ロングテール

クリス・アンダーソンのFREEは読んだのだけど、実はその元の位置づけとなるロングテールはちゃんと読んだことはなかった。

ロングテール(アップデート版)―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 (ハヤカワ新書juice)

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この本はおなじみのロングテール曲線についての解説ではなく、ロングテール曲線を描けるサービスが実際に存在したことによって、従来のヘッドの部分だけを見ていた者たちが衰退していく傾向にあることを解説している。そういう意味では世の中の大きな変化を具体的に見ながら解説してくれている本と言える。様々なデータや分野から実例を示しながら細かく解説しているので、ロングテールが及ぼすインパクトを概念的でなく実感として感じやすいだろう。

ロングテール自体の意味は他の本でも紹介されているので概要は理解していたが、世の中へのインパクトはどんなところにあるのかを理解したい場合は、やはりこの本を読むことで得られると思う。

ロングテール曲線の詳細について知らなかったこととして、あのおなじみの曲線は、テールの先の方に行ってもミクロの範囲ではロングテール曲線を示している、というのは面白いことだと思った。結局、人の好は限界がなく、数は少ないながらもニッチなものが永遠と続いていく。

読み終わって思うのは、映画・音楽・テレビ(民放は特に)に携わる人達はこれから大変だなぁと人ごとながら危機感を感じる。特にマーケティングという立場にいる人達にとっては、従来とは正反対の考え方に変化することを求められていのがはっきりしているということだ。これを自覚しているマーケティング担当者は青くなって勉強し直すのだろう。残念ながらまだ考え方を入れ替えられていない自称 or 従来のマーケティング担当者の方が圧倒的に多いと思うけど。

結局、特定の作品なりをオススメとして露出を増やして売上をあげる。という方法はもう効果が上がらないし、今後は下がる一方と分かっている。そもそも作品を特定するのは売り込む側から購入する側であるユーザに権利が移ったので、「オススメする」から「ゆだねて選んでもらう」というスタンスに変わる必要がある。だから正反対の考え方が必要。

ユーザが「自分の好みの作品を選んで買う」いうこの状況はすごく健全で、本質的なことだと思う。今までは環境がなかったことで、特定の情報だけを選ぶために選別する人が売る側に必要だっただけだ。

ユーザは逆にオススメを鵜呑みにせずに、自分は何が好きか、どんなものを求めているかを考える必要がある。この視点の延長で、自分の振る舞い方と照らすべき、良い文章に出会えたので引用する。

確かにネット上に完全に信頼のおける情報というものはないので、どれだけの情報源にあたって最終的な判断を下すかは本人次第だ。だから何が正当かは当然決まっているとか、絶対に間違えない組織があると信じて自分を甘やかす時代は終わり、混沌とした情報の渦の中で調べて考えることを要求される —-そうすれば報われる—- 時代が来たのである。

クリス・アンダーソンはネットに生きているなぁと思う。こういう生き方・振る舞い方に直接響く文章は本当に良い。言い切れることも素晴らしいし、実はネットに対するこういう筋の通った文章を提示している人は本当に少ないと思う。

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「分かりやすい表現」の技術

なんとなくタイトルに惹かれて、捨てられそうになっていたこの本をもらって読んでみた。

「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール (ブルーバックス)

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豊富な「分かりにくい」例を示しつつ、分かりやすい表現をするための16個のルールを提示している。ページ数は少なく分かりやすく端的に述べられている。

新鮮だったのが、「分かる」ということを科学的に説明している部分だった。

いくつかの言い方をしているので、転記しておく。

「分かっている状態」と「分かっていない状態」の違いは、情報が脳内の整理棚にしまわれているか否かの違いです。

「分かる」とは、新しい情報の構造に関して、自分がすでに知っている情報の構造と照らし合わせ、それと一致するものを認識することです。

「分かった」と思うのは、抽象化によって一つの共通グループを形成したり、またはすでに形成済みのグループに新しい事柄を所属させる、つまり整理棚の一区画にしまい終え、安心できた時です。そのとき「分かった」「納得した」と感じるのです。

