バックアップシェルを作ってみた

また何かのときに使えるかもしれないのでメモ。

ちまたにはバックアップソフトを買うだとかするようですが、rsync コマンドを使ってクーロンで動かせば基本的なことは足りてしまう。以下、バックアップサーバ(バックアップファイルをためるサーバ)にてクーロンでまわしているシェルの基本部分抜粋。

参考にしたのはいつもお世話になっているところからココ。ただ、バッククライアント側で rsync を実施しているので、こちらの方法は異なる。

動作の特徴

  • バックアップサーバから rsync コマンドを使ってファイル/ディレクトリを取得</p>
    • プロトコルは ssh を使ってパスワードなし key を使う
  • バックアップ先は list に記述
    • 記述例) 192.168.0.100://root/backup
  • バックアップ保存先は仮で /home/backup 配下にしている
    • 最新のバックアップファイル/フォルダは new ディレクトリに保存
    • 前日以降分は biz2 で圧縮して old ディレクトリへ移動
  • old ディレクトリ内の圧縮ファイルは365日経過したら削除
  • 処理の詳細は /var/log/backup.log に記述
  • 処理でエラーしたら root あてのメールが飛ぶ


東京ゲームショウ2008にいってきました

メタバースの領域とゲームとは一般的な印象としては別物かと思うが、実際はシステム、要素、中で行われていることを見るとほぼ同じといえる。

ということで、仕事がら今年も東京ゲームショウに行ってきました。去年初めて行ったので2回目です。

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着いたのがすでに16時過ぎ(17時で終わり)だったので、知り合いに会って立ち話していたら「蛍の光」が流れてきてほとんど見れなかった。。。

去年も思ったが欧米系の外人さんが多かった。逆にアジアはほとんど見かけなかった。世界的にもなかなかないゲームショウなのだろう。

しかし開場の雰囲気は去年同様、ビジネスデイといってもビジネス色はほとんどなく、熱心に体験ゲームをする人、コンパニオンを一眼レフで撮りまくる人が目立つ。ブースも何とか注目してもらって体験してもらうためにでかいスクリーン置いたり、スポーツカーを置いてみたりしている。とにかくブースが大きい。ゲームショウのブースが一番大きいのでは?

ゲームはコンシューマによって成り立っている業界なので、こういう傾向になってしまうのは分からなくもない。逆にあの場でビジネスチャンスを探している人たちにとっては効果薄な印象がある。

確かに最大級のイベントなのだが、客観的に見ればごく限られた日程と場所で行われる小宇宙でしかなくてそこで見せる意味はどれくらいあるのだろうとふと思う。では、代わりになるものは、、、と考えてそれがネットであったとしても今のネットではそこまで能動的なアプローチはしにくいので短期間では難しいなぁ。でも、ネットの可能性は色あせることなく今も存在する。

そうか、ネットで何かをアピールしたい場合、短期的なリスクを考えて怖くなっても、信じきって進む覚悟が必要なのか。信じるものとしては「良いものはみんな使ってくれるはず」というシンプルな解なのかもしれない。

だから怖くなってしまうとCMとか雑誌の取材とかに走りがちになるのか。

最近、ネットの可能性が最も大きいと思いつつも、既存のCMや新聞の影響力を感じていたので少し考えられて良かった。

メールプロバイダごとにみる迷惑メール対策

09年4月くらいだったかメールサーバを構築した際にメールプロバイダ(メールアカウントを発行してサービスしているところ)ごとにだいぶメールの扱い方が違ったのでメモ。すでに忘れている部分もありうろ覚えだけど書いてみる。現在はすでに対応内容は変わっている可能性があるかもしれない。

大体やってみたところ以下の項目をみつつSPAM扱いにするなり、受信拒否なりしているようだ。項目は上から順番に重複させて設定していく。例えば項目3は項目1と2を実施してある状態に3を行っている。

  1. メールのヘッダに送信元のサーバ名があるかどうか
  2. メールヘッダの送信元のサーバ名の逆引きができるかどうか
    • このとき送信元IPアドレスはバックアップ回線の他プロバイダから送信
  3. メールヘッダの送信元のサーバ名の逆引きされたIPアドレスが、実際の送信元IPアドレスブロックと同じかどうか
  4. DNS 上で SPF に設定されているメールサーバかどうか

