2010年を振り返る


2009年も振り返りをして、1年間を俯瞰して記録しておくのは大事だと思ったので、2010年も残しておく。

2010年はシリコンバレースタートアップを実際始めたという点では、自分の人生の中で大きな転換点だろうしこれはちゃんと残しておきたいという気持ちもある。

1月

  • ShakeSoulとしてコミュニティーエンジン(CE)との3Dバーチャルコミュニティのプロジェクトを2009年から継続して行う
  • id:keikuboとアイデアを練ってきたサービスをシリコンバレースタートアップとしてスタートさせる具体的動きを始める
  • シリコンバレーでオフィスを構える手段として、JETROのインキュベーションプログラムの審査を受けるように準備をすすめる
    • インキュベーションプログラムは2010年度で終了予定。新たなプログラムが4月から開始されるらしい。
  • JETROとコンタクトをとる

2月

  • ShakeSoul, inc設立後、1年が経過
  • JETRO審査会、結果的に合格しシリコンバレーオフィスを構えることができた
  • 末日でCEとの契約が終了。関わったプロジェクトのサービスオープンまで関われずに途中で抜ける心苦しさが残った

3月

  • 2009年末から進めていたAmazon EC2本の執筆が本格化する
  • id:keikuboとサンフランシスコ空港近くで合宿。オンラインでfluxflex, incをデラウエア州に設立
  • ShakeSoulの仕事を受けることをストップし、fluxflexにフルコミットして時間を使うことにする

4月

  • シーズン終わり間際に家族でスキーしに行く。9年ぶりにスノボーしてわりと滑れた
  • JAWSユーザ会のライトニングトークではじめてfluxflexのコンセプトを発表する
  • 4年間通った矯正歯科が終了
  • 6月からの渡米に向けてSkype英会話スタート。5月末まで週5ペースで行う

5月

  • Tech Crunch Japanのイベント東京Campのデモピットにfluxflexとして参加
  • 2009年から一緒に仕事をさせてもらったCEが解散し、とてもビックリしたと同時に、小さな会社を継続させていくために何が必要か考え気づけたこともあった

6月

  • fluxflexシリコンバレーオフィスを立ち上げるためにサンノゼに渡米する
  • 渡米後1週間でアパートを探し、keikuboと一緒に暮らす
  • オフィスで開発を進めつつ、現地の日本人を中心に人脈を広げアドバイスをもらう
  • シリコンバレーの日本人コミュニティの小ささ、スタートアップのプレイヤーの少なさを実感する
  • シリコンバレー特化ではなく、日本も同時にアプローチすることを決める
  • ワールドカップをストリーミングでリアルタイムに見る。日本よりも時差も少なくPCで見れる環境は快適だった

7月

  • 2ヶ月間の滞在予定を1ヶ月変更して、早めに日本に帰国
  • 集中的に日本のVC10社程度にビジネスプランを紹介する
  • ソーシャルアプリの開発会社10社程度にサービス紹介しつつ現状の開発環境をヒアリングする。サービスの反応からコンセプトは間違っていないことがわかる
  • 外出が多いので仕事しやすいようにアカデミーヒルズの会員になる

8月

  • 引き続きVC、スタートアップを目指す人など紹介してもらう。またひとつ人脈が広がった
  • 資金調達の動きを具体化する
  • インキュベーション数社へのサービス紹介、投資交渉を行う

9月

  • 5年以上ぶりに歯医者に行く。やはり虫歯あり、歯石が溜まっていてしばらく通うことになる
  • JAWS-UGのLTに出てfluxflexの進捗を報告
  • JAWS-UGに出たことでRightScaleの座談会に出席。RightScaleへの直接パスが出来る
  • 前の職場の人主催のBBQに参加

10月

11月

  • シリコンバレーオフィスとのコミュニケーション、現地のCloud Expoを見に行くためシリコンバレーレに10日間ほど滞在
  • 現地でJTPAのギークサロンに参加。現地の日本人ネットワークも少し広がった
  • サービスプロモーションビデオの製作開始
  • Startup Dating でライトニングトークする。ホスティング業界の皆さんから良い反応を得る
  • 最初の資金調達の投資条件の基本合意

12月

  • シリーズAAの契約がすべて完了。最初の資金調達が完了する
  • 家族をねぎらう意味で叙々苑へ

こうして振り返ってみると年の初めにfluxflexをシリコンバレースタートアップとして立ち上げることを決めて、オフィスを構え、最初の資金調達までよく終えられたなぁと思う。飲みに行く機会をなくして、時間が有限であることを意識してfluxflexに使う時間をなるべく確保しようとした。その結果でもある。

なにせシリコンバレーでスタートアップとしてやるためには何をすればいいのか、情報は得ていてもよく分かっていなかった状態だった。経験がなかったので、色々迷ったり修正したりした部分は多々あった。だから決して効率は良く振る舞えたわけではなくて無駄が多かったと思う。まぁ、Y-Combinatorのような有名インキュベーターやシリコンバレーでの経験を持つメインターがいない状態だったので仕方がないと思っている。ただ、この非効率な体験はほんとうに貴重で重要なノウハウになったので、例えば2度目の起業以降迷うことなく生かすことができると確信している。

もうひとつ大きな財産としては人脈だろう。スタートアップを実際始めることでスタートアップに関連する起業家、インキュベーター、投資家、イベンター、ライター、BIGプレイヤーのキーマンのネットワークが新しくできた。今までの人脈よりもっとスタートアップ寄りのネットワークだ。また新しいフィールドがひらけたことがとても嬉しい。

そういえば、2009年のJTPAシリコンバレーカンファレンスから帰ってきて、何をしていこうか考えたときに、日本だけの範囲からシリコンバレーも含めた仕事仕方に変えていきたいとブログに書いていたことを思い出した。その目的に対してはある程度出来たかなと思っている。

2010年の歩みが順調かどうかは今の時点では結果が出ていないので何も評価できないけれども、実際勝負の年となる2011年につなげた年としては悪くはないと思う。2011年は実際結果が出る年になるので、また同じように振り返りをしていきたいと思う。