あまり自分で「分かる」ということを自覚したことがなかったので、良い発見だった。

分かりやすさを強く意識するのが、スライドを使ってプレゼンテーションをする時かと思う。16個のルールに照らせば、スライドの組み立て方に具体的に参考に出来そうだ。でも、スティーブ・ジョブズの数字しか書いていないスライドを見せるような、見る側の想像力をかきたてるようなテクニックにとはまた別で、純粋に分かりやすく説明するための心得として書いている。

今後、ドキュメントづくりや相手に話す時にでも活用できるとよさそうだ。

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診察終了と今までのまとめ

この日で矯正歯科に通うのは最後となった。

上下の歯型を取られ、あとはリテーナーを作り直したいときや洗浄したいときにこちらから連絡をすることになるらしい。リテーナーをつけ続けるかやめてしまうかはこちら次第ということで、もう自由に決めちゃってくださいということらしい。

なので、定期的に通うのは終了で普通に過ごせていれば何も無し、ということで終了。リテーナーにして2年間くらいがチェック期間としているようで、予定通りに終了となった。

本日の精算 : チェック料 ¥5,000

リテーナーを長時間外していると前よりも動く量は減ったが、やはり戻りやすいので引き続き食べる時以外はつけていようと思う。今年一杯くらいこのペースでつけていれば動かなくなってくるかなと思っている。

通うのはすべてが終わったので、今までのまとめをしてみようと思う。かかった金額の合計と期間を表にしてみた。

期間 内容 金額 通院回数 memo
4ヶ月: 05/11/22 – 06/03/12 検査・準備 ¥67,180 7回 内2回¥14,130 は歯科医院での永久歯の抜歯
1年10ヶ月: 06/03/18 – 08/01/05 ワイヤー器具 ¥693,000 22回 -
2年3ヶ月: 08/01/19 – 10/04/06 リテーナー ¥105,400 11回 -
総合計 トータル期間: 4年4ヶ月 ¥865,580 40回

まとめで分かったこと書いてみる。

  • 総合計金額は最初に80万くらいと聞いていたので若干オーバーしたが大体あっていた
  • 次回予約時に候補日の中からなるべく遠い日付を選べば数回分 x チェック料¥5,000は減らせただろう
  • 矯正は通う回数ではなく期間とその時の状況によってやるべき内容を決めていくので、回数を減らせばその分金額はかからなくできる
  • 通う頻度は以下だった
    • ワイヤーを付ける前は2週間ごと
    • ワイヤーを付けている間は4週間ごと
    • リテーナーにしてからは3ヶ月ごと
    • 頻度は下がって時間の確保は楽にはなっていく
  • ワイヤーの期間が2年弱というのは早い方らしい
    • ただ早くワイヤーを外してしまうと元に戻りやすい懸念も出てくる
  • 期間としては4年以上。結構長かった
    • 引越してからそんなに通う回数がなかったのが幸い
    • 引越しや転勤がなさそうな事も矯正を始める条件になるかと思う
      • 通うのが厳しくなった際は近くの矯正歯科を紹介してもらって引き継いでもらうようだが、せっかく選んだところが変わるのは心情的にない方がいいと思う。
  • どこまで歯並びを変えたいかは自分が決める。それによってワイヤーを付ける期間と抜歯する or 隙間を削るなどの方法が変わってくる
  • リテーナーをいつまでつけるかも自分が決める。やはり最後は自分の判断。

今まで歯科矯正に通った履歴は全てこのブログの[歯科矯正]カテゴリーに記しておいたので、これから矯正を考える方の参考になればと思う。

シリコンバレーで起業しました。本当のチャレンジの始まり

サンフランシスコ滞在中の3/22に、id:keikubo とアメリカで起業しました。

2009年2月よりShakeSoulという自分の会社を作ってやってきましたが、ひとまず開店休業状態にして、今回作った会社でシリコンバレーベンチャーとして、今後すべての時間を使っていくつもりです。