アカウントは Gmail、Yahoo!Japanメール、MSN(hotmail)、WADAX の4つで試してみた。

受信できたら○。SPAMフォルダに入れられたら SPAM、受信すらできなかったら×

Gmail Yahoo!Japanメール MSN(hotmail) WADAX
1 × × ×
2 × × ×
3 SPAM × ×
4 SPAM

MSNは結局最後までちゃんと受信できず。ウワサではこんだけウチのメールサーバはちゃんと設定してるので、受け取るようにしてくださいね。のようなメールを出して相当時間がたってから対応してくれた話もあり。

GmailはユーザのSPAM申告によって出来上がったブラックリストに引っかかるものはSPAMフォルダに入るようになるが、それ以外の要因は全く関係なく受信してくれる。ある意味良く分からない色々なこねくり回した条件をもとにメール拒否されるよりかは、シンプルで分かりやすい。

ネットワーク環境はさておき、メールサーバとしての動作確認をまず純粋に行いたい場合は Gmail に出してみる。ということは覚えておいて損はないかと思う。

audio-technica インナーイヤーヘッドホン ATH-CK52

以前使っていた audio-technica のインナーイヤーヘッドホンはケーブル分岐部分の中の断線で片耳が聞こえなくなってしまったので、新しいのを買う。またすぐ使えなくなっても悲しいので同じくらいの値段の3000円以下くらいで、ビックカメラで audio-technica 内だとコレだったので決め。

audio-technica 密閉型インナーイヤーヘッドホン ATH-CK52 BK

audio-technica 密閉型インナーイヤーヘッドホン ATH-CK52 BK

ケーブル分岐部分に負荷がかからないためにかスライダーがついて改良されていた。10時間くらいエージングかけて出勤時にいざ聞いてみる。ん?なんだこの音?以前に比べて中低音が聞こえなくって、高音の高めのところがかなり目立つ。音楽で言うとベース音とヴォーカルがひかえめで、ドラムのハイハットがやたら目立って耳につく。ずっと聞いていると疲れてきた。。。価格.comのレビューでも泣いている人が多いようだ。

でも、毎日使いたいので何とか改善を試みる。エージングを増やしてもあまり変わらないと思うし、これはスピーカーの特性だと思うけど、ここまで以前のものと変えるのもおかしい。。。ふと見るとイヤービース(耳栓の部分)の形状が以前と違うような。以前のイヤーピースの予備が残っていたので、並べて比べてみる。

  • 今回

http://www.audio-technica.co.jp/products/hp/image/series_ck/er-ck5/er-ck50.jpg?w=150

  • 前回

http://www.audio-technica.co.jp/products/hp/image/series_ck/er-ck5/er-ck5.jpg?w=150

今回の方が耳に入る部分が長く、穴の大きさも小さくなっている。画像だと分からないけど触ってみると今回の方が厚さがあって硬めになっている。

前回のイヤーピースに付け替えて聞いてみる。ん~、いい感じ。これこれ、低音がしっかり出ていて中音も豊かに高音のとんがりもなくなった。よしよし、これでいけそうだ。

理屈で考えると、

  • 耳に入る部分が長くなるとイヤホンと耳の中の出っ張りまでの距離がなくなって、耳の中で音が響きにくくなって低音が収まって、逆に高音の高い方はこういう状況でも通りやすので目立つ
  • 音の周波数が低い方はスピーカーの面積が大きいほど出る。なので、穴を小さくしてしまうと低音が出てこない

大学時代に習った音響工学。あったなぁ。

もしコレを買って失敗したと思っている方。前回のスペアイヤーピース(ER-CK5)に付け替えることをお勧めします。一応サイズを指定しなきゃいけないみたいですが、買えるみたいです。

audio-technica スペアイヤーピース ER-CK5M BK

audio-technica スペアイヤーピース ER-CK5M BK

良き音楽ライフを!

”無償の愛があふれている” に癒される

本に載っているURLの引用は読み終わってしばらくしてから貯めたものを一気にチェックするようにしている。一球入魂の ウェブ時代をゆくのレビュー もやっと書けて引用をチェック中、 ユメのチカラ: Rubyって何よ。 を読んで、うれしくなったというか心が温かくなった文章に出会えたのでメモ。記述の最後の部分。

さらに面白いことに、まつもとゆきひろはそのRubyを無償で公開しているのである。それでお金儲けしようと思えばできなくもないと思うのだが、無償で公開しているのである。世界でまつもとゆきひろのように自分で作ったプログラムを公開している人は少なくなくて(実際大変多い)、それらのソフトウェアを大雑把にくくって、オープンソースソフトウェアとかいったりするのだけど、世界中には無償の愛があふれているのである。

Rubyをはじめ、オープンソースソフトウェアは無償で流通しているので、世の中99.9%はカネで解決するのだが、カネで解決できないというか、カネのチカラが、あんまり影響力を持たない世界がそこにはある。

