LEAN – 初期インタビュー10名終了したのでまとめ


今回の スマートWordPressRUNNING LEAN の手法を真似て進めている。
最初はターゲットに対するインタビューから始まるが、ちょうど10名分のインタビューが終わったので、実際やってみてどうだったかをまとめる。

RUNNING LEAN と変えたところ

課題インタビューとソリューションインタビューを合わせて行った。

課題はかなり明確に意識できていたのと、最初にデモ環境を作ってしまったから、課題も抑えつつ最後にデモ見てフィードバックをもらう流れにした。

ターゲット以外にもインタビューした。

ターゲットが合っているか、という確認もしたかったので、想定しているターゲットのWPデザイナー以外にもサイト運営者、WordPressのサーバ部分の請負者、オリジナルCMSを開発されている方、WPの中の方にもインタビューした。
WPデザイナー10名を達成するためのをインタビュー終了条件にしたので、トータルのインタビュー数は14人になった。

思ったよりも時間がかかった

ターゲットとなるWPデザイナー10名のインタビューをすることを目標にして、最初の一人にインタビュー依頼してから1ヶ月くらいで終わらせたかったが、実際には以下のグラフのように7月頭からアプローチして8月末辺りまでの2ヶ月弱かかった。
Screen Shot 2013-08-29 at 8.45.19
相手の都合に依存する話しだし、普段の仕事の合間に時間を設けてもらうので急かすこともできないから、これはしょうがない結果。
RUNNING LEAN には「1週間に10〜15人と話をすることになるでしょう。」と書いてあるが、最終的には1日2人のペースになったが、最初からそんなペースでは実際いかなかった。思ったよりも時間とコストのかかる作業だということがわかった。

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人脈の豊富なキーマンにたどり着けるかがポイント

直接の知り合いにWPデザイナーは少なかったので、まずWPデザイナーと一緒に仕事をしている方に紹介してもらった。その方が WordPress コミュニティの中で存在感のあるポジションを得ている方だったので、下の図のようにその方から一気に5名紹介いただけた。この紹介がなければもっと時間がかかっていたと思う。

ちなみに図のチェックはターゲットとなるWPデザイナーさんで付いていないところはそれ以外の方。
Interview-Connections01

インタビューテンプレート紹介

インタビューはテンプレートを作って、誰に対しても同じ内容で進めるようにした。あまりスムーズに答えてくれなかった点は質問の仕方や内容を修正した。
最終的には以下の様なテンプレートになった。

歓迎

  1. WPデザイナーさん向けの簡単自由なWPクラウドサービスを作りました。このサービスがWPデザイナーさんの課題を解決するかどうか確認したいと思っています。
  2. 流れは、xxさんの日常されているお仕事への質問をさせていただいて、現状把握をさせていただきます
  3. その後、こちらが想定している課題を説明して、当たっているかどうかを確認させていただきます
  4. 最後にサービスデモをさせていただき、課題が解決できるかどうか感想をいただければと思います
    顧客情報の収集
  5. お仕事内容を教えて下さい。WPデザイナーさんは主に WordPress の見た目のカスタマイズをしてエンドユーザに収めるという形式であっていますか?
  6. サーバをセットアップすることはありますか?その際、どんなサービスを使いますか?
  7. サーバ運用も含めた保守案件はありますか?
  8. 開発環境はローカルPCでWP動かしていますか?ステージングと本番サーバを設けることはありますか?

ストーリーの伝達
現状、今回のサービスを作る背景になりますが、WPデザイナーさんには課題が3つほどあると思っています。
今からあげますので、確かのそう思うかどうか、そう思うエピソードがあれば教えていただけますか。

  1. ホスティングやAWSなどのサーバサービスはありますが、WPのセットアップは本業と離れており毎回、同じような手順を手間をかけて実施することになります。
    – そう思いますか、そう思うエピソードはありますか? # 自由に語ってもらう、追加質問は5W1H形式にしてYes/Noにしない
  2. 運用に関してはおそらくプラグインとテーマをカスタマイズと思いますので、wp-content配下のファイル更新だけ出来ればよく、サーバ障害、モニタリング、スケールには関わりたくない
    – そう思いますか、そう思うエピソードはありますか? # 自由に語ってもらう、追加質問は5W1H形式にしてYes/Noにしない
  3. サーバのスペック選定はほとんど参考に出来る項目がなく適当になってしまっている
    – そう思いますか、そう思うエピソードはありますか? # 自由に語ってもらう、追加質問は5W1H形式にしてYes/Noにしない

デモ

  1. デモする

  2. 終わったら質問がないかを聞く

  3. 今後どの部分をブラッシュアップする必要があるか把握するために質問させてください
  4. どの部分に共感しましたか?
  5. どれがなくてもいいですか?
  6. こういう機能がほしいというものはありますか?
  7. WP管理画面からプラグインインストール・バージョンアップ、本体のバージョンアップを日常的に行いますか?

価格の検証

  1. 想定している価格についてお話します
  2. DBバックアップを毎日とって、ファイルは消失可能性の極めて低いストーレジに保存します。オートスケーリング機能がつきます
  3. サービスは月額の定額制です、最もサーバスペックの低いAWS micro で初期費xxx、月額xxx円です。1年分一括でxxx円/月
  4. スケーリングで+1台増えた場合、+xxx円/月請求します。上限値は設定可能です。
  5. 払いますか?

まとめ

  1. まもなくローンチ予定です。準備ができたら使ってみていただけますか?アップデートがあれば引き続きお会いさせていただいてよろしいでしょうか?
  2. ご興味あればランディングページにメールアドレスを登録してください。アップデートをお知らせします
  3. xxxさんと同じような方、10名にインタビューをして行きたいと思っています。どなたかご紹介可能でしょうか?

うまくいかない部分が出たので修正した

課題インタビューにある、課題の説明、課題の優先順位、課題に対するエピソードを話してもらう部分は、結構つまずいたので、課題を説明した後にエピソードを話してもらうように1つにまとめた。

あと微妙な言い回しも修正した。「共感する」は話し言葉として使わないから「確かにそう思う」に変えた。

インタビューは1時間/回かかった

RUNNING LEAN では、課題インタビューとソリューションインタビューはそれぞれ20〜30分で行うことを説明していて、課題インタビューとソリューションインタビューは途中まで項目が同じなので、合わせて行えば1時間はかからないはずだが、結局1時間強かかってしまった。

思ったよりもたくさん話してくれるし、はじめてお会いした方に対して事務的にポンポン進めて短時間で終わらそうとするスタイルも嫌だったので、自己紹介もして共通項を見つけたりすることも入れたら結局こうなった。
やはりインタビューは1時間/回かかると見積もっておいたほうが良いと思う。

まとめ

RUNNING LEAN はかなり具体的に実践的にリーンな手法を示してくれるが、それがそのまま自分に当てはまるわけではない。
やってみて実際どうなるか、学習しつつその状態に適用・修正していくスタンスが必要。だから、インタビューテンプレートを都度修正したり、思ったより時間がかかっても許容出来るスケジュールにした。

自分自身がインタビュー慣れしていないことも大いに影響があると思う。初対面で失礼がないようにしつつ、核心を突く正しい質問をしないといけない。結構これは簡単なことではない。多分この初期インタビューがうまくいくための一番の要素は 質問力 だと思った。

こんな具合に、今後も LEAN な手法の実践メモを自分なりにまとめていくつもり。