シリコンバレーベンチャーとしてどこまで行けるか、成功/失敗はっきりするところまで、やれるところまでやってみるつもりです。

今回シリコンバレーに挑戦する事を決めたのには去年からの流れがある。

昨年に自分の会社を作った目的は、やりたい分野でやりたいレベルの仕事をやって食べていけるかの実験をするためだった。やってみた結果、顧客を開拓するところから始めてある程度売上を得られたので、この実験は成功したと思っています。

次のステップとして2010年はどうしていこうか考えていた時にやはり、本当にやりたい事だけをやっていく段階に入りたいと思った。

今までは主に受託の形態で、ある特定の顧客向けにシステムを構築したり何らかの付加価値を与えていくが、これは特定の顧客への依存度が大きく自分の思い描くものは実現できないです。

この依存度をまったくなくした状態が本当に自分のやりたい事になるはずで、外部要因に左右されずにネットサービスを作り拡大することだけに邁進することこそが、自分としての最終的な理想の段階だと思っていました。具体的にはやはり、id:keikubo とアイデアを固めてきていたサービスをベンチャーとして提供し、Exit目指すことだと思いました。そして、今回シリコンバレーベンチャーとしてチャレンジするスタートを切りました。

自分の想定よりもだいぶ早いのですが、今回の起業はまるで何かに誘われているかのように偶然や幸運によって実現できたと思っています。

ちょうど1年前にJTPA主催のシリコンバレーカンファレンスに参加して、またこの地に来てベンチャーとして勝負できたらいいなぁと漠然に思っていたけれども、まだ自分の会社を作って実績が作れていなかったし、まずは1年後くらいからシリコンバレーとの関わりを徐々に作っていければいいかなぁくらいのゆるい希望を描いていたくらいでした。

id:keikubo に梅田望夫さんオフィス訪問で同じグループになっていなかったら、サービスのアイデアを交流することもなかったし、彼と一緒にやろうと決めることもなかっただろう。彼がいなかったらそもそも会社の登記すらできなかった。(起業の仕方はWebページから終わらせることが出来ていたって簡単だけれども、Social Security Number が必要だったりと、住んでもいない日本人がいきなりアメリカに会社を作るのは難しい。)

自分にはビザの問題が大きくあり、1月に self employ に対して H-1B を発行するのは NG という方針が出たこともあり、日本からシリコンバレーベンチャーを目指す環境はますます厳しくなってしまっている。それ以外にも英語、プログラミングなどなどたくさん補わなくてはいけない部分は多いと実感する。

今まで転職を重ねながらステップアップして、会社を作ってと幾つかの節目でチャレンジをしてきたけれども、今回のチャレンジは今までで一番大きくリスクも高いものになるだろう。まったく新しいステージで新しい振舞い方が求められると思っている。

この大きなチャレンジによってひとついい結果が出せればいいと思うし、この新しいステージでの経験が自分を豊かに大きくしてくれればと思っている。

Amazon EC2 Auto Scaling をもう少し詳しく見てみた

以前、Auto Scaling について触ってみた内容は以下のエントリーで書いた。

Amazon EC2 新機能 Monitoring, Auto Scaling and Elastic Load Balancing を一通り触ってみた – つれづれなる・・・

それ以降、実際に使ってみて、正しくない部分に気づいたので、前のエントリーの修正をしつつ追加で分かったことを含めて書いておく。

Auto Scaling の設定手順をまとめてみる

Auto Scaling の設定はいくつかの設定を依存させて動作させているので、その整理を行う。

設定すべき内容は以下3つになる。

  1. launch-config
  2. auto-scaling-group
  3. trigger

順番に設定する必要があり、依存関係は launch-config > auto-scaling-group > trigger となっている。

それぞれについて解説する。

launch-config

自動的にインスタンスが起動する際に必要な項目を設定する

  • 設定する項目</p>
    • LaunchConfigurationName: 名前
    • AMI: 立ち上げたいAMIを指定する
    • key pair: 必須ではない設定項目だが、これを設定しないと key を使った ssh login ができないため、設定した方がいい
    • security group: 起動したインスタンスに適用する security group
    • instance type: 起動するインスタンスのタイプ smallとかlargeとか
  • 作成するコマンドは、as-create-launch-config
  • 例:

Amazon EC2 Elastic Load Balancing をもう少し詳しく見てみた

Amazon EC2 の Elastic Load Balancing について、最初にまず触ってみたことは以下のエントリーに書いた。

Amazon EC2 新機能 Monitoring, Auto Scaling and Elastic Load Balancing を一通り触ってみた – つれづれなる・・・

(このエントリーで分かったことを元に修正しています。)

この時に疑問に思った点とか新しく気づいたことをのせます。

Load Balancer からのヘルスチェックがHTTP GETに対応していた

今までは単なるポートレベルでのチェックだったのが、html指定できるようになっている。

Amazon Management Console から Load Balancer の設定ができるようになっているが、ヘルスチェックの画面でHTTP用にURLパスが設定できるようになっていた。

「Ping Path」という部分が該当する。デフォルトは「index.html」になっている。

f:id:d_sea:20100308123659p:image

ちなみに、プルダウンを「TCP」にすると、「Ping Path」が消える。HTTP以外で単純にポート番号に対してヘルスチェックを行う場合はこっちで設定する。

f:id:d_sea:20100308123658p:image

Load Balancer のヘルスチェックは AWS のローカルネットワーク内から任意のインスタンスで行われていた

通常、security group に最初に設定されている default には全てのポート番号に対して source IP address に default group が設定されている。これで自分が立ち上げたインスタンス間の通信は何でも通って、外部からのアクセスからは守られる状況が簡単に作れている。

Amazon Management Console からは以下の画面で分かる。

f:id:d_sea:20100308160819p:image

Elastic Load Balancing を利用するときに悩ましかったのが、ヘルスチェックパケットを送ってくる誰かは default group に該当しないらしく、Security Group でアドレスを追加して accept する必要があるけども、ヘルスチェックパケットを送ってくる source IP が画面上やコマンド上では分からないこと。

Web用で利用するときは、0.0.0.0/0 で開けてしまうので問題ないのだけど、例えば MySQL のレプリケーションのスレーブ複数台を分散するために使いたい場合は any であけるのは、これはセキュリティ的によろしくない。

実際、どの source IP から送ってくるのか tcpdump してみた。

  • ヘルスチェックはHTTPのデフォルト値を採用
  • 起動したインスタンスで tcpdump を実施
  • 作成した Load Balancer は web-load-balancer-833540296.us-east-1.elb.amazonaws.com(IP address:184.73.238.21)

FREE フリー からお金を生み出す新戦略

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

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今、日常過ごす上で利用しているネットサービスは Gmail、Evernote、Remember The Milk、Googleカレンダー、はてなブックマーク、Twitterなどなど色々あるが、そのうち半分以上は無料で利用している。本当は課金しなくても利用出来るものもあるけど、開発者への感謝の意味も込めて課金ユーザになったサービスもある。

これらのネットサービスを利用している時には気にしていないけれども、ちょっと立ち止まって考えてみると、これだけ便利で豊富な機能を持つサービスを無料で利用できるなんて昔では信じられないくらい結構すごいことだと気づく。なんでそんなことが出来ているんだろう、と不思議に思う。

この本はその不思議について解明している本だと言える。

インターネットの力で大きな変化が確実に起きている。この大きな変化を説明している本は実は少ない。テレビ、雑誌ではまったく出てこない。いまだに日本のテレビは、よく分からないものとしてインターネットそのものを正面から捉えようとしない。そいういう意味でこの本を今読むことは貴重だ。