じゃあ、どーやって、そこでお金儲けをするのよという素朴な疑問が生じるわけであるが、そーゆーものから距離をおいた世界が、世の中にはあるのである。

まあ、そーゆーわけでRubyの説明をするつもりが、わけがわからなくなってしまったが、ソフトウェアというのは人が作るのである。人はお金だけじゃなくても動くのである。もちろんお金は重要だけど。

そう、すでにインターネット上では無償の愛が溢れている。人はお金だけじゃなくても動く。本当に本質だと思う。

じゃあそういう愛の中でせめて生活できるだけのカネをどう稼ぐか。というのはきれいな答えは出ていないけど、良く見ればヒントの芽は出始めているので見逃さないようにしなくては。

Googleを支える技術

ウェブ時代をゆく

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

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この本を読み終えてからレビューまでどれくらいに時間がかかってしまっただろう。安易に書いてしまいたくない思いから、時間がやみ雲に経過してしまった。それだけ色々な側面で書きたいことがあったし、自分自身のフィードバックが確実にあったのでそれらを書きこぼしたくない感があった。

この本は間違いなく今の自分に大きな影響を及ぼす1冊。今まで模索してきた自分の考え方とこの本で述べられていることがしっかり同期して、自分が新たなフィールドへいざなわれているような気になる。この本と出会えたことはウェブ進化論からのつながりで、ある意味偶然かもしれないがこの考え方の同期はいつかは自分が次のフィールドへ移る際の必然だったのかもしれない。

この本はインターネット上で起きているGoogleを中心とした、いわゆる web2.0 の潮流を紹介しつつその環境が既存の企業、経済圏、個人に及ぼす影響を紹介している。この環境変化/環境提供によって個人が個として確立していく生き方や考え方を強く提唱している。これは単なるインターネットで起きている無限の可能性についての解説ではなく、個人が個人として何を考え/信じ/意志として持つかという、生き方そのものを実践的に述べている非常に人間的テーマを扱っている。筆者自身「何を経験し実践してきた」と「何を思い/考えてきたか」を具体的に紹介しているので、単なる聞こえのいい言葉の羅列ではなく非常に高いレベルでの思想と実践を促している。それが読んでいる自分自身の思想/実践と照らして、「もっともっと」と刺激されるのである。

仕事上、今まで自分が模索してきた個としての仕事に対する考え方は時を経るごとに/転職を重ねるごとに変化してきている。NTTに新入社員として入社した1999年はまだ大企業=安定のイメージで、そこに勤めることが人生のステイタスだったと思う。その後3.5年して、「このままの自分では世の中に通用しない人間になってしまう」という危機感のもと縁あってインターネット総合研究所に転職してそこから個としての転職人生が始まるわけだが、どこかで「会社のため」と思いつつ仕事をしてきた意識が徐々に薄れてきている。今はっきり思うのは結局は自分が何を思い/どう振舞いたいかが全てで、結局個人のスキルやパフォーマンスが組み合わさってサービスや製品が作られている。それ以外の組織のためとか上司には心象良くのようなものは本当に大事なものでもなんでもなく、個が確立され自信を持って質の高いパフォーマンスできていればどうでもいい。

ただ、個として確立できるためにはトータル的なスキルセットが必要で、

  • 問題解決能力
  • 決断力(速さ)
  • コミュニケーション能力
  • 得意分野 : エンジニアであれば実践できる専門分野、マーケッターであれば詳しい業界

これが不足分なく持っているかが前提になる。

あとは本当に一人になった時に誰にも頼らず全てをかかいこめる覚悟とそれを解決しようとする強い意志が必要かとも思う。

こんなことを昨年から考え、また実際仕事で一人で判断し、実践してきた経験をもとに思ったことは、自分自身のスキルを全て使った時に何が起こせるか、何が得られるかやってみたいということだった。そのためにはインターネットで個人として自分自身をしっかり確立させる必要性を考え、このブログで深海寛信という実名とプロフィールとして職歴をオープンにした。

これからさらに自分自身の判断で生み出したモノをこの世界に出していこうと思う。その良し悪しや変えるべきものはインターネットの向こう側にいる人たちが教えてくれるかもしれない。そういうチャレンジと自分自身の全てをささげるためには次のフィールドに立つことがどうしても必要だという結論を出した。

