢されて)実現していく。その実現するためには自分というモノを理解してくれている人たち(人脈)が必要で、この人脈を積極的に作る意識を持たないとレベルアップするチャンスがめぐってこない。
この本で述べていることはこのような内容かと思う。
読み進めていくごとに自分が今大事だと考えていたこと、世の中の流れへの予想がこの本と共感しあって、自分の中の確信となった。
「人脈のパラダイム・シフトが始まった」「個人が組織より長生きする時代」という項目部分で、
これからの時代、人脈構築の努力をしていない人は、淘汰される時代になっていくのです。
(中略)
もはや、会社組織だけに頼る時代ではないのです。自分の仕事を確保するのは、自己責任という時代になってきているのです。ここで重要になるのは、社外に出ても通用する「再現性のある実績」の有無なのです。
とあるが、まさに今まで自分が転職を繰り返し2月の会社設立にいたった流れの中で感じてきて実行してきた理由が明確に書いてある。
NTTを辞めた最初の転職はまさにこの「社外に出ても通用する」人間になりたいために大企業を抜けた。自分のやりたい仕事、やりたいプロジェクトを求めて転職活動をして meet-me の立ち上げというチャンスにめぐりあえた。リソースの少ないベンチャーやスタートアップにおいてはプロジェクトに対してよいパフォーマンスができる人たちだけで構成され、パフォーマンスができない人は結果的に淘汰されていた。
会社が用意してくれる仕事ではなく、自分が求める仕事を探すために会社の領域を超えてサバイバルするような感覚だろうか。
ウェブ進化論にもあるように、大企業と個人においてはインターネットにおいては個人でも大企業をしのぐ力を持つことができるし、そうなってくるとますます個人としてどういう人なのか、何ができる人なのかがフォーカスされてくる。結果として会社に属しているよりかは個人として振舞うほうが自分にとってもよいことが多いはずと思い今回の起業にいたっている。
一人で生きていくと覚悟した時からやはり自分だけの影響力は小さいことを分かっていたのか、ほとんど本能的に今までの人脈の再構築と新しい人脈作りをする必要があると思っていた。今まで面識のある方々でも自分自身がどんなことをしてきた人なのか、どんなことを目指している人なのか、今までちゃんと伝えてきていなかったと思うので、それも伝える意味で新たな出会い直しをするような感覚でお話してきた。実際、面識作りにほとんどの時間を割いていて、積極的に会ってお話しするようにしている。
自分が本能的にやってきていることがこの本で人脈の重要性を論理的に説明してくれている。そのことがとても安心感を与えてくれた。
一点気になるのは、抜擢されるチャンスは人脈を通じて分からないタイミングでやってくる。と述べられていたがさすがに自分のように売り上げ=生活費に直結するような状況では意図的に(今は早めに)タイミングを作りたくなるのだが、、、まぁ、それはあせらずコツコツやるべきことなのだろう。
とにかく今の自分にとって共感の塊のような本となった。
付箋紙もこんなに張った本ははじめてかも。
</div>花粉症の薬 2009年
アレグラがあまりに効かないので、違う薬を処方してもらった。
-
エバステル</p>
- 白い錠剤 10mg/錠
- 就寝前に服用 1回/日
一日一回なので飲むのは楽だけど、晴れた日のように花粉が大量な日は効き目薄。
鼻から吸い込むやつがあるらしいが、ついにそのレベルまで行かないとダメかなぁ。。
引っ越しました
引っ越しましたはがきはきっと出さないと思うので、お知らせもかねて。
今まで4年間住んでいた横浜市青葉区から東京都世田谷区に引っ越しました。
なぜ?と言われれば、仕事と将来のため。というとこでしょうか。やはり自宅兼オフィスにとっては都心へのアクセスは良い方がいいし、将来的にも静かで平地であまりお隣さんに影響を受けない環境が良いと思ったので。
日当りがいいこともあって、今のところお日様の光をたくさん浴びれて、周りは静かで集中しやすい環境になっていると思います。
今回の引っ越し業者の方は100%自社採用というだけあって、手際がよく丁寧で気持ちよく終わらせてくれて感謝です。
今まで田園都市沿線に長いこと住んでいたので、帰路を考える時についつい渋谷経由をイメージしてしまいますが、いやいや京王線だったと思い直す毎日だったり。。。
しかし、今年の四半期は本当に怒濤のような過ごし方をしている。この振り返りはJTPAカンファレンスから返ってきて、3月が終わった時点でしたいと思うけど。