ザ・トヨタウェイ(実践編 上)


トヨタの強さの秘密を解くのになんかヒントにならないかなと思って買ってみた。

規模が大きくなるほどスピード感とか目的意識がずれやすくなるので、成長しつづけるための考え方が知りたかった。


ザ・トヨタウェイ 実践編 (上)

著者はアメリカの学者がトヨタの現場に入ってみて、そこでの共通の考え方(=トヨタウェイ)をまとめた。それが「ザ・トヨタウェイ 上・下」(ザ・トヨタウェイ(上)

/ザ・トヨタウェイ(下)

)でこれはその実践編として後から書かれたもの。

実践編といっても「トヨタウェイ」の原則の紹介から現場の声やそれを学びに来た他社の事例などを紹介している。製造フローに視点を当てていて舞台は工場のみ。

基本的な考え方は

  • 効率的なフローを確立する
  • 目の前のスピードではなく長期的な(相対的な)スピードが上がることが大事
  • 問題はすぐに見つけられるようにしてすぐに解決する

よく聞く「カンバン方式」「カイゼン」という言葉もこの考え方から出てきたツールだということが分かる。

ただ、製造フローの細かな考え方も説明する部分もあるので、同じようなメーカの工場にいて製造フローを知ってないと難しいとこもあるから、そこは適当にすればいいかも。

トヨタウェイは文書化されたマニュアルがある訳ではなく、今まで培ってきた仕事の仕方/考え方が文化として浸透しているという点が日本的な印象を受けた。

単純にお金だけではない価値をトヨタに見出しているUS現地工場のマネージャが確かにいた。人がくるくる入れ替わることでは決して確立し得ない考え方。一度転職すると割り切り方とかがドライになりがちだけど、やっぱりそこで何を見出せるかが結構大きな比重を占めるんだろう。

考え方を知りたいだけなら実践編より「ザ・トヨタウェイ 上・下」(ザ・トヨタウェイ(上)

/ザ・トヨタウェイ(下)
)の方がいいかも。