自分にとって大きな変化を確信づけた最初の本は「ウェブ進化論」だったわけだけど、この本もそれと同じ位置づけになる。同時に30際以下のネット世代の人にこの話しをしても、しごく当たり前のこととして扱われてしまうだろう。これも「ウェブ進化論」と共通している。これも1つの面白い現象だと思う。

「ロングテール」でも思うのだが、クリス・アンダーソンはこの不思議に思う個々の現象から、大きな流として捉えるのがうまい。現役の経済学者が真っ先に論じていないところが面白い(おそらく既存の知識や文化に埋没すると新しいものが受け入れがたくなる。それだけ新しい変化は新しいものが生まれる可能性を広げやすい。)。そいういう意味ではクリス・アンダーソンはネットの最先端の経済学者だと思う。主な実務は編集長だけど。

この本はネットサービスにとどまらず、過去無料で提供してきたあらゆるものについて解説している。なので、ラジオや雑誌、テレビについても歴史を踏まえつつ紹介している。

この本で述べられている主な点は以下。

  • 21世紀の新しいフリーの形が生まれた
  • 新しい形のフリーはまったく新しい経済モデルになる
  • デジタルのものは必ず無料になる
  • 著作権の保護の仕組みはいつかは壊される
    • なぜならデジタルのものはフリーになりたがるから
    • 保護するのではなくフリーにして流通させることをすすめいている
  • サービスの運用コストが非常に低いので、数%の有料ユーザによってサービスが成り立つことが可能

なぜ、デジタルは無料になっていくのかというと、CPU、ストレージ、通信帯域の能力が上がり続けている背景がある。その根底にはムーアの法則があり、その法則の確実な実績によって必要なコストがどんどん下がり、ユーザ一人当たりのコストは無視できるほど小さくなる。ということだ。

この本でも述べられている通り、フリーは魔法のツールではないのでそれだけでは成功しない。デジタルにおけるフリーを活用して、どうやってお金を生み出すのかというのは、それを活用しようとする人たちの知恵に掛かっている。実際Googleは Adwords、Adsense という広告と結びつけることによって大きな富を生み出した。

紹介されている多くの事例から思うに、これは従来のマーケティングの感覚で発想するのは不可能で、デジタルへの絶対的な信頼と発想するセンスが必要かと思う。これは新しいスキルなんだろうし、実際Google、Amazonにはそいういう発想ができる人間が揃っているのだろうなぁと想像できる。

この新しいセンスを身につけるには、ネットサービスを実際運営してみてユーザ動向を感じるところからなのだろう。新しいものは学問として学ぶよりも実際の現象が教えてくれることから始まると思うし、まさにインターネットはそんなことの連続をいくつも起こしてきた分野だと思う。

