超高齢化社会をイメージしてみる


Old People by flickr

私は第2次ベビーブームの世代。今まで同世代が多いことはなんか友だちが多いみたいで良いことだと思っていた。でも、最近はとても危機感を持つようになった。

「自分たちの老後はどうなってしまうのだろうか。」単純だが重要な疑問に答えは出ない。

総務省統計局平成25年10月1日現在人口ピラミッド

http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2013np/

これは平成25年10月1日現在の人口ピラミッド。これが現実。

第2次ベビーブーム世代である40歳前後を頂点に減少し続けている。生まれてしまった数はもうどうにも操作できないので、今後起きるであろうことは想像しやすい。

国勢調査2040年人口ピラミッド

http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2010/kouhou/useful/u01_z22.htm

25年後の2040年には第2次ベビーブーム世代の65歳前後が比率が最も高くなり、それ以下の世代は徐々に少なくなる逆三角形型になると予想されている。

高齢者が最も人口比率が多い超高齢化社会になるのは確実なので、そうなった場合に今に比べて社会は変化するだろうから、どのように社会に変化が起きるか想像してみた。

基本的には 社会の基準 = 高齢者 とする変化が起きると思っている。

交通

  • エスカレーターの速度が遅くなる
  • 今よりも移動時間がかかる
  • バスや電車の時刻表作成時に乗り降りにかかる時間を増やしてダイヤ改正される

朝のラッシュ時でも同様、早く歩けないしエスカレーターが最速だと乗れない。

今よりも移動時間の見積は長くしないといけないだろう。1時間で着く予定が1時間15分くらかかるようになる。

優遇措置

高齢者優遇が無くなる。

高齢者の比率が多いのだから、高齢者=標準になる。バスの乗車券とか美術館やパビリオンの入場料の高齢者枠はなくなり「大人料金」となる。

労働

  • 高齢者労働者が激増する
  • 学生・フリーターが行っているようなアルバイトは高齢者のパートに取って代わる
  • コンビニや飲食チェーン店の店員はほぼ高齢者になる。

高齢者労働者が増える。パートの年齢制限が緩和されいろいろな仕事を高齢者が行うようになる。

今でもビル清掃員やあまり目立たない場所でパートの形態で働かれているが、今後はもっと目にしやすい部分でも高齢者が働くと思う。

安全

交通事故の増加。

現状すでに表面化しているが、高齢者の自動車のアクセルブレーキの踏み間違え、高速道路の逆走による事故が増加する。

今の免許更新の仕組みは視力検査しかしないので、歯止めが掛からない。自動運転技術がそこまで普及できるかどうかがカギ。

犯罪

ひったくり犯罪数の増加。高齢者は早く走れない

お金

  • 年金制度破綻の表面化、今まで払った分よりマイナスの支給額
  • 高齢者自己破産の増加、高齢者自殺の増加

生活

  • 高齢者用の衣服、ブランドが立ち上がり、ユニクロ内にも高齢者のカテゴリを設ける

今は商店街の渋い店舗が細々と展開している程度だが、大手アパレルも高齢者をターゲットにしたブランドや商品カテゴリを設ける。

ビジネス

  • 町医者の増加

高齢者が病院にかかる率はとても高い。病院通う数が増える。現状では足りなくなり、大学所属より町の開業医を目指す医師が増える。

  • 介護サービスの充実

現状の介護サービスの他に単身生活者、非要介護者へのサポートサービスを行う会社が増える。 現在便利屋がやっているような付き添い買い物なども高齢者ターゲットにした専用業者がビジネスにする。地方自治体からの補助事業などに指定されやすい。手堅いビジネスになる。

  • 高齢者用マンションの販売

高齢者用のマンション、老後から死ぬまで心配いらずな環境と売りに出す。 死んでしまった場合でも相続や譲渡がしやすい条件を盛り込み済み。例えば、資産としてではなく定期借家20年で設備を充実しつつ割安に見せる物件。

まとめ

人口は特定の世代を増やすことができないので、確実に変化が起きるとして構えておかないといけないと思う。

いろいろな変化が起きるが、こういった事が起きる中で施策を投じないと、現状レベルの生活や社会は維持できないだろう。

具体的施策は何だろう?創造性を働かせて考え始めないともう遅い時期に来ている。