「1対21」のサッカー原論 – 風間八宏



「 1対21 」 のサッカー原論 「 個人力 」 を引き出す発想と技術

現在の川崎フロンターレ監督である風間八宏さんの著書。
「足元への強いパス」というフレーズがサッカー時期に紹介されていたことと、風間監督以降のフロンターレのサッカーの志向が面白くなってきているのを感じたので、読んでみた。

この本は2010年初版でまだ風間監督がフロンターレに就任する前のテレビに良く出ていた頃に書かれたかと思うが、現在のフロンターレが志向している「足元への強いパス」の提示もされていて、風間監督のサッカー志向に触れることが出来ると思う。

基本的にはサッカーは個人戦術がもっと重要で、その個人力の向上が組織的な向上につながるという考え方のもと、個人的な基本テクニックの説明から育成環境まで述べられている。
2分の3は個人的な基本テクニックに割かれているので、現在サッカーやフットサルをされていて、もっとうまくなりたいと思っている人にとっては、ためになると思う。
細かなテクニック集ではなく、根本的なサッカーへの考え方、「止める」「蹴る」「運ぶ」「外す」の基本要素への実戦的解説、その重要性について述べるスタンスなので、私のような週1回フットサルやっている程度の初心者でも十分楽しんで読めた。
風間八宏というサッカーに関わる人間の一つの一貫したサッカーに対する志向集とも言える。

この本で述べられていることをおそらくフロンターレで今実践されているのだろう。
これらの考え方に触れたことのない選手は、大いに刺激を受けて楽しんでサッカーができているのかもしれない。
フロンターレの今のサッカーとこの本を照らすと、また一つ面白い観戦の仕方が出来るだろう。

サッカー好きで自分でもうまくなりたいと思っている方々におすすめな本。