ネットは飽和したとの指摘もあるが、この新しい考え方を実践するのはまだまだこれからで、市場へ与えるインパクトの可能性はまだまだありそうだと感じられた本だった。

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期が終わった後の法人税・地方税の申請の仕方

会社にまつわる色々な事務処理は一通り体験しておきたいと思っていて、会社設立同様、期が終わった後の税金の申告も自分でやってみた。

最初の申告なので、税務署や都税事務所で何も書かない状態で持っていって教えてもらった。両方とも親切に教えてくれた。

今現在、連絡がないので受領されたのだろう。として、今回をOKなパターンとして何を行ったか残しておく。

税務署

ペラペラの透けた紙の呼び名は分からないので、(添付資料)としている。

  • 提出した書類</p>
    • 別表1(1) 事業年度分の確定申告
    • 法人事業概況説明書
      • 表面のみ記述、裏面はめんどい項目だったので書いていない
    • 別表2 同族会社等の判定に関する明細書
    • 別表4 所得の金額の計算に関する明細書(簡易様式)事業
    • 別表5 利益積立金額及び資本金等の額の計算に関する明細書
    • 別表5 租税公課の納付状況等に関する明細書
    • 別表15 交際費等の損金算入に関する明細書
    • (添付資料)役員報酬手当等及び人件費の内訳書
    • 決算書
      • 弥生会計から決算の出力されたエクセルを印刷
  • 用意しておいたが提出しなかった書類</p>
    • (添付資料)預貯金額等の内訳書
書き方
  1. 別表2 同族会社等の判定に関する明細書を書く</p>
    • 会社の株式について書く
    • ウチの場合は100%一人が持っているので、同族会社に丸をする
  2. (添付資料)役員報酬手当等及び人件費の内訳書を書く
    • 役員の情報と1年間に払った金額を書く
  3. 法人事業概況説明書を書く
    • 決算書より主要科目の金額が埋められる
    • あとの項目は会社の状況に応じて書ける
  4. 別表15 交際費等の損金算入に関する明細書を書く
    • 決算書の経費の部分より交際費を記述する
    • 損金不算入額を算出する
      • 計算式を見ると、損金不算入額は税金算出の対象にするための金額のようだ
  5. 別表4 所得の金額の計算に関する明細書(簡易様式)事業を書く
    • 決算書上の税引前当期純利益金額と上記で算出した損金不算入額を記入する
    • 上記2つを足し算したものを記入する。これが所得金額になる
  6. 別表1(1) 事業年度分の確定申告を書く
    • 上記で算出した所得金額を書く
    • 法人税額の計算の項目で計算する。税率をかける前の元となる金額を算出する
    • この時、1年未満の場合は数えで月数を数える。ShakeSoulの場合は2/2設立で2月も数えるので、11/12 となる。
    • 法人税額を算出する。たくさん稼いでなければ、18%をかける。法人税額が決まる。
    • 差引確定法人税額まで書ける。下二桁は切り捨て。

結局、この差引確定税額が納める金額になる。支払いはその場になるので、事前に会社の口座からおろしておく必要がある。

都税事務所

  • 収めた税金</p>
    • 法人都民税</p>
      • 法人割額
      • 均等割額
    • 法人事業税・地方法人特別税
    • 所得割額
    • 地方法人特別税額(昨年から実施されている特別税、来年以降どうなる変わらない)
  • 提出した書類</p>
    • 第六号様式
    • 領収証書
    • 第六号様式別表四の三 均等割額の計算に関する明細書
  • 提出していない書類</p>
    • 基準法人所得割額及び基準法人収入割額に関する計算書
書き方
  1. 第六号様式別表四の三 均等割額の計算に関する明細書を書く</p>
    • 事務所の住所と従業員を書く
    • 事務所等を有していた月数は1ヶ月未満は切り捨てになる。ShakeSoulの場合は2/2設立で2月は数えないので、10月となる。法人税の計算の時と逆になる。
    • 均等割額の計算を書く。事務所は1箇所で従業員数50名以下ならば、税率(年額)は7万円になる。1年に満たない場合は上記の月を反映して、10/12する。この金額が納付すべき均等割額になる。
  2. 第六号様式を書く
    • 所得金額総額に法人税で計算した、所得金額(税引前当期純利益金額+損金不算入額)をそのまま書く
    • 下3桁を切り捨てて、税率2.7%をかけた金額が所得割の事業税額(太枠)になる。
    • 上記算出した事業税額に81%をかけたものが地方法人特別税額(太枠)になる。
    • 法人税として計算結果してある金額を法人税額に書く。
    • 上記法人税額に17.3%かけたものが法人税割額(太枠)になる。
    • 均等割額の計算に関する明細書で算出した均等割額を均等割額(太枠)に書く。
  3. 領収証書を書く
    • 法人税割額、均等割額を記入し、合計を書く
    • 所得割額、地方法人特別税額を記入し、合計を書く
    • 最終の合計額を書く

