twitterのユースケースを考える


最近メール以外の手法として、twitter, facebookで連絡を取り合うケースが増えている。twitterでフォローしあっていればDMを送る。もしくはfacebookのフレンドになっていればMessageを送る。という具合で、face to faceで会ってお互いのプロフィールが分かっていて、それなりに関係が継続できている人に使っていると思う。多分、スマホにtwitterクライアントアプリやfacebookアプリを入れていれば、push通知よりリアルタイム性の高いやり取りが取れることを期待してる面もある。

半年くらい前までiPhoneのtwitterクライアントアプリとして、Echofonを使っていた。Echofonが買収された後はフリー版でもMentionやDMもpush通知してくれるようになり、通知が来るたびにEchofonを立ち上げて確認していた。

しかし、ある時Echofonを起動する時にすごいストレスを感じていることを自覚した。その理由はアプリ起動時にタイムラインも読み込むので、たった1つのMention or DMを確認するために無駄なトラフィックが流れている、またタイムラインの未読部分がずれてしまう。ためだと分かった。

Echofonのいいところは、タイムラインをどこまで読んだか情報を保持して異なる端末間でも同期してくれることだ。例えば、iPhoneで読み終わったタイムラインは、その後起動したPC上のEchofonでは表示されないので、未読から読むことができる。今回の場合、タイムラインを読むつもりがないのに、起動するたびに読み込まれ既読扱いにされて、本当の自分の未読部分がずれてしまう。

Echofonはtwitterが提供する機能をすべて網羅している素晴らしいアプリケーションなのだけど、Mention/DMだけをやり取りするアプリには向いていない or 想定していない事がわかった。

なぜこういうことが起きるのか考えたところ、twitterを中心としたユースケースに問題がある気がして、簡単な図を作ってみた。

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twitterにはタイムライン、Mention、DMと主な機能があるが、やり取りする相手はタイムラインの場合は全てのユーザとなり、逆にMention/DMは特定のユーザに対してコミュニケーションする。同じサービス上に対象者の規模が大きく異なる手段が混在している。コミュニケーションの形態として、対象が不特定多数の場合は言いっ放しになり、リアルタイム性は低くなる。だからタイムラインは暇な時に見る場合が多い。一方、対象が特定の一人の場合は会話形式になり、リアルタイム性が高くなる特徴がある。twitterの場合文字数制限があるので、チャットのように短めの文章で何回かやりとりしてコミュニケーションを進めるため、この特徴は強くなる。

全く特徴の異なるユースケースなので、この場合コミュニケーションを取る対象者で分けることができる。タイムラインとMention/DMは分離できる。むしろ分けないとEchofonのような不都合が生じた。

スマホアプリとpush通知機能のおかげでリアルタイム性の高いコミュニケーションが可能になった。だから、ユースケースとして異なる特徴を持つ機能は分けてアプリを提供する方がユーザビリティが高まると言える。これはPCとは異なる常時身につけるデバイスならではの特徴なのだろう。facebookがMessenger機能だけを持つiPhoneアプリをリリースしたのは、今までの話にそっており、理解しやすい出来事だ。

http://cdn.iphonehacks.com/wp-content/uploads/2011/08/facebook-messenger-logo.jpg?w=830

では、twitterではどうか?と考えると、有名なtwitterクライアントは数多くあれど、ほとんどがタイムラインとMention/DMを1つのアプリで取り扱う「全部のせ」に近い機能を持っている。

ということで、ないなら作るかというノリで、自分のプライベートカンパニーで、Mention/DMのやり取りだけに特化したtwitterクライアントアプリ「DM@chat」を作った。

http://www.shakesoul.net/wp-content/uploads/2011/08/dmatchat.png?w=150

スマホならではのユースケースを満たすために、あえて機能を削ってしまうというアプローチが成果を出せるか、という実験の意味もあって、ほとんど宣伝もしていないけれど、いろんな国から地味にじわじわダウンロードされていて、方向性としてはOKだったと思っている。今後、1:1コミュニケーションを行う上で便利な機能を充実させて行こうと思っているところ。良かったら使ってみてフィードバックください。

ということで、考察から始まって結局自分のアプリの宣伝で終わってしまった。。。