それはあまり時間をかけずにそのフィールドに立ちたい。やはり思ったその時に手が動いていなければどんどん陳腐化してしまう世界なので。インターネットの世界で実践的にプレイできる年齢の制限はやはりあると思っているので、自分自身に残された時間は少ないといつも思う、いつも焦っている感覚が付きまとう。そういう意味でも最後のフィールドになるかもしれないこのチャレンジを楽しみつつやっていきたい。

この本は自分を完全に一人でパフォーマンスしていくことを決断させてくれたいざないの書。次のフィールドで生きていくための実践書。これからつまづいた時には何度もこの本を読み返し、自分の意識と行動を見つめなおすことになるだろう。

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時間の使い方を整理してみる

一日は24時間の有限。これをいかに自分らしく過ごせるかがこれからすごく大事になってくる、とは思っているが現実はなかなか思ったように時間が取れていない。

どうにかしたいけど、まずは現状を知るために時間の使い方を円グラフにしてみる。

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平日は出勤+仕事で一日の50%以上を占める。出勤時間もバカにならない。あらためて仕事時間の依存度の大きさを実感。

これを土日版を作って、1週間の合計を出してみる。平日x5+土+日 で計算。

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睡眠は端数を足したので多めになっているし、あまり削るとパフォーマンスに影響が出るのでまぁ良し。やっぱり、出勤+仕事で40%弱で多くを占める。家族と過ごせている時間は1週間を通じてみると本当に少ない。一緒に朝ご飯を食べることでいくぶんかフォローできているか。

やることを決める前にやめることを決める、と梅田望夫さんは言っていたけど、時間を客観的に見る限りこの出勤時間と仕事時間が今の自分にとっては削りやすい部分になっている。前提としては、仕事時間≠本当に自分のやりたいこと があるからなのだけど。

これからこの時間の分布がどうなっていけるかが結構大きなカギだと思っている。5ヵ月後くらいにまた作って比べることにする。

Google insights を使ってインターネットキーワードを軽く分析してみる

Google insights なるものが出たらしく、どうも Google Trends を踏襲しつつ見やすく、使いやすくしたもののようだけど、さっそく使ってみる。

総数は分からないが、年代とその単語が流行っている国がランキングされるので、本当にグローバルに盛り上がっているものと日本でしか実は盛り上がってないものが分かって結構いい分析になるのではと思う。

いくつか出してみた結果を以下に示す。

web2.0
実は日本がトップでアジア系が独占。シリコンバレーでは早々具体的言葉に置き換わっていったのでは?

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blog
日本では “ブログ” とカタカナで書いてしまうケースが多いのでランキングされないのかも。ベトナム、フランスというあまり関連の見られない国が上位なのが面白い。

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wiki
日本独自のwikiも結構前から使われていることからも日本がトップ。最近のダウンが気になるところだけども、傾向としては順調に盛り上がってきている。日本では息切れしている感はあるかと思っているけど。

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mashup
これもカタカナで書いてしまうからか。ただ、いえるのはコレが実はアメリカでは盛り上がっていること。2位の韓国もインターネットの利用が日本より当たり前に使うのでうなずける。日本はもう少しインターネット上で何かを作ることを当たり前に楽しむ文化がないと、ここら辺と張り合うにはきついかも。

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しかし、このサービスをちゃんと使うとちょっとしたwebマーケティングもさくっとできてしまうので、統計データだけを加工してコンサル費稼いでいたようなレベルの人たちの仕事を確実に奪ってしまうだろう。

こういうデータはすごく簡単に集められるようになったので、大事なのはデータを見て何をアクションするか、考える/実行する力にフォーカスされるんだろう。

acer X223W 22インチワイドモニター

自宅PCのモニターは7年前の15インチ液晶(もちろんワイドではない)だったりして、ブラウザみるのも範囲が狭いのでスクロール回数が多めで、結構作業効率は悪かった。さすがに変え時かとも思い調べてみる。

やはりワイドだと今までより縦幅が欲しいので22インチに、予算は¥2.5万以下。価格.com の評判でも結構満足度高かったので、acer X223W に決定。グレアパネルものの P223Wd は高めだし自宅で使う際には天井の照明からの距離が近いので反射を懸念してやめにした。

[rakuten:dtc:10018424:detail]

ツールでチェックしたらドット落ちもなさそうだし、細かい調整をしなくても満足できる映りかたなので慣れもあるだろうからこのまま使ってみる。さすがに横に広いので、今までのようにフルにブラウザ表示させなくてもOK。左にブラウザ、右にテキストエディターみたいにするとweb作りには結構効率いいなぁ。

確かにレビューに多かったようにこの値段でこのパフォーマンスだったら確かに買い!満足度高い。いい買い物でした。