合計額の金額が納める金額になる。支払いは都税事務所内の銀行で納めるので、事前に会社の口座からおろしておく必要がある。

こういう事務処理は誰がやっても基本できなくてはいけない仕組みなので、外部を頼るというよりかは正しいやり方を理解できていればいい。しかし、やり方を正しく解説された書類はWeb上の結構探したけど用意されてないなぁ。なので、会計事務所の仕事が減らないということもあるのだろう。レガシーな世界だ。

AVATAR を IMAX でみてきた

映画を観るのは数年ぶりだったけど、話題の「アバター」にみに行ってきた。

最初は観るつもりはなかったけど、映像がすごい!と聞いてどんなもんかと気になったことと、仕事でバーチャルコミュニティをやっていると「アバター」という響きをよく使うので、どんな意味で使っているのかも気になって行ってみることにした。

どうせみるなら3Dで良いものを、と思って IMAX でみることを決める。川崎のIMAXシアターの座席をネットで申し込んで、当日はクレジットカードを発券機に読ませて発券。チケットを買うために受付に並ぶことと比べると、実にスムーズにできるもんだ。ちなみに故障中の発券機を見るとWindowsXPのロゴのスクリーンセイバーが動いていたので、Windowsベースのアプリで動いているらしい。

アバターを見た感想としては、以下。

  • ストーリーとしてはよくあるパターンで、正対悪の構造で最終的に正が勝つ
  • とにかく映像がすごい!!
    • 現実ではありえないアバターがリアルな存在に思えるように、生々しく見える
    • どっからがCGで、どこからがリアルでというのがまったく分からない
    • 人間のシーンはスタジオで撮っているのがわかるけど、アバターと人間が絡むシーンとかがまったく継ぎ目が分からなかった
  • とにかくどう映像を作り上げたのかが気になる
    • 人間とは体格が異なるアバターが本当に生き物のように躍動している様子は驚いた
    • 同じように人間と顔のパーツの比率が異なるのに、表情豊かに見えるのも驚いた
  • 映像が濃い状態が2.5時間以上上映されるのですごく疲れた。感覚としてはお腹いっぱい以上、120%だった。
  • さらに3Dなので、奥行きの情報も加わって映像の情報量が本当に多い

ちょっと作り方へのネタバレだけど、メイキングの動画があったので見てしまった。顔専用のカメラを設けてモーションキャプチャーしたところが表情の表現を豊にしていて、これが新しいんだろうな。その他、CGとリアルの切れ目も少し分かった。しかし、これは膨大な仕事量だなぁ。何人関わって、いくら使ったんだろう。

YouTubeでもあったけど、以下が画質も良かった。

http://seqmag.com/2010/01/making-of-avatar/

見終わった後は、これでもか~の映像の情報量に耐えられず、頭痛がしてしまった。多分3D酔もあるのだろうけど。もうお腹いっぱいで食べれないところにまだ詰め込まれたので、体が耐えられなかったんだろう。

これは今までの映画の概念が変わったなぁ。どれだけの仕事量をかけてこの膨大な映像を作り上げたのだろう。自分の想定をはるかに超える映像の量を作ることが実際に出来てしまっていて、見る側の体力をも奪うほどの情報量を与え続けることを可能にしてしまっている。

映画というものはここまで大規模で映像品質の高い領域に入っていったのだなと思った。これは今までなし得なかった新しい領域を開拓したことになるのだろう。この領域に入る映画は今後も出てくるだろう。

今度映画を観るときは体調を万全にした状態で行こう。観る側も心して準備しなくてはならない領域の映画だ。

終了間近

いつもどおりに、チェック。引越してからこの地に行くのに1時間ほどかかるので結構つらい。こんな時でないとここまで来ないなぁ。

口の中の写真を撮られる。矯正を始めた頃に比べてかなり変わっているんだろう。できれば、最初の頃の写真と見比べられさせて欲しい。

今回も特に問題なく20分ほどで終了。20分のために1時間往復、、、しょうがないあと1回だし。

本日の精算 : チェック料 ¥5,000